イヤーカフのように耳に引っ掛ける オープンイヤー型イヤホン、マスクやメガネを付けていても干渉することなく音楽を楽しめますし、周囲の音も聞こえるので、家族との会話や、宅配のインターホンにも気付きやすいのもメリットです。
また、カナル型と違って耳の中が蒸れたり、閉塞感を感じることがないので、長時間の使用にもぴったり。作業中や散歩、家事をしながらでも快適に使えます。
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今回購入したのは 『Bose Ultra Open Earbuds』 です。イヤーカフタイプの完全ワイヤレスイヤホンの中では、ハイエンドモデルに位置づけられるだけあって、価格も高めで、現在のAmazon価格は36,000円(税込)になります。
Bose Ultra Open Earbuds レビュー
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付属品は本当にシンプルで、充電用ケーブル(Type-A to Type-C)とマニュアルだけでした。
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ケースは比較的コンパクトで、底面に充電端子があります。価格の高いイヤホンなのにワイヤレス充電が使えないのは残念ですが…実は別売りのケースカバーを使うとワイヤレス充電が可能になります。とはいえ、ワイヤレス充電ケースカバーだけで7,150円もするんですよ。びっくり。
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充電ケースを開くと、イヤホン本体がこんな感じでセットされています。洗練されたデザインで、見た目もスタイリッシュ。個人的に、かなりカッコいいイヤホンだと思いました。
今回はiPhoneと接続して使用しました。まずは専用アプリをダウンロードし、アプリ側からUltra Open Earbudsに接続します。接続はスムーズで、アプリを通じてさまざまな設定ができるのも便利です。
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イヤホン本体は、ちょっと変わったデザインになっています。
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バンド部分がグッと伸びるようになっていて、スピーカーがある部分を耳に引っ掛けて斜め45度でフィットするようにします。
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
耳の大きさや形によってはフィットしにくいこともあるため、購入前に店頭で試してみるのがおすすめです。ちなみに、自分よりもツマーの方がフィット感が抜群だったので、上の写真は女性の耳です。完璧な装着例だと思います。
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実際に音楽を聴いてみると、音質の良さに驚きました。オープンイヤー型のイヤホンとは思えないほど迫力があり、低音も響いて臨場感も抜群です。
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アプリ側にイコライザーもあるので、細かく自分好みの音質に調整できますし、さらにオープンイヤー型なのに「ボーズイマーシブオーディオ(空間オーディオ)」が使えるんです。
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そして、長時間使用しても疲れにくいのがポイントでした。午前中は仕事をしながら音楽を聴き、そのままランチタイムも装着したまま過ごしましたが、本当に自然なつけ心地です。
カナル型やヘッドホンをつけたまま食事をしたことがありますが、やっぱり違和感があります。でも、イヤーカフ型なら音楽を聴きながら食べたり飲んだりしても違和感がありません。この快適さには感動しました。
ちなみに、オープンエアー型なのでどうしても音漏れはあります。しかし、これまで使ったオープンイヤー型とは比べものにならないほど音漏れが気になりません。これは、ノイズキャンセリング技術に強いBOSEならではの実力です。
スピーカー部分が耳の穴の方向にしっかりフィットすることで音が外に漏れにくくなり、それでも漏れてしまう音には、逆位相の音を流して打ち消す仕組みになっています。これが本当にすごいんです。
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マルチポイント接続にも対応しているので、パソコンとスマートフォンの2台に同時接続可能です。
Bose Ultra Open Earbudsのデメリット
基本的な性能には大満足の『Bose Ultra Open Earbuds』ですが、最高の音質を楽しむには、装着の角度が重要です。しかし、それが意外と難しいんです。
何も考えずに装着すると、右耳は完璧でも左耳はフィット感がイマイチ… その結果、左右の音量に差を感じたり、どちらかの耳だけ痛くなったりすることもありました。
こうしたフィット感の微妙な違いは、家電量販店で試聴しただけでは気づけませんでした。
まとめ
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イヤーカフ型のイヤホンが欲しいけど、音質がイマイチだと思って諦めていた方がいたら『Bose Ultra Open Earbuds』を試してもらいたいです。物理ボタンの操作性も抜群ですし、アクセサリーのようなデザインは男女問わず使えます。
さらに、オープンイヤー型なのに音漏れが少なく、長時間つけていても疲れにくいのも魅力。フィット感には個人差がありますが、試聴できる店舗があればぜひ一度体験してみてください。きっと、音質の良さに驚くはずです。
それじゃ!また!