Nikon Z50時代から、ずっとニコンのDXフォーマット機を愛用しています。DXフォーマットは数年前まで純正レンズの選択肢が少なかったのですが、最近は少しずつ種類が増えてきました。
今回、購入したレンズは「NIKKOR Z DX MC 35mm F1.7」です。DXフォーマット初のマイクロレンズ(マクロレンズ)になります。
35mm換算で52.5mmの明るい標準レンズ。こんなレンズを待っていたDXフォーマットユーザーも多いのでは?
しかも、このレンズの最大撮影倍率は0.67倍なので、35mm判換算で実質等倍になります。
F1.7の明るい標準単焦点レンズとしても使えて、強烈な接写性能も兼ね備えている。しかも軽くて安い。普通に見えて、実はマニアックなポイントが多い「唯一無二のレンズ」なんです。
Z50IIによく似合うレンズです

Nikon Z50IIに装着してみました。全長72mmと50mm付近の単焦点レンズとしては少し大きめですが、Z50IIに似合っていると思います。

プラスチック製の鏡筒にゴム製のコントロールリング、シンプルなデザインのレンズです。

DXフォーマットのレンズはマウント部分がプラスチック製のタイプが多いのですが、このレンズは金属製です。やっぱり金属の方が安心感があるし、好きですね。

ちなみに、レンズフードは純正ではなくF-Foto HF-52 レンズフードを購入しました。このレンズフードはフード内部にも52mmのネジきりがあるので、フィルターをレンズ内部に取付可能です。純正品よりすっきりした見た目になるのがお気に入りのポイント。

今回の作例は「ブラックミストプロテクター」を装着した状態で撮影しています。少しだけソフト効果がかかっているので、雰囲気のある写真に仕上がっていると思います。
NIKKOR Z DX MC 35mm F1.7:作例写真

このレンズの最短撮影距離は16cmですが、被写体に近づくほど実効F値が変わります。最短距離での撮影時はF3.2相当になります。F3.2でもピント面がかなり薄くなるので、上の写真は少し絞って撮影しました。
ちなみに、絞らずに撮影するとこんな雰囲気になります。

開放に近い状態だと、ペン先はすでにボケはじめています。それだけピント面が薄いということですね。

100mmマクロのような「ドアップでふわっと」という描写とは少し違う、広角寄りのマクロ表現が楽しめます。これが、日常写真だと使いやすいんです。

いつものデスクを、いつもと違う雰囲気で撮影できる。やっぱりマクロレンズって楽しいですね。
ということで、ここからは屋外でスナップ撮影した写真を何枚かアップします。

オートフォーカスは爆速ではありませんが、普通にスナップするなら問題ないと思います。マクロ撮影だとAFが迷って暴れることもありますが、まぁこれくらいは仕方ないかなと思えるレベルです。

これはF1.8での撮影ですが、玉ボケの形はキレイだと思いました。しかし、背景ボケが少し硬い感じがするので、滑らかでソフトな描写が好きな方は気になるかもしれません。

昔から50mmの標準レンズでスナップするのが好きだったので、慣れた感じで撮影できて楽しかったです。



先ほど、ボケが少し硬いと書きましたが、前ボケは滑らかなんですよね。この雰囲気が気に入って、前ボケを使った同じような構図で何枚も撮っちゃいました。



このレンズの欠点というか、ネックになるのが「手ぶれ補正」です。Nikon Z50IIはボディ内手ぶれ補正を搭載しておらず、レンズ側にも手ぶれ補正がないため、屋外でのマクロ撮影は手持ちだと難しく感じる場面もありました。

とはいえ、このレンズは「がっつりマクロ専用」というより、気になった被写体にぐっと寄れる標準レンズとして使うのが楽しいと思います。一般的な標準レンズでは、ここまで寄れませんから。
まとめ

Nikon Z50IIやZ30ユーザーで、キットレンズしか持っていない方には、2本目のレンズとして「NIKKOR Z DX MC 35mm F1.7」をおすすめします。
もう1本の単焦点「NIKKOR Z DX 24mm f/1.7」も小さくて写りが良いのですが、MC 35mm F1.7なら1本でマクロも明るい単焦点も両方楽しめるのがポイントです。
今回のテスト撮影では、テーブルフォトやポートレートは試せませんでしたが、このレンズならきっといい感じに撮れるはず。これから使い込むのが楽しみです。それじゃ、また!





