無刻印か、無刻印以外か。
HHKBにはキー刻印がない「無刻印モデル」が販売されているのをご存知でしょうか?もともと特殊なキー配列で使いこなすのが難しいキーボードになりますが、さらに無刻印となればハードルは上がりまくり。それでも、あえて無刻印を選ぶ方が多いのがHHKBユーザーなんです。
自分もHHKBのキートップを無刻印に変えて2週間が経過したので、今回は「メリット」と「デメリット」を簡単にまとめていきたいと思います。正直に書くとデメリットばかりでメリットは1つだけです(笑)
無刻印HHKBのメリット
無刻印HHKBの最大にして最強のメリットは「シンプルなデザイン」です。無駄を削ぎ落としたソリッドなルックスは硬派そのもの。ミニマムなデスク環境を作りたい方にはうってつけのシンプルデザイン。それ以外のメリットはないと思います(笑)
その他のメリットを無理やり書くとしたら「勝手にパソコンを使われにくい」とか「キー配列全部覚えてる俺かっこいいアピール」くらいでしょうか?
とにかく、無刻印のキーボードを使うメリットはほとんどないと思います。
無刻印HHKBのデメリット
無刻印のHHKBを仕事で使っていますが、基本的に困ることは少ないです。日本語の文章を入力するだけだったらタッチタイピングができれば問題なく使えます。では、どんな時に使いにくいと思うのか?自分が実際に無刻印HHKBで不便だと思ったポイントを紹介していきます。
1:数字入力が難しい
最初から分かっていたことですが、数字の入力が難しいです。例えば指が覚えている4桁の暗証番号くらいであれば問題なく入力できますが、16桁のクレジットカードの番号などの入力になるとスピードが極端に落ちます。
ですから、現在は4と8のキーに数字のマスキングテープを貼って使っています。この2カ所が分かればある程度の入力ができます。
ちなみに大量の数字を入力する場合は以前から外付けのテンキーを使っていたので、仕事に支障が出るレベルではありません。
2:英単語や英文の入力が難しい
自分はあまり英語が得意じゃないので、無刻印で英単語や英文をタイプすると一気に入力スピードが落ちます。特にローマ字入力であまり使わないキーを使う単語だと「あれ?どこだっけ?」と不安になるんですよね。例えば「クエスチョン」とタイプするのは問題ありませんが、英語で「question」と入力するとミスタイプが多くなり時間もかかります。これは最初の「QU」というタイピングに指が慣れてないからです。
これと同じで、パスワードなど意味を持たない英数字の羅列などの入力も難しいです。
3:動画編集のショートカットが難しい
無刻印のキーボードを問題なく使えるのは「ホームポジション」に指がある時だけです。ですから右手でマウスを操作しながら左手でショートカットキーを操作する動画編集などはミスが増えてしまいます。
しかし、これには慣れがあり、目視したときに目印(突起)がある「Fキー」と「Jキー」をチェックして、その周りのキー配列をイメージするとミスが減ります。
また自分が使っているFinal Cut Proの場合は、好きなキーにショートカットを変更可能なので、いつも使うショートカットを覚えやすい場所に変更するのもおすすめです。
まとめ
実際に使って分かったことですが、無刻印のHHKBを完璧に使いこなせるユーザーは本物の変態ですね(笑)自分は1年半、刻印ありのHHKBを使った後で無刻印のキートップに変更したのでなんとかなってますが、そうじゃなかったら無理です。
ですから…最初から無刻印モデルを買うのはおすすめしません(笑)
しかし、無刻印HHKBには夢があります。夢を追い求めるキーボード沼の住人になりたいなら今すぐ試してください!苦労するけど幸せになれると思いますよ。それじゃ!また!