YouTubeに動画を投稿していると…カメラから離れた場所で商品を紹介したいって場面が出てくると思います。自分の場合しっかりと商品説明している声を録音したかったので…カメラとピンマイクをケーブルで接続して動画を撮っていました。
しかし…ピンマイクに接続しているケーブルの長さは決まっていますし、カメラから離れれば離れるほどコードが邪魔で映像に映り込むのが気になります。
そこで音声は別録して編集で映像とシンクロさせる方法を試すことにしました。Final Cut Proを使えば簡単に音声を同期させる事が出来るんです。という事で今回買ったアイテムがコチラ!
TASCAM DR-10L 小型リニアPCMレコーダー レビュー
タスカムから発売されている小型のリニアPCMレコーダー「TASCAM DR-10L」になります。ブライダルでの音声録音、様々なイベントや番組などのインタビュー、セミナーの録音などなど…主にプロの現場で使われている機材でピンマイクから直接録音することが可能なレコーダーです。
開封するとこんな感じのアイテムが入っていました。
正面には小さな液晶ディスプレイ。操作ボタンが4個配置されています。
本体右サイドにはボリューム調整ボタン、電源&録画スイッチがあります。
このスイッチなんですが常に真ん中に戻る仕様になっていて、グッとどちらかに1秒動かす事で操作出来ます。
また録音中は前面にあるスイッチ類はロックされるので…ポケットの中に入っていても「誤操作しにくい作り」になっています。
こちらはUSB接続端子、モニターイヤホンの端子、microSDカード用のスロットがあります。
最初から4GBのカードが付属しているので買ってすぐに使えるのは魅力的。ちなみに4GBあれば8時間16分の録音データを保存する事が出来る(WAV24ビット/48kHzの場合)ので…YouTube動画で使うなら十分な録音時間かと。
乾電池1本で駆動するのもポイント。アルカリ乾電池を使えば単4形電池1本で約10時間駆動することが可能です。
ベルトクリップも付属しているのでズボンやベルト、ジャケットやシャツなど様々な場所に取り付けて音声を収録することが可能です。
ピンマイクとレコーダー部分の接続はスクリューロックコネクタになっています。
ネジでしっかりと固定されるのでケーブルが抜けにくいのがポイント!録音しているつもりが…ケーブルが抜けていた…なんて事がないんですよ。
アクションカメラを使って動き回る動画を撮って、音声だけ別撮りしたい。そんな使い方もこのレコーダーだったら出来ます。
マイクの先端部分です。感度-42dBV/Pa、115dB SPLの最大入力音圧レベルを持ち、小さい声から大きい声まで、幅広く対応することが出来るマイクになっているそうです。
マイクの先端にはウィンドスクリーンとクリップを接続する事が出来ます。かなり高級感がある仕上がりです。
基本的には電源を入れて録音をスタートするだけの簡単操作ですが…プロ用の機材だけあって細かな設定も可能です。以下、自分がポイント高いなと思った機能を一部紹介します。
- 異なるレベルで2系統の同時録音を行うことができるデュアルレコーディング機能
- 電池が切れる前に収録中のデータ消失を回避する自動ファイルクローズ処理
- Low/Mid Low/Mid/High/High+(ハイプラス)の5段階の録音レベル設定
- 録音レベルを自動で調節するオートレベル機能
- 不要な低音をあらかじめ低減するローカットフィルター (120Hz固定)
- 過大入力を自動的に調整するリミッター機能
特に声の大きさを自動的に調整してくれる「オートレベル機能」と、大きな声を突然出しても調整してくれる「リミッター機能」が便利だと思いました。
シンプル操作なんですが…しっかりと聞き取りやすい声が録音されていて大満足です!
バッファローの安いピンマイクでも聞き取りやすい声だと思いますが…少しノイズ感があります。タスカムのピンマイクレコーダーの声はこもった感じがしますが声自体は聞き取りやすいし何よりカメラからの距離を気にせず録音出来るのがポイント!
まだまだ使いこなせてない機能もあるので…これからあれこれ撮って試していこうと思います!それじゃ!また!
追記:2018年12月12日
DR-10Lのクリップ部分ですが…自分のミスで折ってしまいました。クリップ部分だけの販売は可能なのか?TASCAMの修理受付センターに問い合わせしてみました。
残念ながら…クリップ部分だけの販売は行なっておらず「マイク、ウインドジャマー、クリップ」が全てセットの状態であれば購入可能だという事でした。価格は4000円ちょっと。
ですから…クリップ部分を破損した場合は他社製の商品で代用する事になると思います。自分はAmazonで安いクリップを買ってみました。また届いたら使い心地や写真を追記します。
追記:2018年12月14日
こちらが今回届いた他社製のマイククリップホルダーです。
予想よりしっかりとしたクリップが届いて安心しました。
実際にDR-10Lにクリップを取り付けてみました。純正と比較すると少しだけマイクを通す穴が小さい感じでしたが…普通に装着して使うことが出来ます。もし、TASCAM DR-10Lのクリップを折ってしまったり紛失してしまったらこういった商品を買って使ってみるのもありだと思いました。それじゃ!また!