4月23日に発売されるウェブカメラ「ストリームカム C980」をロジクールさんからレビュー用に提供していただきました。発売前の商品になりますが実際に使ってみた感想や外観などを紹介していくので購入時の参考にしてくださいませ。
ここ数週間で一気にテレワークやリモートワークする方が増えてきました。これによりビデオ会議をする方も増えたので…以前レビューを書いたウェブカメラ「ロジクール C922n」は品切れ状態が続き価格も高騰しています。
今回紹介する「ストリームカム C980」はビデオ会議などのテレワークに最適なウェブカメラになりますが、フルHD1080p、60fpsと、通常のウェブカメラより滑らかで高画質な撮影が出来るのも魅力です。さらに専用ソフトを使う事でゲーム実況や資料の説明をするための動画作成にも活用出来ます。
現在のAmazon価格だと18,500円と決して安いものではありませんが…今まで使ってきたウェブカメラと比較すると質感、画質、ソフトウェア的にワンランク上の仕上がりになっている印象です。
ロジクール「ストリームカム C980」レビュー
まずは開封して中身を確認してみました。本体、モニターマウント、三脚が使えるマウント、保証書、説明書、外部配信ソフト「XSplit」の有料プランが3ヶ月使えるコードが入っていました。
ちなみにXSplitを3ヶ月使うと$24.95になるので、なかなかお得だと思います。(参考リンク:ゲームプレイのライブ配信と録画 | XSplit)
デザイン抜群で高級感のある仕上がり
ストリームカム C980は今までのウェブカメラと比較するとサイズが大きめですが、全体的に高級感がありおしゃれです!カメラやガジェットが好きな方には刺さるデザインだと思います。ちなみに、C980はグラファイトとオフホワイトの2色展開になっていますが、オフホワイトも可愛いのでおすすめ。
先ほどの写真もそうでしたが「logi」と書かれたロゴが横向きなのが気になりませんか?実はこのウェブカメラ…縦位置でも使えるデザインになっているんです。
クルッと回転で縦方向ビデオを撮影可能
まずはマウントから本体を取り外します。次に本体をクルッと回転させてマウントに戻すと…
こんな感じで縦位置のセッティングで使用する事が可能になります。これによりInstagramやFacebookのストーリーなどスマートフォンでの再生に適したビデオを撮影する事が出来るんです。Logicool Captureというソフトを使っている場合は回転するだけでポートレートモードに切り替わるし便利だと思いました。
マウント交換で三脚使用も
付属している三脚穴が付いたマウントに交換してみました。この状態であれば様々な三脚にセットして使う事が可能です。
こんな感じでセット出来るので…パソコンの上じゃなくデスクの上に置いて撮影する事も可能です。また2台のC980をパソコンに接続して違うアングルから撮影するなんて事も出来ちゃいます。
これはマニアックな使い方になりますが…配信をメインに考えている方には便利だと思います。次はこういった特殊な撮影を可能にするためのソフト「Logicool Capture」を紹介していきます。
Logicool Capture
Logicool Captureを使えば、もう1台のウェブカメラの映像、またはデスクトップ画面やアプリケーションウィンドウを画面の片隅に置いたり、左右2分割にして配信できます。カメラのズームやパン、クロマキーによる背景の削除、リアルタイムでメッセージを表示させることも可能なので…とにかくC980とLogicool Captureを組み合わせる事で一気に撮影の幅が広がります。
Logicool Captureを起動すると左側に操作パネル、右側にプレビュー画面が表示されます。こちらの画像は入力1にC980の映像を表示しています。一般的なウェブカメラで撮影した映像は暗かったり色味が変だったりする場合も多いのですが…こちらのソフトを使えば自分でホワイトバランス、露出、シャープネス、彩度、コントラストなども細かく設定可能です。
このソフトを使うとゲーム実況やソフトの使い方動画などが簡単に作成出来ます。このあたりは最後にレビュー動画をアップするのでチェックしてもらうと分かりやすいかも。
iMacの内蔵カメラとC980を比較
パソコンを使ったビデオ会議を試した方なら分かると思いますが…iMacやMacBookシリーズの内蔵カメラって位置が固定されているので、カメラをオンにした状態だと微妙な構図になってしまう事も多いんですよね。ノートパソコンだと下から見上げた構図になったりしませんか?
次の画像はiMacのFaceTimeカメラを使ってQuickTime Playerを起動した画面です。
画角が狭いし、画質も悪いし、何よりデフォルト状態で起動すると自分の顔が半分しか写っていない状態でした。それではC980で撮影するとどうなるのか?
同じ場所で撮影しても、しっかりと顔も確認できますし、何より画質がキレイです!78度の視野角になっているので2人並んで配信したりする事も可能です。
こういった細かい構図調整が出来る理由はモニターマウントです。
角度調整も簡単ですし、左右に首を振る事も出来るので思い通りの構図でビデオ会議に参加するしたり、ゲーム実況動画を撮影したり出来ます。これが内蔵カメラとは別にウェブカメラを用意しておくと便利な理由の1つです。
まとめ〜レビュー動画
一眼レフを使った本格的なゲーム実況などを目指す方にはちょっと物足りない画質だと思いますが…パソコンに内蔵されたカメラやマイクに満足出来ない方がワンランク上の配信を試したいならおすすめです。
画質面だけじゃなくマイクの性能もiMacやMacBookシリーズより上なので、ビデオ会議でクリアな音声で相手に伝えたい。そう思っている方にもチェックしてもらいたいウェブカメラでした。このあたりはレビュー動画の最初を見てもらうと分かりやすいと思います。
定価は20,350円(税込)になりますが、Amazonや各種ネットショップでは少しだけ安く予約がスタートしているので気になった方はチェックしてくださいませ。それじゃ!また!