動画編集時にワイヤレスイヤホンを使うと遅延が気になるので有線タイプのイヤホンを使う事にしました。最初は音を忠実に再現してくれるモニターヘッドホンを買おうと思いましたが、そこまでガチじゃなく出来るだけフラットな音質で使えるイヤホンを探していたところfinalというメーカーの「E3000」という商品にたどり着きました。
あくまで動画編集時のイヤホンとして価格も4,445円と手頃だったので購入しましたが…実際に使ってみると予想以上に音が良くて驚いたのでサクッとレビューを書いていこうと思います。
final E3000 レビュー
自分がいつも聴いている音楽はロック系が多いので、最初にE3000で音楽を聴いた時は「へぇ…こんな感じね…」くらいの印象でした。装着感も音質も普通。激しい音楽を聴いた時の迫力も無いし…とにかく普通のイヤホンだと思ったんです。
自分の目的は動画編集時にフラットな音質で聴けるイヤホンだったので、それで問題ないと思ったんですが…装着方法とジャズやバラード系など聴く音楽のジャンルを変えたら一気に評価が変わりました!
まずは装着方法ですが、E3000には独自のイヤーピーススウィングフィット機構が採用されています。
ベストポジションを見つけてクリアな音質
イヤーピースを左右に振ることができる、スウィングフィット機構により、耳道の傾きにジャストフィットするんです。ここでもう一度先ほどの写真をチェックしてみましょう。
よくみると先端のイヤーピースが斜めに傾いています。耳にセットした後に角度を調整すると…一気に音質が変わります!このスウィートスポットを見つけた瞬間は思わず声が出るほどの違いでした(笑)
このイヤホンを装着して気づいたんですが、自分は右耳だけ耳道の角度が下向きになっているので外れやすいみたいです。しかしスウィングフィット機構を使うとイヤーピースがフィットして落ちにくく、遮音性もアップ、さらに音質もクリアになりました。
写真は撮っていませんが、イヤーピースも全部で5種類も付いているので、ほとんどの方がジャストフィットのサイズを見つける事が出来ると思います。右耳と左耳のサイズが微妙に違う、そんな方でもしっかりと対応出来そう。
高級感のあるデザインと左右が分かりやすい工夫
イヤホン本体もステンレスの削り出しの鏡面仕上げになっているので高級感があります。ちなみに上の写真を見ると「R」と書いてあるので右耳に装着すると分かりますが…自分は裸眼だと微妙に認識しづらいサイズなんです。
しかし…イヤーピースの内側をチェックすると!
右側が赤系、左側がグレー系と違う色になっているんです。細かい文字が読めなくても色で左右を確認出来るのは本当に便利です。
イヤーフックを使ったタッチノイズを軽減
有線のイヤホンを使うとケーブルに触れる事で発生する「タッチノイズ」が気になりますが、これを軽減してくれる「イヤーフック」も同梱されています。通勤や通学中に身体にケーブルが触れてごそごそ音が気になる。そんな方はこのパーツを装着するのがおすすめ。耳の後ろ側を通してセットしますが装着感もソフトでいい感じです。
ただ…自分は歩きながら使う事はなく、デスクに座った状態で使うのでイヤーフックは使わず普通の耳掛けスタイルで使っています。動かなかったらタッチノイズも気になりません。
音質について〜まとめ
最後になりますが簡単に音質について書いていこうと思います。自分はオーディオマニアというほど音質にこだわりはありませんが、E3000で聴くジャズは本当に最高でした。弦楽器や管楽器、生音のドラムなどがクリアに聴こえるんです。
このクリアというのポイントで生音から感じるライブ感みたいなものを感じる事が出来ます。ロックや激しい音楽を聴いた時に感じた物足りなさは全く感じないのが不思議です。
個人的におすすめなのは「何もせず音楽だけを聴く事」です。仕事中とか通勤中とか動きながらではなく、ソファに座ってただジャズを聴く。そんな使い方をすると5,000円以下のイヤホンとは思えない癒し空間が味わえます。
今まで自分がイヤホンに求めていたのは「ワイヤレスで便利」「ノイズキャンセルが凄い」など…どちらかと言えばガジェット的な要素が強く、強いて言うなら「低音がガッツリ響いてほしい」くらいのイメージでしたが、E3000を使ったら突然音質の部分へのこだわりが出てきました。
このままだと…イヤホン沼へダイブしてしまいそうな予感なんですが…とりあえずハイレゾ音源なども試してみたくなったので「Amazon Music HD」の無料体験を申し込んで使ってみようと思います。
それにしても…最初は「ミニレビュー」ってタイトルで簡単に書くつもりが一気に長文になってしまいました。イヤホン沼…危険ですね。それじゃ!また!