数週間前にLUMIX G9 PROがファームウェアアップデートで超絶進化!動画機能が凄すぎて…もはや別のカメラになるのでは説!という記事を書きましたが…ついに「G9 ファームウェアVer.2.0」がリリースされました。
LUMIX G9 PROでも動物認識AFが使えるようになったり…ピントを合わせたい被写体が、手前にあるか奥にあるか、優先する対象を選べる新しいAF制御が使えるようになったり…今回のアップデートで一気にG9 PROが進化しました!
そして…動画性能にも素晴らしいアップデートがありLUMIX G9 PROでも別売のアップグレードソフトウェアキー「DMW-SFU1」を使って、「V-LogL」機能、「V-LogLビューアシスト」機能を使用可能にすることが可能になったんです!
DMW-SFU1:LUMIX G9 PROでV-Log Lを使ってみよう
別売のアップグレードソフトウェアキー「DMW-SFU1」は白い箱に入っていますが…中にはキーコードが書かれた紙が入っているだけです。今回のアップデートでLUMIX G9 PROユーザーが殺到したのか…Amazonを含め様々なネットショップでは売り切れになっていました。とはいえ…ただの紙なのであっという間に在庫は復活するはずです。
奥に写っているのが「DMW-SFU1」のキーコードです。これで…約1万円です(笑)マニアしか買わないとはいえ…高すぎませんか!?
で、このコードをカメラの設定から入力するだけかと思ったら…予想以上に手間がかかる作業だったので簡単にやり方を説明しておきます。
ステップ1.ボディファームウェアがVer.2.0以上であることを確認する
まずはLUMIX G9 PROのボディファームウェアがVer.2.0以上であることを確認しましょう。すでに入っていると思いますが…SDカードが入っている事も確認します。
ステップ2.機器情報を書き出す
メニューボタンで「セットアップ」→「アクティベーション」を選択します。
次にシリアル番号出力を選択します。
実行しますか?と聞かれるので「はい」を選択。
ステップ3.アクティベーションコードを取得する
カメラからSDカードを取り出し…ネットが使えるパソコンにマウントします。自分はMacを使いました。準備が出来たら以下のサイトにアクセスします。
サイト内にある「DMW-SFU1/AG-SFU41G」というテキストリンクをクリックします。次の画面でメモリーカード内に保存された「SERIAL.LST」を選択してアップロードしますが…ファイルの場所はメモリーカード > PRIVATE > PANA_GRP > PAVC > LUMIX > ACTV > “SERIAL.LST”になっています。
アップロードが完了したら「キーコード」を入力する画面になりますが…
ポイントは「ハイフン(-)」を入力しない事です。キーコードが書かれた紙にはハイフンが書かれているので注意しましょう。入力が終わったら「登録」をクリック。
次の画面で「メモリーカードに保存」と書かれたボタンをクリックすれば…「ACTIVE.LST」というファイルが保存されます。もしデスクトップなど違う場所にファイルが保存された場合はマウントされているカードの中に移動します。
保存先は先ほど「SERIAL.LST」が保存されていた場所と同じです。これで準備完了です。MacからSDカードをマウント解除してLUMIX G9 PROにもう一度差し込みます。
ステップ4.アクティベーションコードを読み込む
最初と同じようにメニューから「セットアップ」→「アクティベーション」を選び…次の画面で「アクティベーションコード読込」を選択します。
実行しますか?と聞かれるので「はい」を選択して完了です!電源を一度切って…電源スイッチをオンにすればクリエイティブ動画モードの[動画メニュー]→[フォトスタイル]で[V-LogL]、[V-LogLビューアシスト]を選べるようになります!
LUMIX G9 PROでV-Log L撮影
これでフォトスタイルから「V-Log L」が選べるようになりました。実際に動画を撮影すると…
こんな感じの薄い色味で動画が撮れているはずです。このままだと使い物にならない動画に見えますが…動画編集ソフトでLUT(ルックアップテーブル)を使ったカラーグレーディングが可能になるので…しっかり編集すれば映画のようなおしゃれな色味に仕上げる事が可能になるんです。
まとめ
今までLUMIX G9 PROは写真が好きな方向けのカメラとして人気がありましたが…今回のアップデートでDMW-SFU1がインストール可能になりました。これにより「V-Log L」での撮影も可能になって「写真も撮りたいし…本格的な動画も撮りたい」そんな方でも満足出来るカメラに進化したと思います!
GHシリーズと比較すると価格も安いので…もしかしたらこれからバカ売れするかも!自分もこれから進化した機能や「V-Log L」を使ってあれこれ撮影して楽しみたいと思います。それじゃ!また!