Polaroid a520といえばトイデジブームの時大人気だった機種です。自分はピンクとシルバーの2種類を持っていますが…実は読者の方から頂いた段ボール(トイデジ詰め合わせボックス)の中に、未開封の新品があったんです。という事で新品のPolaroid a520を開封してみました!
Polaroid a520
こちらは日本版のPolaroid a520です。国内で販売されていたモデルなので説明書なども全て日本語です!今まで持っていたa520は中古だったので、箱を見るのは初めてです。
開封してみました。本体、説明書、乾電池、専用シリコンカバー、USBケーブル、ハンドストラップ、CD-ROMなど。
a520は500万画素のデジカメです。シンプルだけど可愛いデザインで当時から気に入っている機種です。
背面はこんな雰囲気です。小さくて見にくい液晶モニターは2.0インチです。
単四乾電池×4本で動きます。SDカードスロットもコチラに。たくさん乾電池を使うので電池の持ちは他のトイデジに比べると長く撮影出来ますよ。
付属のシリコンカバーを取り付けるとグッと雰囲気が変わります。
パッと見た雰囲気だと白いデジカメに見えます。電池の出し入れなどはシリコンカバーを外さないと出来ませんが、三脚穴やUSB端子部分は穴が開いているので、そのまま使えます。
a520の起動画面です。古い機種ですが新品なのでバッチリ動きます。
普通に動くと思っていましたが、電源をOFFにするたびに日付の設定が初期設定(01/10/03)に戻ります。何度日付設定してもダメです。日付設定だけは違う内蔵電池を使っているらしく、古い機種なので、その電池がダメになっているみたいです。
Polaroid a520:作例写真
日付設定だけ諦めれば、普通に使えるので少しだけ撮影してみました!今まで使っていたPolaroid a520は海外モデルだったので、国内モデルは初です!
Polaroid a520のシリアルナンバーは自分が知っているだけで5種類はあります。「PR・CR・HR・KR・JR」から始まるんですが、今回初の「KRバージョン」です。他の二台は「PRバージョン」だったので、ここも違うんです。マニアックすぎますか(笑)
a520はパンフォーカスのゆるい写りがポイントで近距離の撮影は苦手です。ISOは100固定なので暗い場所での撮影も苦手です。苦手な事ばかりのデジカメですが、それが楽しいんですよ。
明暗差の激しい場所での撮影が1番苦手で、暗い場所は思いっきりつぶれます。
ですから、明暗差の激しい場所で撮影すると、当時「モノクロ落ち」と表現されていた雰囲気の写真が撮れます。少しだけ色が残って、暗い場所はモノクロっぽく見えるんですよね。
白は思いっきり白飛びします。普通のデジカメでは味わえない雑な写り。これが変なデジカメの楽しみ方です!
先にハトが見えますが、もちろん動く被写体も苦手です。
シャッターを押してから撮影するまでのタイムラグも長いし、撮影が終わると、狙っていた被写体はすでにフレーム外に!うまく狙えてもブレまくりです。
普通に綺麗に写る事もあるし、きまぐれカメラなんですよね。これが楽しいと思えるか、おんぼろカメラだと思うかで、違いがあるんですよね(笑)
ポラロイドブルーと言われていた濃い青空が撮れるのも特長です。
久しぶりに変デジを変デジらしく使いましたが、やっぱり自分はこの手のカメラが好きです。撮っていてワクワクするし、変な写りだったら嬉しいし、構図どうこうじゃなくて撮影する事が楽しいと感じました。
トイデジというブームが去ってただの古いデジカメという認識になっても好きなものは変わらず…今持っている機種が次々と壊れても、予備の予備の予備くらい好きなカメラはあるので!一生楽しめそうです!それじゃ!また!