2023年に発売されたFUJIFILMのインスタントカメラ「instax mini 12」と、2020年に発売された「instax mini 11」を比較してみました。Amazonでの価格差は約1000円、少しでも安いチェキが欲しくてmini 11を選ぶ方もいると思いますが…両方持っている自分としては、新しいmini 12を選んでもらいたいです。
【チェキ】instax mini 11とinstax mini 12を比較
左が「instax mini 11」、右が「instax mini 12」です。大きさはあまり変わりませんが、細かなデザインや操作方法が変わりました。実際に使うと全てにおいて12の方が使いやすいと思いました。まずはシャッターボタンの使い心地からチェックしましょう。
シャッターボタン
11のシャッターボタンには、付属のアクセサリーを装着できるように少しだけ凹みがありますが、比較的フラットになっているので、指だけでシャッターボタンの位置を把握するのが難しいチェキです。しかし、新モデルの12は指がフィットしやすいデザインに変更されていて押しやすいです。
電源の入れ方・クローズアップモード
次に電源の入れ方ですが、11はレンズ左下のボタンを押すことでオンになります。12はレンズ周りをグルっと回すことで電源が入ります。
どちらも「クローズアップモード」を搭載したモデルになりますが、この機能をオンにする方法も違います。
11はレンズ部分を引っぱってクローズアップモードをオンにします。
このように1段階レンズが伸びることでクローズアップモードが使えます。問題は電源をオフにするときです。指でグッと押し込んでオフにしますが、そのときにセルフィーミラーやレンズに指が触れてしまうこともあります。さらに…
押し込みが足りないと、少しだけレンズ周りが浮いた状態になってしまうこともあり、長く使ったら壊れそうで怖い使用感なんです。12であれば、レンズ周りを回転させるだけで、電源オン→クローズアップモードの切り替えができて、オフにするときも簡単です
また、12には、クローズアップモードで撮影した時に被写体がズレて写ってしまうのを補正する「クローズアップモード用視差補正機能」が搭載されています。
これはファインダーを覗いて、クローズアップモードをオンにすると、ファインダー内にレンズが1枚追加され、視差を補正してくれる機能です。
この機能がとにかく優秀なんです。狙った構図で撮れる安心感。これだけで新モデルの12を選ぶ理由になります。
フラッシュ受光部/AE受光部の位置問題
11も12も写真の明るさやフラッシュを自動で調整してくれる賢いチェキで、正しい露出にするためのセンサーが搭載されています。本体正面にある丸い2つの窓が「フラッシュ受光部/AE受光部」です。
この部分に指がかかると、露出オーバーになり、写真が真っ白になったりします。
11はセンサーの位置が悪く、何も考えずに適当に持つと指がかかってしまう可能性があります。12はセンサーが中央に移動したので、指で隠してしまう可能性は格段に減りました。
12は電源やクローズアップモードの確認がしやすい
細かい違いですが、11と12を比較するとLEDの位置が変わりました。新モデルは上部から見える位置にLEDが配置され、電源のオン・オフ、クローズアップモードの状態が、撮影して分かりやすくなりました。
持ちやすさ
最後はグリップ感です。12は右サイドがフラットになったので、手の大きい男性だと少しだけグリップ感が悪く感じるかも。とはいえ、どちらも親指を置く場所が盛り上がっているので、ここを意識すればOKかな。
まとめ
以上が、チェキの新モデルinstax mini 12と、2020年に発売された「instax mini 11」を比較した結果になります。もし、これからエントリーモデルのチェキを買う予定があるなら、絶対に「instax mini 12」がおすすめです!
撮りやすいし、失敗写真も減るし、価格差以上の違いがあると思います。あと、カラーバリエーションも12の方がオシャレな気がします。全部で5色あるので、気になった方はチェックしてくださいませ。自分が使っているのはパステルブルーです。それじゃ!また!