先日、名古屋にあるソニーストアに足を運び、まもなく発売される新レンズ「FE 24-50mm F2.8 G」を試してきました。このレンズは5月17日に発売予定で、先行展示を見に行ったところ、実際に手に取って試すことができました。
自分のメイン機「α7IV（ILCE-7M4）」に、レンズを一本だけ装着して旅行に出かけるなら、どのレンズがいいのか？そんなことを悩んでいて、「FE 24-50mm F2.8 G」は、ちょうど良さそうなレンズだと思ったのでチェックしてきました。
FE 24-50mm F2.8 Gを試してみた
上質な表現と日常をともにする。F2.8の表現力と高い描写性能を備えた小型・軽量デザインの標準ズームGレンズ
このレンズが魅力的なのは、F2.8通しのGレンズでありながら、小型で軽量なことです。一般的なズームレンズより望遠域が短く50mmまでになりますが、α7IVを使えばAPS-Cクロップが使えるので、実質75mmまで使えるので、旅行用のレンズとしては使いやすいと思ったんです。
実際にα7IVにFE 24-50mm F2.8 Gを装着して、ソニーストア内を撮影しましたが、24mmは十分に広く感じましたし、50mmまで使えれば、ある程度の焦点距離をカバーできて幅広い撮影ができそうだと感じました。
F2.8通しのズームレンズとしてはコンパクトなサイズ感ですが、さすがGレンズです。写りは抜群でした。少し玉ボケがレモン型になるのが気になりますが、少しだけ絞って使えば気にならないと思うし、スナップ撮影で使うなら十分な写りだと思いました。
最短撮影距離もAF時は0.19m（ワイド端）-0.30m（テレ端）と短いので、花の撮影やテーブルフォトでも活躍してくれそうな雰囲気です。オートフォーカスも速いし、動画撮影時のフォーカスブリージングも補正できるし、さすが純正レンズです。
ただ、少し気になる点としては、このレンズはデフォルト状態で50mmに設定されていて、広角の24mmにするためにはレンズを伸ばす必要があります。これは少し違和感があります。
一番短い状態が50mmなので、パッとカメラを構えると50mmで、広角側にするためにレンズを伸ばす。きっと長く使えば慣れると思いますが…やっぱり違和感はあります。
ちなみに、自分が今、旅行用で使っているレンズは「TAMRON 17-50mm F4 Di III VXD」になります。このレンズも便利なんですが、やっぱりF4通しというのが少し暗く感じますし、ちょっと本体が長いのも気になるんですよね。
もし、TAMRON 17-50mm F4 Di III VXDをFE 24-50mm F2.8 G 50mmにリプレイスすると、広角側が犠牲になりますが、純正レンズのF2.8通しが手に入りますし、サイズも少しだけコンパクトになります。
ソニーストアでの価格は180,400円（税込）になりますが、クーポンなどがあれば16万円くらいになります。とはいえ、高いレンズなので、買おうかめちゃくちゃ迷ってます。
