ソニーから発売されたECM-G1というコンパクトなショットガンマイクを購入しました。最近ソニーは動画撮影に特化したVLOGCAMシリーズに力を入れていることもあり、Vlog撮影に便利なオンカメラマイクをいくつか発売しています。
今回レビューする「ECM-G1」は、ソニーのマイクの中でもコンパクトなサイズが魅力のマイクになっていて、ZV-1で使うとめちゃくちゃ似合う感じです。もちろんα7IVなど他のカメラでも使えるのでご安心を。
で、このマイクの何が便利って『ケーブルレス』で使えることです。電池もケーブルも必要なくMIシューを搭載したソニーのカメラであれば、マイクをカチッと差し込むだけでOK!しかも「ECM-G1」は、本体に細かい設定ボタン類もないので、自動でいい感じの音声を収録してくれます。
誰にでも簡単に使えてVlog初心者に優しいマイクです。
実際にこのマイクを使って撮影しましたが、旅行中に街歩きしながら撮影するスタイルで使えば、難しい設定も必要なく、使いやすいマイクでおすすめです。
以前、ゼンハイザーから発売されている「MKE200」という外部マイクを使ったことがありますが、あのマイク、前方からの音声はクリアなんですがマイクの後方から話した音声は、こもって聞こえますし、音量も小さくなってしまうのがネックでした。
ですから、風景を撮りながら喋りたい場合は、カメラに対してマイクを反対向きに装着して、自分の声だけを拾う工夫が必要でした。
しかし、今回使った「ECM-G1」は、前方の音だけじゃなく後方からの音声もある程度クリアに拾ってくれるので、マイクの向きで苦労することもありません。
もちろん、前方の音声を中心に拾ってくれるスーパーカーディオイドという指向性のマイクになるので、周囲の騒音などは入らず、カメラの後方を含め自分の声を中心に集音してくれるんです。
コンパクトなマイクですが、屋外で使う場合は「風対策」が必要です。専用のウインドスクリーンが付属しているので、風が強い日は装着するのがおすすめです。
実際に装着するとこんな感じです。何もつけない状態と比較すると、やっぱりサイズ感が変わってしまい、大きく感じますが、ベースが小さいマイクなので、そこまで威圧感はありません。
マイクのレビューなので、音質が気になると思います。正直に書くと『音質はまぁまぁ』です。上位モデルのマイクと比較すると、少しトゲトゲしい声になってしまうのも確かです。
とはいえ、これだけコンパクトなマイクですからね。屋外で自分の声をクリアに拾ってくれるだけで大満足です。
実際に屋外で試したビデオがあるので、ZV-1で使った音質、α7IVで使った音質、歩きながら撮影した雰囲気など、細かい部分はこちらでチェックしてくださいませ。それじゃ!また!