ASUSから、出張やリモートワークが多いビジネスパーソン向けのノートパソコン「ExpertBook B9シリーズ」の最新モデルが発表されました。今回、発売に先駆け「ExpertBook B9 B9400CBA(最軽量モデル)」を試用させてもらったので、レビューを書いていきます。
このノートパソコン、箱から出した瞬間、驚きの声が出るほど軽いんです。しかも堅牢性に優れているので、バッグに放り込んで、どこでも快適に仕事をしたい方にオススメ。また第12世代Coreプロセッサを搭載しているので動きもサクサク。デザインも好きだし欲しくなっちゃいました(笑)
ExpertBook B9 B9400CBA レビュー
みなさん、仕事用のノートパソコンに何を求めますか?テレワークが普及して、毎日の勤務場所がオフィスだけじゃく、自宅やコワーキングスペースになった人も多いと思います。そんな方の悩みはノートパソコンの重さだと思います。毎日持ち運ぶものなので、できれば軽くしたいのが本音ですよね。
今回レビューする「ExpertBook B9 B9400CBA」は、14型なのに約880gと信じられないほど軽いノートパソコンに仕上がっています。実測でも896gと9kg以下なので、出張や商談が多い方だったらトータルの荷物が軽くなること間違いなし。
ちなみに「ExpertBook B9シリーズ」には、今回レビューする第12世代Core i5と33Whバッテリーを搭載した軽量モデルだけじゃなく、第12世代Core i7に66Whバッテリーを搭載した、軽量ロングバッテリーモデルも用意されています。詳しくは公式サイトで確認してください。
開封:パッケージや付属品について
まずは、ExpertBook B9 B9400CBAを開封して、付属品や本体のデザインを確認していきます。後ほど詳しく紹介しますが、付属のアクセサリボックスは、スタンドとしても使えるデザインになっている優れものなんです。
付属品はこんな感じ。有線LANアダプターも付属しているのは、いざという時にありがたい。ただし、こちらはメーカーからの貸出機になるので、実際に発売される製品とは内容が違う可能性があるのでご注意を。
本体付属の充電器は65W仕様です。ただし、標準のACアダプターは比較的大きく重いので、持ち運びは他社製のコンパクトな充電器とケーブルを使うといいかも。
本体のデザインと実際に使ってみた感想
本体カラーは「スターブラック」です。パッと見た感じは普通のブラックに見えますが、よく見ると濃紺にラメっぽい加工がしてあってオシャレです。予想以上に高級感がある仕上がりです。
ExpertBook B9 B9400CBAは各種ポート類が充実しているのもポイントです。最近のノートパソコンだとUSB-Cポートが2つだけというものも多いので、ビジネスで使うならこれくらいあると安心です。
Thunderbolt 4のType-Cが2つ、標準のHDMIとマイクロHDMIです。マイクロHDMIは付属のイーサネットアダプターを使って、有線LAN接続が可能です。
反対側の側面にはUSB3.2 (Type-A/Gen2)もあるので、少し古い周辺機器を使うときも安心。特にビジネスだとUSBメモリー使うこともあるのでType-Aがあると安心です。ただし、SDスロットは搭載されていないので、仕事でデジカメデータを多用する方には少し不便かも。あとはKensingtonロックとイヤホンジャックも搭載されています。
底面はこんな感じ。中央に吸気口があります。
軽くて持ち運びに便利なモデルですが、実は軍用基準MIL規格を満たしているので、堅牢性にも優れているのもポイント。ヒンジ部分はしっかりと補強されていて、マザーボードとバッテリーネジにはゴム製パッドが取り付けられ、衝撃を緩和してくれます。
個人的に気に入ったのは、このヒンジ部分です。グッと立ち上がることによって、パソコンとデスクの間に隙間ができるので、底面に熱がこもらず使えます。さらに、ディスプレイ部は180度回転します。
これがどうなっているのか全体をチェックすると…
なんと、テーブルにディスプレイをペタンと寝かせることができます。商談時に画面を見てもらったりするときに便利に使えそうです。そして、個人的に気に入った機能はタッチパッドにテンキーが表示される機能です。
タッチパッドの右上にあるマークを押すと、テンキーが表示されます。この機能があれば外付けのテンキーを使わなくても、ササっと数字入力ができて便利です。ただ、めちゃくちゃ使いやすいかと聞かれると、そこまでじゃなくて普通です(笑)でも、テンキー表示機能はあった方が絶対に便利ですし、自分は気に入りました!
プライバシーを保護するウェブカメラシールドも搭載されています。ウェブカメラを使わない時はカメラを塞ぐことも可能です。
ExpertBook B9にはWindows Helloに対応したIR (赤外線)カメラが搭載されているので、カメラを見るだけでログインできます。さらに指紋センサーもあるので、セキュリティ面でも安心です。
キーボードのレイアウトはこんな感じ。バックライトも搭載されているので暗い場所でもタイプしやすいです。ただ、トラックパッドの位置が少しだけ右側に寄っているので少しだけ違和感を感じました。
また、先ほどの画像を見てもらうと上部の1〜4キーが光っていますが、ここはFnキーと組み合わせることで使えるホットキーになっています。
Wi-FiやBluetoothの有効/無効などを設定しておけば、飛行機で使う場合もすぐに切り替えられて便利だと思いました。もちろん任意のアプリなども設定可能なので、自分好みにカスタム可能です。
ディスプレイは1,920×1,080ドットの14型ワイドTFTカラー液晶です。ノングレアで反射も少なく見やすいです。ベゼルも薄く動画視聴時の没入感はビジネスモデルとは思えないレベルです。
また、ハーマン・カードン認定のサウンドシステムを搭載しているので音質もいい感じ。ノートパソコンを使いやすい角度で開くと底面が少し持ち上がります。これによりデスクに反響した音が聞こえてくるんですよ。少し大きめの音で動画を見ると迫力あります。
今回お借りしたモデルのプロセッサは第12世代のインテルCore i5-1235Uで、メインメモリは16GBです。ビジネス用途であれば全く問題ないスペックですし、AdobeのLightroomなどを使った画像編集であればサクサク動きます。
クリエイター向けのPCではないので、4K動画の編集などは厳しいと思いますが、ある程度大きな動画ファイルでも本体内に保存可能な大容量パソコンになっているのもポイントです。
今回レビューしたモデルのSSDは、驚きの4TB(2TB×2)でした!これだけの容量があれば、どんなファイルでも持ち運ぶことができますね。そして、最後に付属のアクセサリボックスについて書いておきます。最初にチラッと書きましたが、付属品が入っていた箱をパソコンスタンドとして使うことができるんです。
自宅で正しい姿勢でタイピングしたいときにパソコンスタンドを使う方って多いと思いますが、何も買わずに付属の箱で代用できるのは嬉しいポイントです。
まとめ
最後に「ExpertBook B9 B9400CBA」を使ってみた感想をまとめていきます。最初はビジネス向けノートパソコンなので、デザインや使用感に期待してなかったのですが、実際に使ってみたら濃紺にラメが入ったボディはおしゃれだし、めちゃくちゃ軽いし、SSDは4TBも使えるし、第12世代のCore i5はサクサク動くし、個人向けモバイルノートとしてもおすすめ度高いと思いました。
とはいえ、今回レビューしたモデルの価格は349,800円(税込)と、サブ機として買うには高いと思うので、やっぱりガンガン仕事で使う方向けかな。気になった方は公式サイトから詳しい情報をチェックしてくださいませ。それじゃ!また!