ブログの文章チェックやアイデア出しに活用しているOpenAIの「Chat GPT」ですが、自分は月額20ドルの有料プランを使っています。ChatGPT Plusを使うと、無料版では使えないベータ版の機能が追加されますが、少し前から「DALL·E 3」という画像生成AIが使えるようになりました。
画像を添付して、そのままイラスト作成を指示すると、構図や服装などを似せたイラストを描いてくれます。
以前と違い、似顔絵作成やイラスト作成が格段に簡単になりました!
ここからは以前書いたブログです
また、同じくらい前に「GPT-4V」という機能も追加され『画像入力』もできるようになりました。
この2つの機能を組み合わせると、Chat GPTに写真を読み込み、同じ構図でイラストを描いてもらうことができるようになります。
もちろん1回で完璧な構図に仕上がることは少なく、その都度、細かい指示が必要になりますが、予想より精度が高く、以前の画像生成AIのように指の数が少なかったり、多かったりすることもなく自然なイラストになるのが驚きでした。
まず、最初にやることはChat GPTのデフォルトチャット(GPT-4V)に写真を添付して「DALL·E 3」用のプロンプトを作ってもらいます。
次に、新規チャットを開き「DALL·E 3」を選択します。この状態で先ほどのプロンプトを入力します。
さらに「SNSのアイコンで使えるように」「テイストは優しくふんわり」などの指定もしました。すると、それっぽいイラストが完成しました。しかし、少しだけ気になる部分があったので、修正を依頼して仕上げていきます。
なかなかいい感じになってきましたが、イラストは若すぎるので、ツマーの実年齢を考慮して「大人っぽい雰囲気」に仕上げてもらったのが次のイラストです。
こんな感じで、Chat GPTを使うと写真をベースにイラストを描いてもらうことができます。
また「カメラを持たせて」などの指定をすることも可能なので、SNS用のイラストをChat GPTに描いてもらうこともできます。
少しやり方を変えてみた。
まず、Chat GPTに疲れ切ったおじさんの写真を見せる。で、「このおじさんにカメラを持たせて」と伝えてDALL·E 3用のプロンプトを考えてもらう。
プロンプトをDALL·E 3に読み込ませる。ブラッシュアップさせる。で、こんなイラストが完成する。便利だ。 pic.twitter.com/v11mNcztYR
— ろんすた (@monestar) October 6, 2023
ちなみに、顔を似せるのは難しいのですが、有名人などであれば名前を指定すると、そっくりなイラストを描いてくれます。(有名人をそのまま描くのはNGなので、フレディ・マーキュリーのような姿の人形がマイクを持ち、黄色のジャケットを着ている。などの工夫をするとそれっぽく描いてくれます)
もし、Chat GPTに似顔絵のような顔も似たイラストを描いてもらいたい場合は、限界はありますが、ベースになる顔写真を読み込み、そこからDALL·E 3用のプロンプトを描いてもらうこともできます。
ここから服装を変えたり、カメラを持たせたり、DALL·E 3側で細かな指示を繰り返すと、なんとなく自分と似た雰囲気のイラストが完成しました。
こんなにイケメンではありませんが、先ほどの写真を見てもらうと、表情などはそれっぽく再現されていると思います。
こんな感じで、Chat GPTを使うと簡単に似顔絵やブログで使うアイキャッチ画像を作れるようになりました。イラストレーターさんに依頼するのと違い、細かなニュアンスを表現することはできませんが、うまく使えば仕事の効率もアップしそうです。
ちなみに、細かな指示は英語でする方がクオリティが上がります。ですから、Chat GPTに作ってもらったDALL·E 3用のプロンプトを英語に訳してもらってから貼り付けると、更にクオリティが上がるのがおすすめです。
フラットデザインのイラストにしてもらった。めっちゃ可愛い。これアイコンにしたい。 pic.twitter.com/ZaTZpn6jLj
— ろんすた (@monestar) October 8, 2023