【ゴミカメラ?】レンズ3種類が付いて13,999円の中華デジカメを人柱レビュー

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最近あまり物欲を刺激されるガジェットがなかったのでTwitterで「レビューして欲しいカメラやガジェットはありませんか?」と質問したら…@hiroshixさんから「Amazonのタイムセールに出てる謎メーカーの謎デジカメをレビューして欲しい」との依頼が!という事で13,999円で販売されているAabeloyというメーカーのデジカメを買ってみました。

目次

怪しすぎる中華デジカメ「Aabeloy DC101」レビュー

Aabeloy デジカメ レビュー

変デジ研究所はトイデジばかりレビューしていたサイトなので怪しいデジカメは得意分野なんですが、このカメラはAmazonのカスタマーレビューがやたらと高評価で怪しさ満点。はっきり言うと詐欺臭漂うカメラです(笑)交換レンズ付きのミラーレスカメラかな?と思わせるパッケージからして怪しい。

Aabeloy デジカメ レビュー

中身を出してみました。怪しいポーチに入ったデジカメとコンバージョンレンズ、日本国内で使うと危なそうなACアダプター、ケーブル、ストラップ、予備バッテリーなどが入っていました。

Aabeloy デジカメ 説明書

説明書は日本語で書いてあるので安心です。や、安心じゃないけど。それでは本体のデザインやメニュー画面などをチェックしていきましょう!

Aabeloy DC101 外観レビュー

Aabeloy デジカメ 本体

カメラ本体とコンバージョンレンズです。この写真だとちょっとおしゃれなデジカメに見えますが、実際手にすると信じられないほど安っぽいです(笑)もう1度書いておきますが、このカメラはレンズ交換式ではありません。本体に付いているレンズは取り外し不可です。

コンバージョンレンズはネジ込み式になっていて本体にレンズをクルクルと回して取り付けます。

Aabeloy DC101 レンズ取り付け

このレンズですが、広角とマクロの2種類がセットになっています。

Aabeloy DC101 レンズ

下のレンズだけ使うと「マクロ」、上のレンズとセットで使うと「広角」です。ですから、このカメラは「標準」「広角」「マクロ」の3種類で使えるんです!凄いでしょ(笑)

中華デジカメ レビュー

本体にコンバージョンレンズを取り付けるとこんな外観になります。本体が異常に軽くレンズが重いのでカメラを構えると違和感ありまくりです。

Aabeloy デジカメ レビュー

本体背面をチェックすると驚きの仕様が明らかになります。なんと…フリップ型の液晶モニターを搭載しています。

Aabeloy デジカメ レビュー

自撮りにも最適なモニターです!しかも…Aabeloyのデジカメには「顔検出機能」が搭載されています。

Aabeloy デジカメ レビュー

それでは実際に顔検出が機能しているのかチェックしてみましょう。

Aabeloy 顔検出

しっかりと顔を検出して青い枠が表示されます。この状態で自撮りするとこんな写真になります。

Aabeloy 自撮り

顔検出しているのにピントが合っていないのが分かりますか?なぜこんな事になるのか?その理由は「オートフォーカス機能が搭載されていないカメラ」だからです(笑)しかもマニュアルフォーカス機能もありません!2020年に発売されているデジカメでオートフォーカスが無いデジカメだとは思わないでしょ。

Aabeloy デジカメ レビュー

本体の電源を入れると「Welcome」の文字が。

Aabeloy デジカメ レビュー

電源をオフにすると「Bye-Bye」と表示されます。これはゴミクズカメラを見極める重要なポイントです(笑)この起動画面が表示される中華デジカメは写りが酷いのが定番です。次の写真は我が家にある「Welcome表示のカメラ」の一部です。

古いデジカメ 起動画面

どのカメラも10年以上前に発売されていたもので、この起動画面を使ったデジカメの写りはどれも酷い。こうなってくるとAabeloyデジカメの写りも期待しちゃいます!それでは作例写真を一気に貼っていきます。

Aabeloy DC101 作例写真

Aabeloy DC101 作例写真

撮影した写真のサイズは全て横長、動画で使われているアスペクト比になっています。実はここにもポイントがありまして…10年以上進化してない中華デジカメが最近活躍している場所があります。それは「格安ドライブレコーダー市場」です。

中華製 格安ドライブレコーダー 中身

このカメラには動画撮影機能もありまして、メニュー画面を確認すると「ループ録画」とか「HDR」とか書いてあります。そうなんです…外観はミラーレスカメラみたいなデザインですが「中身は格安ドラレコ」なんです(笑)もしくはドライブレコーダー機能が付いた事を売りにする激安アクションカメラと中身は同じです。

こういったカメラは一昔前のデジカメ画質なのが定番。それでは作例写真に戻ります。

Aabeloy DC101 作例写真

Aabeloy DC101 作例写真

Aabeloy DC101 作例写真

Aabeloy DC101 作例写真

Aabeloy DC101 作例写真

自分はトイデジが好きなので…楽しめる写りですが一般的にはダメでしょうね。それと「Aabeloy DC101」の商品紹介画像には「16倍ズーム」と書かれていて凄い!と思いましたが…

Aabeloy DC101

Aabeloy DC101

たいしてズーム出来ません(笑)もしかして…ワイドレンズつけた状態からの倍率?にしても16倍ズームは言い過ぎかと。

と、ここまでは最悪なカメラとしての紹介でしたが…マクロレンズを装着したAabeloyのデジカメは意外と写りがいいんですよ。

Aabeloy DC101 マクロ

オートフォーカスは使えないのでカメラ本体を前後に動かしてピントが合っている位置を探して撮影。マニアックな撮り方になりますがマクロ撮影は楽しいです!

Aabeloy DC101 マクロ

Aabeloy DC101 マクロ

Aabeloy DC101 マクロ

花の撮影に使うと背景ボケも楽しめておすすめ。おすすめされても買う人いないと思うけど。

まとめ

Aabeloy DC101 ワイドレンズ

トイデジ好きな自分には楽しいカメラですが…一般的なデジカメだと思って買ったら絶対にアウト。オートフォーカスは無いし中身はドラレコだしAmazonでカスタマーレビュー書くなら星1つだと思います!

安いデジカメなので子ども用として買おうと思う方もいそうですが…これだけ安っぽい作りだと落としたら速攻壊れますしおすすめしません。

以上、レンズ3種類が付いて13,999円の中華デジカメを使ってみた感想でした!それじゃ!また!

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