Amazonプライムデーで先行発売されたANKERの左右独立型のワイヤレスイヤホン「Soundcore Liberty Lite」を買ってみました。
ANKERには同じようなフルワイヤレスイヤホンが発売されていますが、こちらは一番安いモデルになります。まずは今まで発売されていた「Zolo Liberty」と「Zolo Liberty+」と何が違うのか比較してみましょう。
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Soundcore Liberty Lite |
Zolo Liberty |
Zolo Liberty+ |
価格 | 5,999円 | 7,999円 | 14,980円 |
防水機能 | IPX5 | IPX5 | IPX5 |
Bluetooth | Bluetooth 5 | Bluetooth 4.2 | Bluetooth 5 |
ドライバーサイズ | 6mm | 5.6mm | 6mm |
周囲音取込み機能 | × | × | ○ |
音声アシスタント呼び出し | ○ | ○ | ○ |
最大使用時間(連続再生時間) | 12時間(3.5時間) | 24時間(3.5時間) | 48時間(3.5時間) |
Liberty Liteは一番価格が安くなっていますが、Bluetoothのバージョンとドライバーサイズは最上位モデルの「Zolo Liberty+」と同じなんです。一番のネックは最大使用時間が12時間と短いこと。
しかしイヤホン本体部分の連続再生時間は全ての機種で3.5時間になっています。ですから2日に1回くらい充電をするのが面倒じゃ無いと思うなら…安くてコンパクトな「Liberty Lite」はオススメ度が高いと思います。
しかも…Liberty LiteはLDSアンテナを採用しているので今までの機種より安定したBluetooth接続が可能になっているそうです。
もちろん上位機種に比べて劣る部分もありますが…安くて高機能なフルワイヤレスイヤホンが登場した!これは買いでしょ!というのが最初の感想でした。
Soundcore Liberty Lite レビュー
それではSoundcore Liberty Liteを開封してどんな感じのイヤホンになっているのか細かい部分をチェックしていきます。
ANKERは海外のメーカーですが日本語で書かれた説明書も付いているので安心です。しかも18ヶ月保証付き!これがANKER製品の魅力です。
イヤホンの充電は本体をケースに入れた状態で行います。ケース側に「POWER」と書かれたカバーがあるので外すとMicro USBケーブルの差し込み口があります。
本体サイドにLEDライトが3個ありバッテリー状態を確認する事が出来ます。3個光ればフル充電。
はい、こちらがイヤホン本体です。12gなので凄く軽い!
こういった左右分離型のイヤホンを使うのが初めてだったので…どっちが右なのか左なのか分かりにくかったんですが、本体に小さく「R」と「L」の表示があるので大丈夫でした。
またコチラはカナル型のイヤホンになっています。
耳の大きさは人それぞれなのでどうするんだろう?と思っていたら…耳の大きさにフィットさせるようにパーツが数種類用意されていました。
これらをうまく組み合わせれば…女性でも男性でもある程度納得出来るフィット感を得ることが可能です。
これは一番小さなイヤージャケットをセットした状態ですが、Liberty Liteはジャケットなしも使えるので、どれを使っても耳にフィットしない方はジャケット無しで使ってもOKです。
ただ…どうしても本体の大きさがあるので男性と女性だとフィット感が変わってきます。
イヤージャケットをフィットさせるためには、グルッと後頭部側にイヤホンを回転させますが耳の小さい女性の場合だと…どうしてもグッと押し広げるような装着感になってしまいます。ここだけは少し注意が必要だと思います。
Liberty Lite はPUSH AND GO機能が超絶便利!
そして…今回「Liberty Lite」を使って一番便利だと思ったのは『PUSH AND GO』という機能です。どんなワイヤレスイヤホンでも、使う前に電源を入れ、使い終わったら電源を切るんですが…Liberty Liteは違います。
使うときはケースから取り出し装着、使い終わったら充電ケースに入れるだけ。これでiPhoneとイヤホンの接続が解除されます。めっちゃ便利!!
最初の設定もiPhone側でBluetoothの設定を開き「Soundcore Liberty Lite」の文字列を選択するだけ。これだけで繋がります。
今までのイヤホンは「イヤホンの電源を入れる」→「音楽を再生〜ストップ」→「イヤホンの電源を切る」という流れでしたが、Liberty Liteは一度設定をすませれば、ケースから出した瞬間にiPhoneと接続されますし、ケースに入れたら接続解除されるので…電源のオンオフという作業から開放されるんです。
これがマジで便利です。
Apple Watchを使っている方だったら…カバンからイヤホン出して装着するだけであっという間にお気に入りの音楽にアクセスする事が出来ます。
気になる音質も低音が物足りない感じではありますが…中高音域はクリアで聴きやすく「グラフェン素材を採用したドライバーを搭載し、ワイヤレス製品とは思えない没入感のあふれるサウンドをお楽しみいただけます」という公式のコメント通りの音だと思いました。
個人的には5,999円でこの音質だったら大満足です。
Soundcore Liberty Liteのデメリットと注意点
もちろん使いにくい部分もありました。こちらの操作方法を見てもらうと分かりますが…音量の調整は「接続機器経由で音量を操作」になっています。
イヤホンを使い音量の調整が出来ないのはビックリでしたし…残念です。
また多機能ボタン(右側のイヤホン)を3秒長押しで周辺音取り込み機能がオンになるはずなんですが…これがイマイチ分かりません。音声はミュートされますが、オンにすると右側のイヤホンしか聞こえなくなるなど…使い勝手がイマイチな部分もあります。
※説明書には周辺音取り込み機能について書かれていましたが…Zolo Liberty+だけで使える機能でした。
Liberty Liteはケースに入れると自動的に接続が解除されますが…購入時はイヤホン本体(接点部分)に透明な保護シールが貼ってあるので自動オンオフが使えません。これを剥がさないと充電すら出来ないのでご注意を。
まとめ
フィット感も抜群なのでウォーキングやランニングでも不安感はありません。外部への音漏れもほとんど気にならないレベルですし…プツプツ切れる事も無く安定して音楽を楽しむ事が出来ます。
Appleの耳うどん(AirPods)に興味があるけど…価格がネックで踏み切れないという方が左右独立型のワイヤレスイヤホンを試すにはバッチリな機種だと思いました。