古い一眼レフのフィルムカメラを使っていると「この明るさだと、絞りとシャッタースピードは、どれくらいだろう?」と一瞬考えること、ありませんか?
一般的な「露出計アプリ」を使えば、その場に合わせた露出が分かって便利なんですが、有料アプリが多いし、高性能すぎて使いにくいものも多いんです。
そこで、サニー16ルールをベースにした、フィルムカメラ露出計算ツールを作りました!

このページにアクセスして、すぐに使えますが、iPhoneの共有から「ホーム画面に追加」すれば、アプリのように使えてオススメです。


フィルムカメラ露出計算ツールの使い方

フィルムカメラ露出計算ツールを開くと、上部に「最高シャッター速度は?」と書かれた部分があります。お使いのフィルムカメラによって、シャッター速度の上限が1/500だったり、1/1000だったり、1/4000だったりすると思うので、愛機に合わせて選んでください。
次に「今の天気」→「フィルムのISO感度」→「絞り」を決めます。そうすると、適正なシャッタースピードが表示されます。

例えば、シャッタースピードの上限が1/1000のフィルムカメラを使い、ピーカンの晴天の中、ISO100のフィルムを入れ、絞りをf4にすると、露出オーバーになります。

シャッタースピード部分が赤くなり、露出オーバーだと分かるようにしました。また、適正なシャッタースピードと何段分オーバーなのかも表示されます。
1段分くらいオーバーだったら「そのまま撮影しよう!」とか「NDフィルターを使おう」とか、イメージしやすいようになってます。
このツールはあくまでも、一般的な光に対する露出を決めるためのツールなので、明暗差のある日陰や、逆行、強い反射、雪景色などでは、当然ズレます。
サニー16ルール 基本の考え方
晴れた日の日中、絞りをf/16に設定した場合、シャッタースピードを 「フィルム感度(ISO)に近い数値」 にすると、ちょうどいい明るさで撮れるというルールです。
- ISO 100のフィルムを使った場合
- 天気:快晴
- 絞り:f/16
- シャッタースピード:1/125秒(100に近い数値)
サニー16ルールは、どちらかといえばシャッタースピード優先モードに近い使い方をしますが、このアプリは絞り優先(Av)モードに近い使い心地になってます。
「今日は明るいから、背景をボカすために絞りを開けたいけど、シャッタースピードは足りるかな?」といった確認などに使えると思います。
まとめ

今回のツールは、自分が愛用しているミノルタ SRT101というカメラで露出計の電池が切れたとき用に作ったので、絞りにf1.7があったり、最大絞り値がf16までになっています。
一般的なサニー16ルールとは少し違うと感じる方もいそうですが、とりあえずアプリを作った勢いで公開してみました。それじゃ、また!


