富士フイルムの高級コンパクトデジカメ「FUJIFILM X100V」を手に入れました!ケースや様々なアクセサリーも同時に購入したのでトータル19万円ほど使いましたが…ファーストインプレッションは抜群に良かったです。高級感ある仕上がり、覗くだけでワクワクするファインダー、使いやすいダイヤル、そして何よりフィルムシミュレーション「クラシックネガ」で撮ったJPEGの色味が最高でした。
FUJIFILM X100V 開封レビュー
まずはX100Vの外観やアクセサリーを装着した雰囲気などを紹介していきます。開封すると本体、ストラップ、充電用のケーブル、三角カン(ストラップリング)の装着に使うパーツ、説明書などが入っていました。定価で18万円もするカメラなのに…バッテリーの充電器が入っていないんですね。
X100Vでピークデザインのストラップを使う
本体には最初からストラップリングカバーとストラップリングが装着されていました。自分はピークデザインのストラップを使うのでリングカバーは外しました。ただし…三角カンをそのまま使うと本体に傷が付きそうだったのでLUMIX DMC-G8に付いていたパーツをX100Vで使う事にしました。
このパーツとピークデザインのアンカーを組み合わせるとこんな感じです。
傷も付きにくいしスッキリした印象になりました。ピークデザインのアンカーシステムを使うとストラップを簡単に外す事が出来るので防湿庫がスッキリしておすすめです。
操作性抜群のダイヤル類
上部からチェックするとこんな感じです。前モデルのX100Fと違って最初からホットシューカバーが付いているのでデザイン的にもスッキリして見えますね。電源スイッチも使いやすく高級感がありますし、シャッタースピード、ISO感度、露出補正のダイヤル類も直感的で分かりやすいです。
丸で囲んだ部分は「後ダイヤル(リアコマンドダイヤル)」になりますが、台形になっているので片手で操作しやすいです。
またX100Vには十字ボタンがありませんが、その代わり矢印の部分にジョイスティック的なフォーカスレバーがあります。
実際に使ってみるとフォーカスレバーだけでも問題ないと思いました。ただし…メニュー画面を長時間チェックすると指が痛くなりますね。まぁ、撮影時はほとんど使わないしデザイン的にはスッキリしていいのかも。
X100Vのファインダーは楽しい!?
ファインダー接眼部が丸窓になっているのもポイント高いです。X100Fは四角でしたが丸窓の方がプロ機っぽくて好きです。そして…このファインダーが抜群に楽しいです。ファインダーが楽しいってどういう事!?って思いますよね。
X100Vは「ハイブリットビューファインダー」が搭載されています。OVF(光学ファインダー)とEVF(電子ビューファインダー)をスイッチ1つで切り替え可能なんですが、EVFに切り替えるとファインダー部分にスッとマスクがせり上がります。このギミック感!ガジェット好きにはたまりません!!
しかも倍率や視野率はX-Pro3と同じです。見やすくて最高に便利なファインダーに仕上がっています。
意外と使いにくかったチルト液晶
X100Vはローアングル撮影時に便利なチルト液晶が搭載された事も話題になりました。収納時はチルト可能な事が分からないほどフラットなデザインになっています。
本体サイドに少しだけあるくぼみに指を引っ掛けてチルト液晶を動かします。ここまでは完璧なんですが…
下方向の可動域が…ここまでしか動きません。この角度では使い道が限定されてしまうし角度調整も微妙に使いにくいです。
X100Vを防塵防滴で使おう
X100Vは別売りのアダプターリングとプロテクトフィルターを装着する事で防塵防滴仕様になります。雨の日でも安心して使いたいので両方とも買ってみました。(※上の写真に写っているのはレンズフードとアダプターリングです)
まずは本体に装着されているフロントリングを取り外します。次にアダプターリング(AR-X100)を取り付けます。
アダプターリングを取り付けるとプロテクトフィルターが装着可能になります。
これで完成です!アダプターリングとプロテクトフィルターを取り付けたので防塵防滴で使えるようになりました。雨の日でも安心して使えるのは嬉しいです!
X100Vのレンズフードやキャップについて
純正のレンズフードを取り付けるとこんな感じです。ちなみにプロテクトフィルターを取り付けると付属のレンズキャップは使えなくなります。試しに49mm径のレンズキャップを使ってみたら…こんな感じで使えました。
これはソニーのレンズキャップなので、Amazonで「49mmのレンズキャップ」を探して買う予定です。ちなみにレンズフードですが、アダプターリングを装着した状態だとPENTAXの「MH-RE49」というフジツボフードも使えます。
コンパクトでいい感じですがボディがシルバーだと微妙でしょうか?どちらかと言えばブラックボディのX100Vにおすすめかな。
エフフォト ソフトレリーズシャッターボタン
シャッターボタンに取り付ける事でドレスアップ出来る「エフフォト ソフトレリーズシャッターボタン」も購入しました。シャッターが押しやすくなるし見た目も好きなんですが…レザーケースを使うと押し込む感じになってしまうので結局使わない事にしました。
X100V純正レザーケース
X100V純正のレザーケースも購入しました。
ケースの中にはレザーのカメラストラップも入っています。
さすが純正品。サイズも完璧ですし…バッテリーやSDカードの交換もケースをしたまま出来ちゃいます。
ただしケースを装着すると大きくなるし重いし…微妙に使いにくいのでおすすめ度は低いです。しかし、ケースに入れた状態での安心感は抜群!価格的にも高い商品なので買ったからにはしばらく使ってみようと思います。
X100Vの互換バッテリーと充電器について
X100Vには充電器が付いてないと最初に書きましたが、自分が買ったロワジャパンの互換バッテリーセットには充電器も付属していました。バッテリー2個、充電器、ケーブルが付いて2000円以下の価格はお得だと思います。これはいい買い物だった。
FUJIFILM X100V:作例写真
開封レビューとアクセサリー紹介が異常に長くなりましたが…やっと作例写真のコーナーです(笑)写真は全てJPEG撮りっぱなし。フィルムシミュレーションの「クラシックネガ」を使った写真がほとんどです。
RAW現像をしなくても撮ったそのままでいい感じの色味に仕上げてくれるのはマジで最強です。
開放F2、1/60s、ISO 400で撮った写真です。X100Vの新レンズは開放でもシャープな写りだと聞いていましたがボケ味も含めかなりいい感じに写ります。そして…クラシックネガの色味が抜群です!
露出をマイナス1くらいにして撮影すると抜群に雰囲気のある写真が撮れます。これはハマっちゃう(笑)
しっかりと構図を考えたい時は背面液晶モニターを使い、パパッと撮りたい時はOVF(光学ファインダー)で撮影。アナログとデジタルな操作方法がミックスして何を撮っても楽しいカメラです。
次の写真から屋外になります。ここからクラシックネガだけじゃなくフィルムシミュレーションのVelvia(ビビッド)も使ってます。
ビビッドで撮った写真も発色が良くて好きです。X100Vは操作ボタン類が使いやすいので設定だけ決めておけば、この被写体はVelvia、この被写体はクラシックネガって感じでサクサク切り替えて撮影出来るのが魅力です。
オートフォーカスも予想以上に正確でスピードも速くビックリでした。特に中央1点で枠を小さくすればピントを外す事はほぼなかったです。もちろん苦手な被写体もありますが…個人的には大満足です。
まとめ
まだ1日使っただけの感想になりますが、予想以上に楽しいカメラでした。
カメラを持って周りを眺め、ISO感度、絞り、シャッタースピードを考えダイヤルを合わせる。この被写体だったらフィルムはPROVIAかな?モノクロで撮りたいからACROSにしてみようか?と、デジカメなのにフィルムカメラを使うときと同じような思考で撮影を楽しむ事が出来るんです。
もちろん全てのダイヤルをオートにセットすれば普通のコンデジっぽくも使えますし、気分に合わせて様々な使い方が出来るのが魅力だと思いました。
まだまだ使い方や設定で分からない部分があるので徐々に覚えながら「X100Vが愛機です!」と、胸を張って言えるように写真を撮りまくろうと思います!それじゃ!また!
X100Vを使ってみた感想を動画でもアップしました
X100V用の液晶保護フィルムとSDカードを購入しました
追記:2020年3月2日
X100V用の液晶保護フィルムと64GBのSDカードも追加購入しました!SDカードは使い回しせず1台のカメラにつき1枚使った方が安心でおすすめです。それにしても大容量のSDカードって安くなりましたね。64GBのSDXCカードが2,253円ですからね。
液晶保護フィルムはHAKUBAから発売されている「FUJIFILM X100V専用タイプ」を購入しました。しかし…なぜかAmazonや楽天で販売されてなかったのでヨドバシドットコムで注文しました。価格は830円でした。
※価格は掲載時のものです。購入前に必ずご確認ください。