2013年に発売されたチェキ「instax mini 90」を購入しました。9年前のカメラになりますが、現在でもFUJIFILMの公式サイトでは現行モデルとしてラインナップされています。実際に使ってみると、使い勝手も性能も写りもパーフェクト。全く古さを感じさせない最高のインスタントカメラでした!
【レビュー】チェキ「instax mini 90 ネオクラシック」使い方
instax mini 90には、ブラックとブラウン、そして限定で発売されたレッドがありますが、自分が買ったのはブラウンです。男性でも女性でも使いやすいおしゃれなカラーリングだと思います。
アナログタイプのチェキといえば乾電池駆動のモデルが多いイメージですが、こちらは充電式バッテリーが採用されています。
充電は付属のバッテリーチャージャーを使い、フル充電で約10パックの撮影が可能です。どれだけ撮影するのかは人それぞれですが、自分は多くても1日2パック(20枚)くらいしか撮らないので2泊3日くらいの旅行なら充電器なしでもいいかも。
とはいえ、今の時代USBケーブルを使った充電に対応していないのは不便に感じますね。まぁ、古いカメラだから仕方ないけど。
instax mini 90の背面には設定が確認できる液晶ディスプレイがあります。左側のディスプレイには設定アイコンが、右側の小さなディスプレイにはフィルムの残数が表示されます。
花のマークが接写モード、「L」と「D」のアイコンが写真の濃淡コントロール、セルフタイマー、フラッシュの設定、一番右がMODEボタンです。これらの設定を組み合わせることで、エントリーモデルのチェキとは違ったハイレベルな撮影が可能になります。
MODEを押すたびに5種類のモードが切り替わります。ちなみに、instax mini 90は操作感も楽しいカメラになっていて、フロントのレンズ周りを回転させるとモード選択が可能になっていました。
MODE選択は、背面のボタンを押して選んでも同じなんですが、こういうアナログ操作があるだけでワクワク感が違います。また、上位モデルらしくシャッターボタンは2ヶ所にあります。縦でも横でも使いやすい。
ちなみにレンズ横にあるシャッターボタンはミラーになっているので、自撮りするときに便利です。
本体底面には三脚穴があります。セルフタイマーもあるので三脚を立てて記念撮影にも使えますし、バルブモードを使って長時間露光するときにも便利です。
チェキ「instax mini 90 ネオクラシック」作例写真と撮影テクニック
instax mini 90で撮った写真をiPhoneのアプリでスキャンしてみました。チェキでこんなにきれいな風景写真が撮れると思ってなかったのでびっくりです。ただし、instax mini 90を使って、こんな雰囲気のチェキを撮るには少しだけコツが必要です。
濃淡コントロールから「D(暗め)」を選択、フラッシュはオフ。さらに風景モードを選択しました。この設定だと空が白飛びせず、風景もシャープに写ります。
次は「二重露光モード」を使った作例写真です。
多重露光を使った撮影にもコツがあります。1枚目はシルエットになる暗めの写真を撮ります。今回は太陽に手を向けて逆光で撮影しました。この時の設定は…
濃淡コントロールから「D(暗め)」を選択、フラッシュはオフ。二重露光モードで1枚目を撮影します。こうすることで手の写真が暗くシルエットっぽく撮れます。2枚目は手のシルエット内に透ける風景を撮るだけです。花を重ねるのも楽しいと思います。
次の写真は濃淡コントロールを「D(暗め)」に設定しただけですが、普通のチェキで撮るより雰囲気のある写真が撮れました。
久しぶりに「PHOTO in PHOTO(フォトインフォト)」も撮ってみました。
instax mini 90は、デザインも可愛いし、少し設定を考えると出てくるチェキもワンランク上の仕上がりになります。2013年に少しだけ使ってレビューを書いたときは、ここまでの感動はなかったんです。9年の間に何台もチェキを買って使ってきたことで、あらためて最上位モデルの魅力が分かるようになったのかも。
こんなに気に入るとは思ってなかったので、もっと早く買えばよかったと後悔するレベルです(笑)最新のデジカメ機能が搭載されたチェキより、こっちの方が好きだし、しばらくinstax mini 90にハマりそうです。それじゃ!また!