レコード、カセット、MD、CD、iPod、Spotifyなどの聴き放題サブスクリプションサービス。音楽を再生する機器やサービスは、時代と共に進化してきました。
自分もメインで使っているのはSpotifyになりますが、古いiPodやポータブルレコードプレーヤーを使って音楽を聴くこともあります。
そんなこともあり、少し前から気になっていたのが「カセットプレーヤー」です。古いウォークマンが欲しくて、メルカリやヤフオクをチェックしましたが、予想より高いんですよ。
せっかくなら新品で可愛いカセットプレーヤーが欲しいなぁ…と、思っていたら、東芝のAurexというブランドから7月にドンピシャな製品が発売されていました(笑)
東芝 AUREX AX-W10C(Walky):レビュー
AUREX AX-W10C(Walky)は、東芝エルイートレーディングのオーディオブランド「Aurex(オーレックス)」から7月末に発売された商品で、パッケージを見てもらうと分かりますが『Bluetooth対応』です。
そうなんです。カセットプレーヤーなのにワイヤレスイヤホンが使えるんです!これは驚き。しかも、カセットテープのデザインがよく見えるクリアカラーが採用されています。(※マット調のホワイトカラーもあります)
カラフルなカセットテープを入れるとかわいさ抜群。しかも、価格はお手頃な7,700円。
おにぎり型のiMacが発売された2000年前後のスケルトンブームを思い出すようなデザイン。まさに「Y2K」です。
もちろん、ただ古いデザインを再現しただけではありません。しっかりと最新の機能も搭載されていて、使いやすいプレーヤーに仕上がっていました。
音量ダイヤル、AUX(外部入力端子)、ヘッドホン端子、USB入力端子(Type-C)です。AUXを使って外部機器の音声をカセットテープに録音することも可能です。
先ほど説明したように「Bluetooth」に対応しているので、ワイヤレスイヤホンを使うことができます。音量ダイヤルの上に見えるのが「Bluetoothボタン」です。
実際にワイヤレスヘッドホンを接続して音楽を聴いてみました。ワイヤレスなのに、カセット独特のチリチリとしたノイズも聞こえてきて不思議な感覚になりました。
ちなみに、Bluetooth接続で音楽を聴くと、常にホワイトノイズのような音がサーッと聞こえますし、ボタン類を押したときのノイズも気になります。
有線イヤホンを使えば、こういったノイズは少なくなるので、少しでもいい音で聴きたいなら有線イヤホンがおすすめ。実際にカセットで音楽を聴いてみると、デジタルより中音域や低音が響いて、それでいて温かみのある音で、少し懐かしい気持ちになりました。
カセットの操作は、左から「STOP(ストップ)」「FWD(早送り)」「REW(巻き戻し)」「PLAY(再生)」「REC(録音)」の順番です。曲送りやオートリバース機能などはないので、聴きたい曲を選ぶのはなかなか大変です。でも、それが楽しい。
また、本体には「VIRTUAL SURROUND」というスイッチがあり、こちらをオンにすると音質が変わり、臨場感溢れる音楽を楽しむことができます。しかし、少し違和感があるので自分はオフで使ってます。
本体には電池ボックスがあり、単3形乾電池×2本で動かすことができます。さらに、USB端子から給電して再生することもできます。外出時にモバイルバッテリーを持ってる人なら電池切れになっても安心。
まとめ
AUREX AX-W10Cは、デザインも可愛くて、価格も手頃なので、カセットテープで音楽を楽しみたい方におすすめのプレーヤーです。ここまで絶賛してきましたが、各所のレビューを読むと個体差があり、再生スピードの速い個体や、遅い個体もあるみたいです。
自己責任になりますが、比較的簡単な改造で再生スピードの調整ができるみたいなので、参考リンクも貼っておきます。
参考リンク:AUREX ワイヤレス カセットプレイヤー AX-W10C の購入と調整 | せむにるの日記
自分はテイラー・スウィフトが好きなので、今回カセットを2本買いましたが、CDやレコードとは違った折りたたみZINEのようなスリーブで、最初に広げたときはマジで感動しました。なんというか、モノとしての素材感が半端なかったです。
最近は、新譜をカセットでリリースするアーティストもいるので、しばらくは、カセットを買いまくる日々が続きそうです。それじゃ!また!