【レビュー】Bose QuietComfort Earbuds II、別次元のノイキャン性能に感激!AirPods Pro 2との比較もあり

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2023年、人気のノイズキャンセリングイヤホンといえば「AirPods Pro 2(第二世代)」と「Bose QuietComfort Earbuds II」だと思います。どちらも2022年の9月に発表され、AirPods Proが39,800円、QuietComfort Earbuds IIが36,300円とほぼ同価格帯なので、どちらを買おうか迷う方も多いと思います。

また、比較レビューに『ノイキャン性能はBoseの方が少しだけ上』と書かれたものが多い印象ですが、これは発売当初に書かれたものがほとんどです。

Bose QuietComfort Earbuds II AirPods Pro 2 比較

2023年1月現在、この2機種のノイキャン性能を実際に比較すると『QuietComfort Earbuds IIの圧勝』です。その理由はAirPods Pro 2のアップデートです。発売当初のAirPods Pro 2は、公式が初代モデルの2倍とアピールしていたのも納得のノイキャン性能でした。

しかし、2022年の11月にAppleがリリースした「5B58」というファームウェアから、AirPods Pro 2のノイキャン性能はガクンとダウンしました。具体的には、低音のノイズ(ダークノイズ)はしっかりカットされるけど、高音のブライトノイズはかなり聞こえるようになってしまったんです。

あれから2ヶ月。購入当初の感動は消えたままです。そこで、同レベルのノイキャン性能だと噂だった「Bose QC Earbuds II」であれば、電車内での苦痛も減るのでは?と、思ったので買ってみました。

目次

【レビュー】Bose QuietComfort Earbuds II

Bose QC Earbuds 2 レビュー

Bose QC Earbuds IIの定価は36,300円ですが、現在はかなり値下がりしています。現在のAmazon価格は30,300円ですし、もっと安い価格で販売しているネットショップもあります。(価格コム最安値:26,790円)

ですから、価格の下がりにくいAirPods Pro 2と比較すると、かなりの差があります。

QC Earbuds II 開封

開封すると、イヤホン本体が入った充電ケース、イヤーチップ、スタビリティバンド、充電用ケーブル(A to C)、クイックスタートガイドなどが入っていました。

QC Earbuds II 開封

イヤーチップはS、M、L、装着感をアップするためのスタビリティバンドも1、2、3の3サイズ用意されています。これらのパーツを組み合わせることで、快適な装着感を実現します。

しかし…自分はどのサイズのスタビリティバンドを付けてもフィットしませんでした。なんというのでしょうか?スタビリティバンドの羽のような部分が耳の溝にハマる方だったらOKなんだと思いますが、自分は耳の溝があまりない?ので、フィット感はイマイチでした。

QC Earbuds II ケース

充電ケースは少し大きめ。イヤホンは1回の充電で最大6時間の連続再生が可能で、充電ケースを併用することで合計で24時間使えます。ただし、ワイヤレス充電には対応していないので、毎回ケーブルを使う必要があります。ここはAirPods Pro 2の方が便利ですね。

QC Earbuds II イヤホン 操作性

本体側面がタッチセンサーになっています。ここをタップしたり、上下にスワイプすることで、音楽の再生・ストップ、曲送り、曲戻し、音量コントロール、音声アシスタントの呼び出し(Siriなど)ができます。

Bose QuietComfort Earbuds II:操作性や音質について

Bose QuietComfort Earbuds II アプリ

Bose QuietComfort Earbuds IIは、スマホに専用アプリをインストールすることで細かな設定が可能になります。

Bose Music

Bose Music

Bose Corporation無料posted withアプリーチ

わが家には「Bose Home Speaker 300」というスマートスピーカーがあり、このスピーカーを使うときにBose Musicアプリを使っていたので、使い方はすぐに分かりました。

Bose Musicアプリ

接続後「QC Earbuds II」を選ぶことで、イコライザーや各種設定が表示されます。

QC Earbuds II 使い方

まずは「モード」の使い方です。ここからノイズキャンセリング機能の設定ができます。

QC Earbuds II 使い方

デフォルトで用意されているのは「クワイエット」と「アウェア」になり、さらに自分好みのモードを2種類追加することができます。クワイエットはノイキャンが完全に効いた状態で、アウェアは外音取り込み機能になりますが「ActiveSense テクノロジー」が搭載されていて、周囲の音が大きくなると自動的にノイキャンが調整されるそうです。

BOSE アウェア

この「アウェア」モードですが、AirPods Pro 2の外音取り込み機能と比較すると、若干劣ります。AirPods Pro 2は本当にイヤホンを付けてないのと同じように会話ができますが、QC Earbuds IIは、少し違和感を感じます。とはいえ、一般的なイヤホンと比較したら十分すぎるくらい自然に周りの音や自分の声が聞こえます。

QC Earbuds II ノイキャン調整

こちらは自分でノイキャンの強度を調整するモードです。ホームは半分の性能になっていますが、これでもかなりノイキャンが効いてます。半分に設定すると、周りの会話がかすかに聞こえる程度の効き具合です。

これは、現在のAirPods Pro 2(5B58)と同じくらいの効き具合です。ですから、AirPods Pro 2を使っている方だったら、あの倍くらいノイキャンが効くのがQC Earbuds IIだと思ってもらうと分かりやすいかも。

QC Earbuds II 音質

次に音質ですが、BOSEらしい低音ががっつり効いたサウンドを楽しめます。しかし、中音域が少し弱いのでイコライザー機能を使って、少しだけ中音を持ち上げてあげると、めちゃくちゃ音質が向上します。

また、音場も広くAirPods Pro 2より臨場感溢れるサウンドです。しかし、それは普通の音楽を聴いた場合で、Appleの空間オーディオ機能には対応していないので、動画視聴ではAirPods Pro 2の方が上でした。

自分は音楽を聴くのがメインなので、QC Earbuds IIの方が好きな音質でしたが、長時間聴いていて疲れないのはAirPods Pro 2かも。ここは好みが分かれそうな感じ。

QC Earbuds II

本体サイドを長押しすることで、ショートカットが使えるようになっています。これは左右で機能を変えることが可能なので、例えば「右はSiri」「左はノイキャンモード変更」みたいな感じにできます。

まとめ

QC Earbuds II レビュー

AirPods Pro 2は、Apple製品との親和性が高く、複数のデバイスを簡単に切り替えて使うことができますが、QC Earbuds IIは、マルチポイントに対応していないので、2台のデバイスに同時接続はできません。ですから、Apple製品を多数持っている方だったら、AirPods Pro 2の方が便利ですが、スマホ1台だけで使うって方ならQC Earbuds IIで問題ないかな。

自分は「QC Earbuds II」をバスや電車、カフェでパソコンを使うとき専用のイヤホンにするつもりです。その理由は何度も書いているように「別次元のノイキャン性能」です。

周りの会話すらシャットアウトして静寂の世界に入り込むことができる最強のイヤホン。それが「QC Earbuds II」だと思います。

ただし、BOSE製品はたまに接続が不安定になる(Bose Home Speaker 300の場合)ので、そこが心配ですが、しばらく使って変な部分があったら追記しようと思います。それじゃ!また!

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