HHKB Professional HYBRID Type-Sを使い始めて1年半が経過しました。初見殺しの独特なキー配列にも慣れ、今ではHHKBじゃないと長時間のタイピングができないほど依存しています。左右対称の美しいデザイン、コトコトと気持ちいい打鍵音、ホームポジションから手を移動させることなくスピーディーなタイピングが可能で、疲れにくい静電容量無接点方式を採用。
1日8時間以上タイピングするような仕事の方だったら確実に疲労が減り作業効率も上がる。そんなキーボードだと思います。ところでHHKBにはキー刻印がない「無刻印モデル」が販売されているのをご存知でしょうか?
HHKB Professional HYBRID Type-S 無刻印/白(英語配列)
無刻印HHKBを使いこなすために必要なのは「完璧なブラインドタッチ」です。さらに通常のタイピングだけじゃなくHHKB独自のショートカット操作も覚えている必要があるので最初から無刻印HHKBを買うのは変態か変態か変態だけだと思います。
自分は刻印ありHHKBを1年半使ったことでブラインドタッチにも自信が付き、よく使うショートカットは指が覚えているので、勇気を出して「無刻印キートップセット」を購入しました。
HHKB Professional HYBRID Type-Sは本体価格が35,200円になります。信じられないほど高級なキーボードになりますが…キートップセットの価格はどれくらいだと思いますか?なんとキートップだけで4,510円です。本体と合わせて4万円近い出費になりました。
ですから最初から無刻印モデルを買った方が節約になりますが…ブラインドタッチに自信があってもマニアックすぎて手を出せない人が多いと思います。
キートップ引き抜き工具が入っていました。キーの交換に使えて便利なアイテムになりますが…このタイプのキープラー(引き抜き工具)はキーに傷が付きやすいのでおすすめしません。自分が愛用しているのは「FILCOのキープラー」です。
抜き取りもスムーズで傷も付きにくく愛用しています。
自分は一部のキーをピンクに交換していましたが、まずは全てのキーを外して無刻印に交換します。ちなみにキーを全部外してしまうと箱に収納するときに分かりにくくなるので時間はかかりますが1列ずつ順番に交換していくのがおすすめ。
キーを外すとホコリや髪の毛などが入っている可能性もあるのでブロワーなどで吹き飛ばしながら作業を進めましょう。
コツコツと順番にキー交換を進め完成したのがこちらです!
無刻印とはいえ、1部のキーはグレーになっているので多少の目安にはなります。このまま使おうと思いましたがピンクのキートップに未練があったので装着してみました。
ESCキー、Controlキー、Returnキーだけ刻印があるので完全な無刻印ではありませんが、ピンクがアクセントになって可愛いと思います。
そして…実際にタイピングした感想ですが「意外と大丈夫」でした。数字キーの入力に不安がありましたがキーボード全体を目視しつつ数字キーの「4」に指を置くと自然に「8」のキーの場所も分かり電話番号くらいだったら問題なく打ち込むことが可能でした。
自分の場合「左手の中指で4キー」をタイプします。また「右手の中指で8キー」をタイプするので4さえ分かれば右手も自然に動くイメージでした。ですから、どこかポイントになる数字に指を置くと全体の数字が分かりやすくなると思います。
まとめ
まだまだ無刻印HHKBを使い始めたばかりで、この先どうなるか分かりませんが…基本的なタッチタイピングとHHKB独自のショートカット操作を覚えていれば無刻印でも意外と大丈夫だと思いました。家族がキーボードを使えなくなるデメリットもありますが、打鍵感もよくなった気がしますし、買ってよかったです!それじゃ!また!