オリンパスが1959年に発売した「オリンパスワイドII(後期型Wマーク)」です。これは55年に発売された「オリンパスワイド」の後継機なんですが、オリンパスワイドIIにも2種類あります。
58年に発売されたワイドIIの価格は15900円で、後期型のWマークはさらに価格が下がり11,500円でした。正面にWマークが付いているのが特長です。
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オリンパスワイドII(後期型Wマーク)
初期のオリンパスワイドはノブ式の巻き上げでしたが、ワイドIIになると巻き上げレバー方式になっています。シャッタースピードも1/300秒から1/500秒に。
レンズは「OLYMPUS D.ZUIKO-W 35mm F3.5」ピントは目測です。シャッタースピードはB(バルブ)1 ~ 1/500でございます。セルフタイマーも付いていましたよ。
ファインダーを覗いてみると意外と明るいんですね。採光式のブライトフレームファインダーです。
しかし、35mmがワイドレンズって今だと何となくピンと来ない方も多いのでは!?これを見せてくれた友だちも「ワイドって書いてあるから、何か取り付けたらワイドで撮れるんじゃないの?」と話していました。
この初期オリンパスワイドが発売になった当時、レンズシャッター機種は45mmの標準レンズがほとんどで、交換レンズになると高額で一般人が気軽に買えるものではなかったそうです。ですから、価格も安いオリンパスワイドはスナップ撮影で大人気になったんですね。うーん勉強になりました!それじゃ!また!