少し前に「ニコン「プラマウント」の悲劇」という記事を書きました。ニコンの安いラインのレンズにはプラスチック製のマウントが採用されていますが、やっぱり金属マウントと比較すると弱いと思うんです。
しかし、プラマウントのレンズでも交換しなければ割れたり削れたりしないはず。ということで、もう1台ボディを増やしてレンズ交換の回数を減らす作戦を考えて実行しました。
Nikon Z30:外観レビュー
Nikon Z30は、ニコンZシリーズで、最小・最軽量のミラーレスカメラで、バリアングル液晶モニターや「RECランプ」を採用、さらに動画撮影時間も最長125分に増え、Vlogなどの動画撮影に適したカメラに仕上がっています。
Z30は、2022年8月に発売されたので、1年以上前の製品ですが、2023年10月27日に、動画撮影に便利な超広角ズームレンズ「NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR」とのレンズキットが新たに発売されました。
今回レンズキットに採用された「12-28 PZ VR」ですが、2023年5月に発売された、Zシリーズ初のパワーズーム搭載レンズで、価格も手頃で写りも良いと評判でした。ですから、せっかくボディを増やすならVlog撮影に便利なレンズも使ってみたい!
ということで、最初の計画から少し逸れる形になりましたが、ニコンのDXフォーマットを思いっきり楽しめる体制が整いました。
これまで使っていたNikon Z50からファインダー部分をザックリ切り取って、バリアングル液晶モニターにしたようなデザインです。
動画撮影用の赤いボタンが大きくなり、大型のステレオマイクも搭載されています。
背面の操作ボタン類は、自分が持っている「Z50」と少し違い、どちらかというとフルサイズミラーレスカメラの「Z 5」などと近い配置になっていました。ですからZ50と併用すると、少し戸惑う部分もあります。
マイク端子はバリアングル液晶モニターに干渉しない位置にあり好印象。また、Z50にはなかった「給電対応のUSB-C端子」を搭載しているのも魅力です。
「NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR」ですが、インナーフォーカス方式になっているので、ズームしても全長が変わりません。そして、35mm判換算で18mm〜42mm相当になるので、手持ちでVlog撮影したい方には嬉しい画角です。
さらに、レンズ内手ブレ補正も内蔵しています。補正効果4.5段になるので、ボディ側に手ブレ補正が無いZ30でも安心して使えます。
NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR:作例写真
購入したばかりで、動画の作例もありませんし、写真も数枚しかありませんが、18mm〜42mm相当の撮影ができるので旅行用のスナップレンズとしても優秀だと思いました。
最短撮影距離はズーム全域で0.19mになり、最大撮影倍率は0.21倍です。
明るいレンズではありませんが、お散歩しながら咲いている花にグッと近寄って撮影できるのが楽しかったです。
広角側も18mmだと、想像以上に広々とした画角になり、ダイナミックな写真が撮れます。
逆光だと少しフレアが出ますが、個人的にそこまで気にならない程度でした。
今回の記事はファースト・インプレッション編で、作例も少ない状態ですが、今後Vlogを撮影したり、作例写真も増やして、しっかりとしたレビューをまた書きます。
ファインダーがないNikon Z30は、晴天時の撮影で少し不利だと思いましたが、それでも軽くて小さいは正義です。少しでも荷物を軽くしたい旅行の時に大活躍してくれそうなカメラで、とりあえず一安心。
風切り音を軽減するモフモフやNDフィルターなども買ったので、またそのあたりもレビューしますね。それじゃ!また!