9月は勝手にトイデジ強化月間という事で…今回はビスタクエスト社から発売されていた手のひらサイズの小さなデジカメ「VISTAQUEST VQ1005」のレビューをパパッと書いていきますね。このVQ1005は発売された年によって写りが微妙に違うんですが、今回の記事で使った写真は全て2006年に発売された初期型のVQ1005で撮影したものになります。
VISTAQUEST VQ1005（2006年型）
実はVQ1005は変デジ研究所をスタートする少し前に買ったデジカメになるので、外観や使い方などをしっかりレビューした事がなかったんです（同じような形の違う機種は何回もレビューしていますが…）
本体右側にキーチェーンが付いているので、そこを引っ張りながら本体をスライドさせるとファインダーとレンズが出てきます。以前VQ1015 ENTRYなど液晶モニターが無いカメラで写真の中心に被写体を狙う方法という記事でチラッと書いたことがありますがファインダーの位置とレンズの位置がズレているので、ファインダーを覗いて撮っても思ったような構図で撮れません（笑）
だったらファインダーなんて使わず背面液晶モニターを使って撮影すればいいのでは？と思いますが…このカメラには液晶モニターがありません。
背面にはモード切替を表示する液晶画面があるだけなんです。もちろんオートフォーカスなんて機能はないので本体側面にあるフォーカス切り替えスイッチを使い焦点距離を決めます。
人のマークが近距離、山のマークが遠景です。ただしケースをスライドさせるとスイッチがケースの奥に入ってしまうので…撮影前に遠景か近距離か決めておく必要があります。
SDカードを入れる場所はコチラ。それでは簡単に使い方を書いていきます。
単4電池一本を本体にいれ「電源/モードボタン」を押して電源を入れます。このボタンを押すと順番にモードが切り替わります。
電源を入れた状態がデフォルトの「1280×1024の静止画撮影モード」になります。自分はこのモードしか使いませんが…640×480、1600×1200の静止画撮影モードもあります。
解像度の違いは、電池マーク上にある■のアイコンで分かるようになっています。低解像度「■×4」標準解像度「■×5」高解像度「■×9」で見分けます。
電池マークの左に8ミリみたいなアイコンが表示されると動画撮影モードになります。音声は記録されませんが…雰囲気のある動画が撮影出来ますよ。
ただし…液晶モニターがないので思ったような構図で動画を撮影するのは難しいです。静止画撮影よりグッと難易度が上がります（笑）それでは最後にVISTAQUEST VQ1005で撮影した作例写真を貼っていきますね。
VISTAQUEST VQ1005：作例写真
何かのタイミングで全体的に紫がかった色味で撮れる事があり、花や空や土などが紫に染まることがあります。狙って撮れるわけじゃないんですが、こういう色で撮れると凄く嬉しい（笑）
また、このカメラは電池の消耗が速く…あっという間に電池が切れます。電池が切れる寸前に撮った写真は色味が薄かったりどこか一部が写ってなかったり謎の写りをする時があります。
さらに…カメラを振り回しながら撮影すると被写体がぐんにゃり歪みます。
このカメラがブームになった頃は「LOMOっぽい写真が撮れる」と人気でしたが、どちらかといえば壊れたような変な写真が撮れるカメラだとおもいました（笑）自分はそこが気に入ってどっぷりと変デジの世界にハマっていったんです。
おもちゃみたいなデジカメになるので…失敗写真も多いし家に帰ってから画像を確認してガッカリなんてこともあるんですが、それ以上に面白い写りをしていた時の感動は凄い！
しかし…シャッターボタンを押したら撮影が終わるまで1秒程度止まっていないと写真が歪むので、少し止まってい撮る必要があります。ですから街中で撮影するとフリーズした変な人扱いされます（笑）
かれこれ10年以上前のカメラになりますし、同じ品番でも写りが違ったりして探すのが難しい気がしますが…大好きなカメラになるので紹介してみました！それじゃ！また！
