少し前に「HUAWEI P40 lite 5G」のレビューを書きましたが、今回はファーウェイのハイエンドタブレット『HUAWEI MatePad Pro』のレビューになります。実際に数日使ってみましたがタッチペンの書き心地、キーボードカバーのタイプ感などを含めトータルの使用感は抜群で、スマホもタブレットもファーウェイ製品で揃えてしまえば快適になりそうだな!と感じました。
※ファーウェイ・ジャパンさんから提供された製品を実際に使ってみた感想・レビューになります。
HUAWEI MatePad Pro レビュー
今回紹介する「HUAWEI MatePad Pro」はHUAWEIから発売された10.8インチディスプレイを搭載したタブレットになります。SoCはHUAWEIのフラッグシップスマホにも搭載されている「HUAWEI Kirin 990」を採用、さらにメモリは6GBもあるのでスペック的にはかなり強烈です。
ハイスペックなタブレットですが現在のAmazon価格は6万円を切って59,800円です。スペック的な事を考えるとコスパ抜群なタブレットなので気になっている方も多いのでは!?という事で今回はHUAWEI MatePad Proを実際に使ってみた感想をまとめていきます。
まずは外観的な部分から。
HUAWEI MatePad Proはベゼルが狭いので10.8インチのタブレットですが予想よりコンパクトな印象です。さらに…460gと軽量なので携帯性も抜群かと。
インカメラはパンチホールタイプなので動画視聴や雑誌を読むときもあまり気にならずいい感じ。
筐体はマグネシウム合金製で、アウトカメラは1300万画素の26mm/F1.8が搭載されています。そして…このタブレット「ワイヤレス給電」が可能なんです。今どきワイヤレス充電なんて当たり前と思いましたか?実は背面にワイヤレス充電対応デバイスを置くとその端末の充電が可能になっているんです!
本体のバッテリーは約7250mAhになっているので、Qi対応の機器に充電しても安心な大容量。スマホやイヤホンなどワイヤレス充電対応の機器が増えているのでこれは嬉しいです。
ファーウェイ独自のNMカードを装着可能でストレージを256GBまで増やす事が出来ます。ただしmicroSDカードには非対応ですしWi-FiタイプなのでSIMカードを入れる事は出来ません。日本でも「HUAWEI MatePad Pro 5G」を販売して欲しかったです。
本体下部にはUSB Type-C端子とスピーカーがあります。このスピーカーも優秀でHarman Kardonが音響チューニングしています。さらに…上部にも2つスピーカーがあるので合計4個のスピーカーが搭載されている事になります。
ですからスピーカーが2個しか付いてないタブレットより臨場感があり、動画視聴に最適なタブレットになっています。
ただし…前回のHUAWEI P40 lite 5Gレビューにも書きましたが、現在HUAWEIのスマホやタブレットはGoogle系のアプリが使えない状況になっています。その代わりHUAWEI独自の「AppGallery」からアプリをダウンロードして使う事になりますが、このAppGalleryも対応アプリが少なく使い勝手はイマイチです。
そこで現在の対応策としてAmazonストアアプリをダウンロードして、そこから様々なアプリをインストールするのがおすすめです。この方法でも使えないアプリも多数ありますが…Amazonプライムビデオなどで動画を見たりSNSアプリを使ったりする事は可能です。
HUAWEI M-Pencilが使いやすい
今回HUAWEI MatePad Proと同時に「HUAWEI M-Pencil」と「HUAWEI Keyboard」も送ってもらいました。まずはMペンシルから紹介しますが、接続が超絶簡単で驚きました!本体とMペンシルをマグネットでカチッと装着すると自動で認識するので「接続」をタップするだけで使用可能になります。
さらにセットしているだけで本体からMペンシルに充電されるので、充電切れの心配はなく、いつでも使える状態になっていて便利でした。
ペンの使用感も抜群でサラサラと文字やイラストを描く事が出来ます。アプリによっては4096段階の筆圧感知も可能なのでイラストを描きたい方にも便利なデジタルペンです。
タブレット本体がスリープ状態でも、Mペンシルを使って画面をタップすると自動でメモアプリが起動するのも便利だと思いました。凄いのはこれだけじゃなくて…「Nebo for Huawei」というアプリを使うとペンで書いた文字を自動でテキストデータ化してくれるんです。これが凄かった!
予想以上の正確さで書いた文字がデータ化されているのは本当に驚きます。さらに驚いたのは「MyScript Calculator 2」という手書きで計算してくれるアプリです。
ペンを使い画面に計算式を書くと…
本当に一瞬で答えがデータになって表示されます。本当に瞬時にデータ化されるので上の写真も撮るのが大変でした(笑)
HUAWEI Keyboardもセットで使うと便利
スマートワイヤレスキーボード「HUAWEI Keyboard」を使うと文章メインの作業などは格段に使いやすくなります。
Bluetooth接続タイプのキーボードで角度は2段階で調整可能。
キーストロークは1.3mmで予想より打ちやすいキーボードでした。出先でブログを書いたりSNSをチェックするならキーボードも同時に買うのがおすすめ。
AirDrop(エアドロップ)は無いけど「Huawei Share」が使える!
Apple製品を使っていて便利だと思うのは様々なファイルを端末間で素早く共有可能な「AirDrop(エアドロップ)」という機能です。Androidでは使えず不便だと思っていましたが…HUAWEIの端末では『Huawei Share』という機能が使えるんですね。
同じHUAWEI製品であれば、Huawei Shareを使って端末間のファイル転送がエアドロップと同じ感覚で出来ちゃいます。これは予想以上に便利でした。
ですから、最初に書いたようにスマホもタブレットもファーウェイ製品で揃えてしまえば快適な使用感になります。
フローティング画面で並列作業が楽々
こちらの画面はブラウザを表示した上にTwitterアプリをフローティングで表示しています。このように2つのアプリを同時に走らせる事が出来るので…
ブラウザで調べた事をメモにコピペする。みたいな作業が簡単に出来ます。また左右にスプリットしてアプリを表示する事も可能ですし…全体的に使いやすいタブレットに仕上がっていると思いました。
まとめ
専用キーボードを使えばパソコンライクな使い方も可能になりますし、Mペンシルを使ってイラスト作成やメモ書きなども便利に使えます。スピーカーも優秀で動画視聴も快適。全体的に好印象なタブレットになりますが、スマホと違いタブレットを仕事で使いたい。そう思っている方にはアプリ不足がネックになりそうだと思いました。
ですからHUAWEIのハイエンドスマホを日常使いにして、さらにHUAWEIのノートパソコンを仕事用で組み合わせた方がアプリ不足も気にならず快適に使えそうな気がしました。
最後のまとめとしては「仕事で使おうと思うならアプリが充実するまで待つのもあり。エンタメ目的だったら今すぐ買っても損はしないハイスペックで便利なタブレット」というイメージでした。Google関連の問題さえ解決すれば…と思いますが、それよりHUAWEI独自のアプリストアの進化を期待しようと思います!それじゃ!また!