iPhoneで本格的な動画撮影をするための必須アプリともいえる「FiLMiC Pro」がv6.12.0にアップデートされました。今回のアップデートはDJIのスマホジンバルOM 4との連携が可能になったり、「Clean HDMI Out」の機能が追加されたり非常に魅力的なものになっています。
例えばATEM MiniにiPhoneを接続してデフォルトカメラアプリを表示すると、こんな感じになります。(iPhone→ATEM Mini→Mac→OBSで映像を表示)
iPhoneの操作ボタン類まで表示されるので、普通のウェブカメラとして使えないんですよね。そこでマニアックな方々は「Airmix Solo(旧 Live:Air Solo)」というアプリを使って対処していました。このアプリは無料ですし「Clean HDMI Out」の機能も搭載されています。しかし…UIが全て英語なので微妙に分かりにくい部分もあるんです。
FiLMiC Proの「Clean HDMI Out」が便利すぎる
FiLMiC Proは1,840円とiPhoneアプリの中では高い部類に入るものですが…ハリウッド映画の監督もこのアプリを使って映画を撮影するほど高性能で便利なアプリに仕上がっています。
それでは「Clean HDMI Out」を使う方法を簡単に書いていきます。まずは画面下の歯車マークをタップして「ハードウェア」を表示します。
次に「Clean HDMI Out」をオンにします。ここをオンにした状態でiPhoneとATEM Miniを接続すると…
このようにアプリの操作画面(UI)などが表示されない状態でアウトプットされました!これならiPhoneをウェブカメラとして使えますし、めちゃくちゃ便利です。
iPhone側にはFiLMiC Proの操作画面が表示されているので、マイクの音量など細かな情報の確認、ホワイトバランスの調節など様々な設定変更が可能になっています。そして…iPhone 11 Proを使った場合オートフォーカス性能も抜群なので、下手なミラーレスカメラより便利に使えると感じてしまうほどです。
アウトカメラを使って自撮りした場合は近距離の撮影でもピントがシュッと合って最高に便利です。
ATEM Miniに複数のカメラを接続して動画を撮影したり、生放送を行いたいけどカメラの数が足りない…そんな場合はiPhoneをカメラ代わりにして撮影するのが便利でお得だと思いました!それじゃ!また!
FiLMiC Pro-マニュアルビデオカメラ
FiLMiC Inc¥1,840posted withアプリーチ