「BONZART AMPEL」や「BONZART Lit」などトイデジの名機を生み出してきたGLOBAL・DCが「BONZART ZIEGEL(ボンザート ツィーゲル)」というカメラを発表しました。デザインも奇抜で操作性も特殊なカメラになりますが、実際に使うと驚くほど楽しかったです。携帯ゲーム機のように配置された豊富な物理ボタンをポチポチ操作しながら撮影する感覚は新鮮でワクワクします!
こちらのカメラは昨年クラウドファンディングサイトで出資者を募っていましたが、4月22日に一般発売が決まったということで発売元のGLOBAL・DCさんから連絡をいただき商品を提供していただきました。ということで今回はBONZART ZIEGELの使い方や作例写真を紹介していきます!
BONZART ZIEGEL(ボンザート ツィーゲル):実機レビュー
まず商品名のZIEGEL(ツィーゲル)ですが、これはドイツ語で「瓦(かわら)」を意味する単語になっているそうです。それを知ってから本体をよく見ると確かに瓦のような穏やかな曲線を描くデザインになっています。レンズ横に少しだけ質感の違うパーツが見えますが、ここがシャッターボタンです。
また本体正面で印象的なのはリングライトですよね。レンズ周りには2段階の光量調整が可能なLEDライトが搭載されています。
リングライトにはカラーフィルターを装着可能です。レッド、イエロー、グリーン、ブルーのフィルターが付属しています。
本体側面はこんな感じ。SDカードスロットや給電に使うUSB端子があります。モバイルバッテリーなどを使った給電にも対応していますが通常の撮影には単三乾電池を使います。
本体は100gと軽いカメラになりますが、単三乾電池を3本使うので電池を含むと約175gになります。
次は本体背面の操作ボタン類をチェックしましょう。
液晶モニターの下に多数の物理ボタンが配置されています。実際に操作すると古い携帯ゲーム機で遊んでいるような感覚で楽しいです!
また液晶モニター左側に2種類のダイヤルが配置されています。
上がリングライトの光量調整、下がカラーモードダイヤルです。こういったダイヤルやボタン類をアナログ操作しながら撮影するのがZIEGELの魅力です。ダイヤルが固めだったりメニュー操作が分かりにくかったり…使いにくい部分もあるカメラなんですが、実際に使うと楽しいんですよ。トイデジは楽しいからこそトイデジだと思うんです。
BONZART:コンバージョンレンズ
ZIEGELを120%楽しみたい方におすすめのコンバージョンレンズも紹介します。こちらは別売りで5,980円のアイテムになりますが、本体にマグネット装着可能で使い勝手抜群でした。
ワイドアンドマクロレンズというネーミングになっていますが、実は2つのレンズが合体してワイドレンズになる仕組みなんです。マクロ単体で使いたい場合は上部のレンズを取り外して撮影します。
コンバージョンレンズを装着した見た目も可愛いしお気に入り。
BONZART ZIEGEL:着せ替え〜カスタマイズを楽しもう
最初に瓦のようなデザインだと書いたフロントパーツは交換可能で、別カラーのフロントパーツに交換したりシャッターボタンの色を変えたり細かなカスタムができるようになっています。また付属のステッカーを使って可愛くカスタムするのもおすすめ。
こんな感じでフロントパーツが外れます。またシャッターボタンも外れる構造になっているので…
違うフロントパーツのシャッターボタンを移植することもできるんです。
こちらはターコイズのフロントパーツにブラックのシャッターボタンを移植したZIEGELです。このままでもめっちゃ可愛いと思いましたが…せっかくなのでステッカーを貼ってみましょう。
一気にポップに変身しました!交換用フロントパーツは2,980円になりますので…複数買うと結構な出費になってしまいますがこういったカスタムも可能なので気になった方はオプション製品をチェックしてくださいませ。
BONZART ZIEGEL:作例写真
それではBONZART ZIEGELで実際に撮影した写真を何枚かアップしていきます。個人的に好きなのはフィルム写真っぽい雰囲気のフレーム機能です。本体のフレームボタンを押すたびに種類が変わるので撮影しながら選ぶのが楽しかったです。(※今回アップしている写真は盗用防止のため左下にサイト名やURLが入っています)
自分はフィルムカメラで多重露光写真を撮るのが好きなんですが、BONZART ZIEGELにも1枚の写真の中に2つのイメージを重ね合わせる二重露光モードが搭載されています。
1枚目
2枚目
こんな感じで2枚の写真を重ねて撮影することも可能です。この機能も楽しいのでZIEGELをゲットしたらぜひ試してください!
カラーエフェクト撮り比べ
次はカラーエフェクトの撮り比べです。全部で8種類のエフェクトがあるので順番に撮影しました。
STANDARD
VIVID
EMERALD
RETRO
SEPIA
BLACK & WHITE
COMIC
DUO BLUE
その他の作例写真
まとめ
変デジ研究所は2008年にスタートしたブログになりますが、最初の頃はトイデジのレビューがメインのブログでした。ですから、こういった変わったデジカメを大量にレビューしましたが、今回のBONZART ZIEGELは久しぶりのヒットです!
高画質でもないし、スマホを使えば似たようなエフェクトを使うこともできますが…やっぱりトイデジで撮影するって行為が楽しいんですよね。さらにデザインも撮影スタイルも全てが斬新でした。
トイデジジャンルで考えると本体価格が19,800円(税込)なのは高級品になりますが、個性的で楽しいカメラを探している方にはおすすめの1台です!気になった方は公式サイトをチェックしてください。それじゃ!また!