近所のリサイクルショップで富士フィルムのコンパクトカメラが激安で売っていたので思わず買ってしまいました。今回購入したフィルムカメラは「FUJIFILM CARDIA MINI TIARA ZOOM(フジフィルム カルディアミニ ティアラズーム)」です!やたらと正式名称が長いのでティアラズームで書いてきます(笑)
FUJIFILM CARDIA MINI TIARA ZOOM(フジフィルム カルディアミニ ティアラズーム)
以前からこのティアラというコンパクトカメラが気になっていたんですが、それは単焦点のティアラ(28mm 1:3.5)で、写真家の植田正治さんが愛用していた事でも有名なカメラです。お店で見つけた時、初代だと思って興奮したんですがよく見ると…後継機のティアラズームでした。
ズームかぁ…と思いましたが新品かと思うほど綺麗でしたし何より1480円(税込)で激安だったので試しに買ってみました。
スーパーEBCフジノンズームレンズ28mm/F4.5~56mm/F7.5(ズーム比2倍) 6群7枚 非球面レンズ使用(2枚)
F値はそこまで明るくなくズームも56mmまで、しかも最短撮影距離が長くあまり寄れないカメラです。
しかしこのカメラよく見ると可愛いんですよね。単焦点のティアラと違ってレンズ周りもカメラっぽい円形ですし全体的に丸っこく愛らしいデザインです。
ティアラズームの使い方
操作メニューなどは全て英語です。露出補正やその他の設定はシフトボタンを押しながら右上のボタンから機能を選択します。
たとえば露出補正する場合はシフトを押しながら右上の「+/−」を押します。その後、DOWNとUPを使い露出を設定します。
そして、ちょっと使い道がなさそうですがマニュアルフォーカスも使えます。先ほどと同じようにシフトを押しながらFOCUSを選びます。
最初に遠景の山マークが表示され、もう一回FOCUSを押すと…
MFと表示されマニュアルフォーカスが使えます。これもDOWNとUPを使い撮影距離を選択します。これがめちゃくちゃ細かい。
テレ側(56mm):0.6、0.65、0.7、0.75、0.8、0.9、1.0、1.1、1.2、1.5、1.7、2.0、2.5、3.0、5.0、10.0m、∞
それ以外:0.8、0.9、1.0、1.1、1.2、1.5、1.7、2.0、2.5、3.0、5.0、10.0m、∞
あとで作例写真を載せますがオートフォーカスの精度は高いと思ったので…わざわざMFを使う事はなさそうですが…ここまで数値が細かいのは珍しいかな。
それとティアラズームは裏蓋の開き方がちょっと特殊です。
ここまでしか開かないんです。横からスッとフィルムを入れる感じですね。
乾電池はCR123Aを使います。最近はあまり使わないタイプの電池ですが…わが家にあるエスピオミニと同じだったので予備もありすぐに撮影することが出来ました。
それでは長くなりましたがティアラズームで撮影した写真を数枚載せていきますね。
TIARA ZOOM(ティアラズーム):作例写真
※写真はクリックで拡大表示
試し撮りで使ったフィルムは2009年に期限が切れたCENTURIA400です。ノイズが酷かったのでLightroomでノイズ除去、色味も少し加工した写真になりますが、、、このボケ具合!
明るいレンズじゃないしボケは期待してなかったんですが…とにかく予想以上に綺麗な写りで驚きました。
今回の写真はコンパクトカメラを使い慣れているツマーが撮影した事も関係していると思いますが…しっかりとピントが合えば前ボケも含め一眼レフで撮影したのかな?って思うほどの雰囲気です。
ただ、この機種はフラッシュが自動になりますのでオフにしたい時は電源を入れるたびに設定する必要があります。
人物撮影も富士フィルムらしい思い出に残る綺麗な写りだと思いました。(モデルは綺麗じゃないけど 笑)
唯一の欠点は…動作音がやたらと大きい事くらいでしょうか(笑)
旅行先や友達と遊んだ時にパパっと撮るカメラとして持ち歩けば…綺麗な写真が撮れそうだし凄く気に入りました!単焦点の高級コンパクトカメラじゃなくても…これだけ写れば満足です。何より安かったし(笑)これから使いまくろうと思います!それじゃ!また!