最近何度かX100Vで動画撮影することがあり、完成した動画をスクリーンショットしたら「映画っぽい色味で雰囲気あるなぁ…!」と思ったので、静止画撮影でもシネマティックな表現を試してみたくなり設定をカスタムしてみました。
まず最初に設定したのはアスペクト比です。通常の3:2から16:9にするだけでグッと映画っぽい雰囲気になります。また16:9で撮影すると動画内のスライドショーなどでも使いやすく便利です。
今回の設定のベースになっているフィルムシミュレーションは「CLASSIC Neg. クラシックネガ」です。クラシックネガはSUPERIAというフィルムをモデルにして色や階調をコントロールしたFUJIFILM独自のエフェクトになります。
クラシックネガに設定するだけでフィルムカメラで撮影したような雰囲気に仕上がり気に入っていますが…デフォルトの状態だとやや硬調な階調になります。ですから露出を少しだけアンダー気味にして撮影すると男性的なかっこいいイメージの写真になるんですよね。
自分はもう少しふんわりとした雰囲気に仕上げたかったので画質設定の「明瞭度」をマイナス側に降ってあげることで優しい雰囲気を目指しました。
ちなみに今まで使っていた設定で撮るとこんな感じになります。
2枚目の写真はこんな設定で撮影しました。これも気に入っていますが…先ほど書いたように「ふんわりシネマティック」を目指しているので同じアンダー気味の写真でも違いが出るような設定を目指しました。
あまり難しいことを考えず、ただ設定をあれこれ変えただけになりますが…今回使った設定はこんな感じです。
Qボタンを押してすぐに選べるようにカスタム設定に保存しておいて、あとは撮影しながら微調整する感じです。ベースが決まっていると簡単に好きな雰囲気の写真が撮れて楽しいと思います!
ちなみに今回の写真の多くは「ブラックミスト No.1」というレンズフィルターを装着して撮影しました。このフィルターを使うとさらにフワッとした雰囲気に仕上がります。
X100VはコンデジになりますがAPS-Cセンサーを搭載しているので一眼レフを使ったような背景ボケも表現できるのが気に入ってます。
ちなみに今回の設定は食べ物も美味しそうに撮れるようにイメージしたので、露出をプラス側にするとフィルムカメラで撮ったような雰囲気になります。
とにかくX100Vの写りとフィルムシミュレーションの組み合わせは適当に撮っても雰囲気のある仕上がりになるので気に入ってます。
最後になりますが、X100Vの何がいいって…RAW現像しなくてもJPEGの撮って出しでこの雰囲気が出せることです!シネマティックな雰囲気の写真が簡単に撮れるのでSNSに写真を載せるときも簡単でおすすめです。
この設定にしてからX100V好き度がグングン上がって…写真を撮りまくっています!とはいえ使ってない設定がまだまだあると思うので、違うフィルムシミュレーションもカスタムしてあれこれ楽しもうと思います。それじゃ!また!