これまで2017年モデルの27インチiMacを使ってきましたが、悩みに悩んで「24インチiMac(M1, 2021)」を購入しました。昨年12月にサブ機として「M1 MacBook Air」を購入したときは、Appleシリコンに対応したソフトが少なく仕事で使うのは不安でしたが、ここ数ヶ月でAdobeのソフトウェアが次々とM1チップに対応しました。
これによりハイスペックなIntel版の27インチiMacより、エントリーモデルのM1 MacBook Airの方がサクサク動くソフトが多くなってきたんです。M1 MacBook Airにディスプレイを繋いでメイン機にすることも考えましたが、サブ機として購入したマシンなのでSSDの容量が足りないし、ポート類も少ないのでこれまで使っていた周辺機器を接続するのも難しいんですよね。
そこで、発売されたばかりのMacBook Pro(M1 Pro or M1 Max)を購入してメイン機にすることも考えましたが、予算面を考え最終的に選んだのがM1チップを搭載した24インチiMacです。
これまで使っていた27インチのiMacよりディスプレイサイズは小さくなりますが、11インチのiPad Proがあるので、画面サイズが足りないと思った時はSidecarを使ってiPad Proをサブディスプレイ代わりに使えるのもポイントです。ということで今回は簡単に24インチiMac(M1, 2021)の全体的な雰囲気とファーストインプレッションをまとめていきます。
24インチiMac(M1, 2021)レビュー
M1チップを搭載した24インチiMacは、2021年4月に発表されました。これまでのiMacとは全く違うデザインになり、7色のカラーバリエーションから好きな色が選べるようになったことで話題になりました。
カラフルなiMacを選ぶとキーボードなどの付属品も同じカラーリングになって可愛いんですが、毎日の仕事で使うなら思考を邪魔しないシンプルなシルバーが最適だと思って、あえてシルバーにしました。
シルバーモデルだと新鮮味はありませんが、どんなデスクにも馴染むデザインでいい感じです。また、発表された時はベゼルがホワイトでいまいちだと思っていましたが、実際使ってみると意外と気にならないものですね。でもこれは、本体カラーをシルバーにしたから気にならないというのもあるかも。
デザインや機能について
これまでのiMacとは違い、四角い板にスタンドがついたような外観なので「巨大なiPad Pro」みたいだなと思いました(笑)それを感じるのはサイドからiMacを見たときです。
このように本体を横から見るとびっくりするほど薄いです。そして、めちゃくちゃ軽いです。自分が購入したモデルは4.48キロです。これまで使っていた27インチのiMacは9.44キロですからね。今回のiMacだったら他の部屋に持ち運んで使うことも可能なくらい軽いです。(配線が面倒だからやらないけど)
次はスタンドの角度調整についてです。
スタンド部分は大きくないけど安定感がありますし、角度調整の幅もある程度確保されているので、さまざまなデスクで使えると思います。
背面から見るとこんな感じです。マグネットタイプのケーブルを1本接続するだけでスッキリした見た目です。ただし、この先に大きな電源アダプタがあります。
自分が購入した8コアGPUモデルには、電源アダプタにギガビットイーサネットポートが内蔵されていました。有線LAN接続でインターネットを使っている方だったら上位モデルを選ぶのがおすすめです。
本体にはThunderbolt 3ポートが2つ、USB 3ポートが2つ、合計4ポートになります。これまで27インチiMacで使っていたUSB Type-Aを使う周辺機器を接続する場合は変換アダプターなどが必要になりますし、SDXCカードスロットなどもないので、使い勝手としては前モデルに負けています。この辺りは来年発売されるであろう、ディスプレイの大きなiMacで解決してくれるはずです。
本体右下に電源ボタン、側面には3.5mmヘッドホンジャックが搭載されています。側面のヘッドホンジャックはこれまでのモデルより使いやすくて好印象。
自分が選んだ付属のキーボードは、Touch ID付きのMagic Keyboardです。薄くて打鍵感も良好なんですが、自分は他社製のキーボードを愛用しているので、最初のセットアップが終わったら箱の中に戻してしまいました。
マウスも同じく他社製を愛用しているので、最初のセッティングで使っただけです。
ディスプレイは4.5K (4,480×2,520ピクセル/218ppi) のRetinaディスプレイです。個人的にiMacが好きな理由はディスプレイが美しいことです。難しい色合わせなども必要なく、iPhoneやiPadを使っている方だったら違和感なく使えるのもポイント高いです。
ディスプレイ、ベゼル、アゴ部分は全てガラスで覆われています。前モデルは少しだけ段差がありましたが、こちらは完全にフラットです。汚れや指紋や埃などもiPadなどのタブレットと同じようにさっと拭くだけで簡単。何より美しいです。
27インチiMacと比較
これまで使っていた27インチiMac(Intel)と、24インチiMac(M1, 2021)を並べてみました。新しいiMacは先日販売が終了した21インチiMac(Intel)と、ほぼ同じサイズになりますが、以前21インチiMacを使っていた時のように画面サイズが足りないと感じることはほとんどありません。
27インチと比較しても3インチの差になるので、ほとんどの作業は同じように使えています。ただし、動画編集作業になると横幅が少しだけ狭いのでタイムライン表示がいつもより足りなく感じます。とはいえ、全体的な印象は「24インチでも全く問題ない」と、感じています。
横から見ると、この差です!Intel版のiMacは真ん中がポッコリと膨らんでいますが、M1 iMacは先ほど書いたようにiPadくらいの薄さでスタンド部分も小さいです。
次にスペック面での比較になりますが、自分が使っていた27インチiMacは第7世代の4.2GHz クアッドコアIntel Corei7で、メモリを32GBにして使っていました。
新しいiMacは「8コアCPU/8コアGPU)」の上位モデルで、メモリは16GBです。メモリ部分が少ないのが気になっていましたが、Appleシリコンに対応したソフトウェアであれば27インチよりサクサクです。Intel版のアプリをRosetta 2経由で使うと、多少パワー不足を感じますが、それでも27インチより遅いと感じることはありません。
まとめ
購入前は不安だらけでしたが、実際に使い始めると不満点はほぼゼロです。Final Cut Proを使った4K動画編集も自分の使い方だったら問題なく動きます。書き出しスピードが遅いのは気になりますが10分程度までの動画を週に2回くらい編集するだけなので全体的な操作感がサクサクになった方がメリットあります。
それにしてもiMac (24 インチ, M1, 2021) は音質抜群ですな。新しいMacにしたら外付けスピーカー買おうと思ってたけど、iMacだけで満足だ。 pic.twitter.com/XvzvgzcKOm
— ろんすた@変デジ研究所 (@monestar) November 8, 2021
iMacのスピーカーも抜群で、仕事をしながらBGMを流しておくとかYouTube動画を視聴するくらいだったら、外付けスピーカーは必要ないレベルの音質です。
デスク環境もシンプルになったし、ファーストインプレッションは大満足です!ブログを書いたり、写真を編集したり、簡単な動画編集をするだけだったら、M1チップのiMacでOKだと思います。
ということで、これからは24インチiMac(M1, 2021)を使ってブログを書きまくろうと思います!それじゃ!また!