なりたい職業にYouTuberが登場して数年が経過しました。YouTuberに必要なのはカメラやマイクなどの撮影機材だけじゃなく多くの視聴者にアピールするための編集作業も大切なんですよね。そして…多くのYouTuberが撮影より時間をかけているのが編集作業になります。
今回紹介するBenQ「PD3220U」というモニターは31.5インチで大画面!MacBookやMacBook Proを使って動画編集をしている方なら画面の美しさ、色の再現度、そして広々とした作業スペースを活かした編集作業に魅力を感じるはず!
BenQ デザイナーモニターPD3220U:レビュー
先ほども書きましたがBenQ「PD3220U」は31.5インチという大画面がポイントの外付けモニターです。上の画像で左下に置いてあるのは13.3インチのMacBook Airになるので…サイズを比較するとその大きさが分かると思います。
このサイズですから…モニターが入っている段ボールも巨大です。持ち運びが大変なのでインターネットで注文するのがおすすめです。それでは開封して中身を出して組み立ててみましょう!
組み立て作業
組み立て方はイラストで描かれているので分かりやすいし簡単です。
組み立て作業は簡単ですが…モニターを下向きにして行う必要があるので柔らかい布やカーペットの上で組み立てましょう。
大きなモニターになりますが高さ調整は片手で行えるほど簡単です。自分のメイン機は27インチのiMacになりますが…高さが調節出来ないのが難点です。こういった外付けモニターを使うと簡単に最適な高さに合わせる事が出来るので嬉しいです。
MacBookシリーズとの接続について
PD3220U本体に電源を繋いだらMacBookシリーズと接続してみましょう。PD3220UにはThunderbolt3対応の接続端子が搭載されているのでケーブル1本で繋げばすぐに使い始める事が出来ます。
どのケーブルをどの位置に繋いだらいいのか?映像端子がたくさんあるので分かりにくいと思いますが…こちらも付属のイラストを見れば簡単に分かります。Thunderbolt3搭載のMacであれば、モニターとThunderbolt3のアイコンが描かれた端子に接続するだけです。
ちなみにこの状態だと端子が全て剥き出しになっていますが…
このようなフタが付属しているのでセッティングが終わったらカチッとはめ込みます。これで裏側から見てもスッキリした印象になります。
Thunderbolt 3対応のUSB Type-C接続で85Wの給電が可能!
基本的な事ですが…こちらのモニターはThunderbolt 3対応のUSB Type-C接続になっているのでMacBookシリーズと接続するだけで給電が可能になっています。
しかも…85Wの給電が可能なのでハードな動画編集作業をしながらでもハイスピードで充電されます。家に帰ってきたらMacBook Proをモニターと接続して大画面で作業するってワクワクしませんか!?
周辺機器の接続もモニター経由で
最新のMacBookシリーズはポート数が少ないので周辺機器を接続するのが面倒です。例えばUSB接続の外付けキーボードを使いたいと思っても…USB-A端子が無いので変換ケーブルが必要だったりするんですよね。
しかしPD3220Uには様々な入力端子が用意されているのでモニター側にキーボードのケーブルを接続して使う事も可能なんです。MacBookシリーズの端子不足もモニターを接続する事で解消されますし作業効率もグッとレベルアップします。
動画編集モニターとして使ってみよう!
それでは実際にPD3220Uを使って動画編集を試してみましょう。Macで動画編集するソフトといえば「Final Cut Pro X」や「Adobe Premiere」などが人気になりますが…自分は「Final Cut Pro X」を使っています。
まずPD3220Uの基本的なスペックから紹介していきますが…31.5 インチ大画面、ノングレア IPS パネル採用という事だけじゃなくBenQのPDシリーズでは初の AQCOLORシリーズモデルとなります。
また4K UHDの高解像度で高水準の色精度を実現しHDR10にも対応!動画編集やアニメ制作などのプロにもおすすめ出来るモデルになっているのが特徴です。
とはいえ…いくら高性能のモニターでも色が合ってなかったらダメなのでは?と思いますが…PD3220Uは出荷前にモニターをキャリブレーションしているそうです。その証拠にレポートが同梱されているので安心感が違います!
大画面モニターで動画編集するメリット
例えば…MacBook Airの画面に表示されていた写真アプリのウインドウをPD3220U側にドラッグしたとします。そうすると左側の写真くらいのサイズ感になります。この状態でフルスクリーン表示すれば…今までとは別次元の大きさで写真や動画を表示する事が出来ます!
大きなモニターを使い動画編集するメリットは「タイムラインを幅広く表示出来る事」だと思います!MacBookシリーズの小さな画面だと表示出来なかった長さのタイムラインが表示可能なので全体の雰囲気を確認しながら作業を進める事が可能です。
長い動画の編集だと見えない部分が多く細かな編集が面倒になりますが…PD3220Uを使えば様々なエフェクトや音声なども一気に表示可能なので作業スピードがグッと上がります。
もう少しスペックについても触れておきますが、Rec.709色域を100%カバー、DCI-P3色域を95%カバーしているので、ビデオ放送やデジタル映画に求められる高精細解像度、フレームレート、色域、ガンマ、白色点等もすべて正確に再現されているのがPD3220Uの特徴です。
ですから動画編集をお仕事にしている方でも安心して使えるスペックになっています。また動画編集だけじゃなく1台のディプレイで2つの異なる画面モードを表示する事が出来るのでデザイン系のお仕事でも便利に使えます。
例えばsRGBとCAD/CAMを同時利用すれば、くっきりとしたカラーラインを描写しながら正確な仕上げ画像を確認出来ます。この辺りは様々な使い方が出来ると思うので詳しくは公式サイトをご確認ください。
OSDコントローラー(ホットキーパック G2)が便利!
PD3220Uの基本的な操作は本体背面にあるスイッチで行いますが…OSDコントローラー(ホットキーパック G2)が付属しているので様々な設定が簡単に出来るようになっています。
また本体側の設定でブルーライト軽減なども選択可能なので目にやさしいモニターになっています。
さらに「ブルーライト軽減」モードの中にマルチメディア、ウェブサーフィン、オフィス、閲覧など…細かな設定が用意されています。とにかく設定の数が多いので用途に合わせた使い方が出来るのがポイントだと思いました。
縦位置で使うと強烈なインパクト!
また31.5インチという大画面でありながら…縦位置での設置も可能なモニターになっています。見てもらうと分かりますが…縦位置で使うと強烈なインパクトです(笑)
ちなみにPD3220UはThunderbolt3ポートを使用したモニター接続で最大2台の4K 60P動画を同時再生できる高速なデータ転送が可能なのでデュアルディスプレイにして1台を縦位置にして使うのはありだと思います。
まとめ
その他、CalMAN認証およびPANTONEカラー認証を取得で安心度が増したモニターになっていたり、フルHDの4倍の解像度を誇る「4K UHD(Ultra HD)」だったり…本当にプロ用途でも対応出来るスペックになっているのが特徴です。またKVM(パソコン切替機)機能搭載で、1セットのキーボード、マウスで2台のPCを操作可能な機能も便利です。
ここまで聞くと「高性能だけどお高いんでしょう?」と思いがちですが…現在のAmazon価格だと161,168円になっているので動画編集をがっつり頑張ろうと思っている人だったら…なんとか手を出せそうなギリギリの価格だと思いました。大型のディスプレイになるのでデスクの大きさに余裕がないと設置が厳しいなど問題はありますが実際にこのモニターで動画編集〜動画鑑賞をすると小さいモニターには戻れないほど感動します!
気になった方は是非公式サイトを含めチェックしてください!それじゃ!また!
またBenQの製品のイベントやモニター企画などの情報をいち早くゲット出来る「BenQアンバサダープログラム」というプログラムもあるので、BenQの製品愛用しているという方がいたらこちらも是非。