最近、Osmo Pocket 3を使って日常を記録していますが、ノーマルのカラーモードではiPhoneで撮影した映像と似たような雰囲気になってしまいます。そこで、もう少し雰囲気のある動画を撮りたくて、Osmo Pocket 3に内蔵されている10bit Log形式の「D-Log M」モードを試してみました。
このモードを使うと、全体的に色が薄く、ややくすんだ映像になりますが、8bitのノーマルモードと比べ、広いダイナミックレンジで細部まで繊細に記録してくれます。このおかげで、編集ソフトで彩度やコントラストを調整しても、映像が破綻することなく、自然に色味を調整できるんです。
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今回はMacの「Final Cut Pro」を使って編集しました。Log撮影したデータをカラーグレーディングすると聞くと難しそうなイメージですが、DJI公式が「DJI OSMO Pocket 3 D-Log M to Rec.709」というLUT(ルックアップテーブル)を公開しているので、それを当てるだけで派手すぎず、少しだけシネマティックな映像に仕上がり簡単でした。
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Final Cut Proの場合ですが、並べた素材の上に「調整レイヤー(ここは調べて追加してください)」を配置して、そこに「カスタムLUT」を当てます。
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カスタムLUTの設定から、先ほどダウンロードした「DJI OSMO Pocket 3 D-Log M to Rec.709」を選びます。
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すると、ノーマルモードより派手すぎず、それでいてシネマティックな色味になります。これだけでもいい感じに仕上がりますが、カラーインスペクタから、彩度やコントラストなどを少しだけ調整すると、さらに自分好みの色になるんです。
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Osmo Pocket 3は、縦動画も簡単に撮影できるので、Instagramのリール動画も少しシネマティックな雰囲気に仕上げてアップしたくなりました。とにかく予想より「D-Log M」撮影が楽しかったので、これからガンガン使っていこうと思います。それじゃ!また!
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