昨年11月に購入した「WF-1000XM5」ですが、音質や装着感が抜群で、使えば使うほど手放せなくなっています。他のイヤホンも使っていますが、ここ数ヶ月、ダントツで使用頻度が高いのはWF-1000XM5です。
WF-1000XM5をiPhoneで使う場合、Bluetoothオーディオコーデック「LDAC」には対応していません。LDACは従来のBluetoothオーディオコーデックよりも3倍の情報量をワイヤレスで転送できるため、対応機器を使えば高音質が期待できますが、iPhoneではAAC接続になります。
また、自分はメインの音楽ストリーミングサービスとして「Spotify」を利用しているため、ハイレゾ音源には対応していません。ですから、WF-1000XM5を使っても、最大限の音質を引き出すことはできないかもしれません。それでも、少し設定を変えるだけでグッと満足度が高まりました。
WF-1000XM5：アプリの設定について
WF-1000XM5をiPhoneで使う場合「Headphones Connect」というアプリを使い、さまざまな設定を自分好みにカスタマイズすることが可能です。自分はiPhoneだけじゃなく、MacやiPadも使っているのでシームレスな切り替えを考えるなら「AirPods Pro」が最適だと思いますが、WF-1000XM5も2台までの接続だったら切り替えもスムーズで問題なく使えます。
2台の機器と同時に接続する（マルチポイント接続）
わが家では「iPhone 15 Pro」と「MacBook Pro」を使っているので、自宅にいるときは、この2台間の切り替えがスムーズであれば、特に問題ありません。やはり、マルチポイント接続ができるワイヤレスイヤホンは便利だと実感しています。
DSEE Extreme
先ほど、WF-1000XM5をiPhoneで使う場合、「LDAC」には対応していないと書きましたが、通常のオーディオをハイレゾ相当の高音質に補正する「DSEE Extreme」という機能が使えます。アプリ側でこれをオンにすると、音質がグッと向上します。
この機能のおかげで、iPhoneでも高音質で音楽を楽しむことができるんです。また、自分の使用環境ではiPhoneとWF-1000XM5が途切れることは、ほとんどないので「音質優先」で使っています。
イコライザーを調整する
WF-1000XM5は、アプリ内のイコライザーを使うと一気に音質が変わります。自分はテイラー・スウィフトが好きなので、女性ヴォーカルの楽曲がいい感じに聴こえる設定にしています。これは、デフォルトで用意されている「Vocal」プリセットをベースに調整したものになります。
プリセットの「Vocal」を選ぶと、低音が効いてないので「CLEAR BASS」を増やし、女性ヴォーカルを聴きやすくするために「1kHz」もグッと上げました。低音も響いてテイラーのノリのいい曲も楽しく聴けて、それでいて歌声もしっかり聞こえるお気に入りの設定です。
- 400：+6
- 1k：+9
- 2.5k：+5
- 6.3k：+3
- 15.6k：-1
- CLEAR BASS：+4
最適なイヤーピースを選んで、正しい装着方法を試す
WF-1000XM5のイヤーピースは賛否両論ありますが、自分の場合、ジムで筋トレをしている間でも落ちる心配がなく、最高のフィット感を得られています。ただし、最適なサイズのイヤーピースを選び、きちんと装着することが重要です。
WF-1000XM5 耳に正しく装着し、最適なイヤーピースを選択する | WF-1000XM5使いこなしガイド
ノイズキャンセリング性能も、しっかりと正しい位置に装着しないと、一気に性能が落ちてしまいます。何度か試して、自分にとっての完璧なスウィートスポットを見つけるのがポイントかもしれません。
Spotify側の設定
WF-1000XM5のアプリ側でイコライザの設定を行いましたが、さらにSpotify側のイコライザをオンにすると、また違った音質を楽しめます。ここは好みが分かれそうなので、いい感じのプリセットを探してみてください。自分は「Acoustic」が好きです。
まとめ
先ほども書きましたが、自分はWF-1000XM5の装着感が好きです。ジムで運動していても落ちない安心感、そして適度なノイズキャンセル機能（AirPods Proと比較すると少し性能が劣る）は、長時間の使用でも疲れにくいです。
何より、音質です。LDACに対応していないiPhoneでも、WF-1000XM5の設定次第で高音質で音楽を楽しむことができます。
少しデメリットがあるとすれば、ジムで汗を拭いたりするタイミングでタッチセンサーが反応してしまうことくらいでしょうか。それでも、満足度は90点くらいで、ほぼ完璧です。これからも愛用します。それじゃ！また！
