桜と聞けばピンク色の「ソメイヨシノ」を思い浮かべる方が多いと思いますが、岡崎市の上地八幡宮(うえじはちまんぐう)は、薄黄緑色の珍しい桜『うこん桜」が咲くことで知られています。うこん桜は、咲き始めから咲き終わりまでの約10日感で、少しずつ色が変わるのが特徴です。
- 咲き始め:薄黄緑色
- 咲き中(なか):花芯から花びらの先に向かってほんのりピンクに染まる
- 咲き終わり:全体がピンク色に染まる
2023年は4月8日から20日まで「桜まつり」が開催され、期間中はお茶席があり、桜を見ながら宇治茶が楽しめます。また、夜間はライトアップされます。(参考リンク:桜まつり–上地八幡宮)
上地八幡宮 鬱金桜 桜まつり
駐車場は2ヶ所にあります。一つは中に入って真っすぐ進んだ鳥居の奥で、もう一つは公民館を左に曲がった先にあります。
意外と広い駐車場でした。ちなみに公共交通機関を使う場合は、名鉄バスを使い「願成寺前」で降りるとすぐ近くです。車を停めて奥に進むとお茶席が見え、真ん中に桜が咲いていました。
先ほど書いたように、うこん桜は、咲き初めから咲き終わりまでの時期によって色味が変わります。パッと見た感じは「咲き中」くらいのイメージでした。遠くから見ると白っぽい桜と葉っぱが目立ちますが、近寄って見ると、薄緑色の花があったり、中心部分がピンクに染まり始めた花があったり、そんな感じでした。
場所によっては、白っぽい桜だったり、ほんのりピンクに染まった桜だったり、同じ木なんですが、少しだけ色味が違っているのが面白かったです。
上地八幡宮には「唸石(うなりいし)」という奇石もあって、雨の降りそうな夜になると、うなり出すという言い伝えがあるそうです。
まとめ
上地八幡宮のうこん桜は、樹齢およそ300年といわれています。一時は主幹が枯渇してしまったそうですが、その後、子株・孫株が勢いを取り戻し、現在は美しい桜が毎年咲くようになったそうです。気になった方は、上地八幡宮の公式ホームページへのリンクを貼っておきますのでチェックしてくださいませ。それじゃ!また!