α7Cを動画撮影のメイン機として使い始めてから数ヶ月が経過しました。コンパクトなカメラになりますが、フルサイズセンサーを搭載しているので、背景をボカした動画撮影を手軽に楽しむことができます。内蔵マイクの性能も悪くないのでカメラ単体で動画撮影しても大丈夫なんですが、クオリティの高い動画に仕上げたいなら外部マイクが必須です。
ということで、今回はα7CやSONYのミラーレスカメラで使うと便利な外部マイクを3つ紹介します。どのマイクも実際に購入して使っているものになるので、これから外部マイクを買おうと考えている方は参考にしてください。
ショットガンマイク「ECM-B1M」
デジタルオーディオインターフェースに対応したマルチインターフェースシュー搭載カメラ「α1、α9 II、α7R IV、α7S III、α7C、FX3」であれば、カメラとマイクをケーブルで接続する必要がなく、さらにカメラからマイクへ給電されるので電池も必要ない便利なマイクが「ECM-B1M」です。
充電や電池を気にする必要なく、ケーブルレスなのでバリアングルモニターに干渉することもなく、α7Cにサクッと取り付けるだけで高音質なマイクが使えるのは最高に便利です。
またマイク側に様々なスイッチが付いています。カメラのメニュー画面を使うことなく指向性、ローカットフィルター、ノイズフィルターなどを設定できるので、屋外でも室内でもその場に応じた集音が可能になります。
音質も抜群でこのマイクがあればYouTube用の自撮り撮影は完璧なんですが…問題はコロナ禍による部品供給の問題で注文の受付が一時的に停止されていることです。
また生産が開始されたとしても価格が3万円以上するので、気軽に買えるマイクではないんですよね。(※自分は33,840円で購入しました)しかし、SONYの最新ミラーレスカメラを使っている方であれば絶対に満足するマイクだと思います。
ワイヤレスマイク「ECM-W2BT」
こちらもデジタルオーディオインターフェースに対応したMIシュー搭載カメラに取り付けると、ケーブルレスで使えるマイクです。しかもワイヤレスマイクになります!
例えば屋外で三脚を立てて自撮り動画を撮影する場合、自分の声が小さかったり周りの騒音が気になったりしますが、ワイヤレスマイクであれば自分の声だけをしっかりと拾ってくれます。
先ほどのECM-B1Mと違って、マイクとレシーバー側の充電が必要になりますがSONY純正品だけあって、α7Cとの組み合わせは抜群に使いやすいです。
広い部屋で動画撮影をしていて自分の声が反響して困っている方は、このマイクを使うと幸せになれるかも。
ポータブルカメラマイク「ゼンハイザー MKE 200」
カメラの上に乗せて使うコンパクトなマイクだとRODEの VideoMicro(ビデオマイクロ)が定番になりますが、α7Cで使うのであればMKE200の方がスタイリッシュでおすすめ。
指向性の高いマイクになりますが、被写体がカメラから離れた場所での撮影は苦手なマイクです。できるだけマイクと口が近い方がクリアになるので、マイクを手前に向けてセットして、自分の声をメインに周りの風景を紹介するようなVLOG撮影で使うとピンマイクで撮影したような音質になっておすすめ。
ただし…最大の弱点があります。それはカメラを給電しながら使うと盛大にハムノイズが発生することです。この辺りは「【購入前に見てください】ゼンハイザーMKE200のノイズ問題を検証!」という記事に書いたので読んでもらいたいのですが、給電しながら長時間撮影を考えている方はやめた方がいいマイクになります。
ですが、先ほど書いたように屋外でのVLOG撮影がメインだったらデザインも抜群でコンパクトで使いやすいマイクだと思います。
まとめ
SONYのミラーレスカメラがYouTube動画撮影で便利なポイントは最新の純正マイクを使えば「ケーブルレスで使える」ことです。「ECM-B1M」や「ECM-W2BT」は、これまでのマイクとは比較にならないくらい簡単に使えますし、何より失敗が減ります。
特に「ECM-B1M」はカメラに取り付けるだけなので最強だと思います。カメラもレンズも沼ですが…マイクも沼なので最初にいいマイクを買ってしまうのも手だと思いますよ。
以上、α7Cで実際に使ってみて便利だと思った外付けマイクを紹介してみました。それじゃ!また!