1977年製 ポラロイド 1500です。ポラロイドランドカメラ1500はボックス型のポラロイドでフィルムは600ではなくSX-70フィルムを使います。
どのフィルムも現在ポラロイド社が製造していないものになりますので、現行品を買う場合はインポッシブルというメーカーのフィルムを使う事になります。
POLAROID LAND CAMERA 1500
このフィルムがなかなかマニアックでインスタントカメラのイメージとはちょっと違う使い方になります。シャッターを切って写真がフィルムに定着するまで30分以上はかかるんですよ。
ポラロイドカメラは昔のようにぱぱっと簡単に使えるものではなく…今売っているフィルムを使うと時間をかけてゆっくりと楽しむカメラになってしまいます。これを楽しめるかどうかでインポッシブルのポラロイドフィルムの評価は変わってきますね。
このポラロイドランドカメラ1500のピント調節は目測式でぐるぐる回して距離を合わせてシャッターを切ります。写真の明るさは露出ダイヤルで調節します。
今回フィルム装填時の写真を撮ってないんですが、、、丸で囲まれた部分を矢印方向に動かしてフィルム蓋を開けフィルムを装填します。ちなみにこのタイプのポラロイドには電池がありません。じゃあどうやって動くんだって話になりますが、、、実はフィルムが電池になっているんです。
種類は違いますが、矢印の部分が接点になっていて、フィルムを入れないと動きません。ですからジャンクでポラロイドを見つけても、、、動くかどうかはフィルムを持っていないと分からないんです。勢いで購入するにしてもインテリアになってもオッケー!と思う寛大な心が必要です(笑)
右に見えているのがフィルムカウンターです。もともとポラロイドのフィルムは10枚でした。どのフィルムも10枚だったので、、、フィルムを入れればカウンターは10からカウントダウンしていきます。
しかし、、、現在使えるインポッシブルのフィルムは・・・1パック8枚入りです。10とカウントされますが8枚しか撮れないんですよね。分かりにくい(笑)
上部にある穴はフラッシュなどを装着する場所です。そして露出ダイヤルですが白の方に回せば明るく、黒の方に回せば暗く写ります。分かりやすい。個体差などもありますが、、、先ほどから書いているインポッシブルのポラロイド用フィルムの癖をつかむためには、、、季節ごと、その日の温度に合わせて露出を考える必要があるので大変だと思います。
使いこなすにはフィルムをたくさん買える財力と根気とポラロイドが好きという情熱が必要になりますね(笑)しかし、この時代のポラロイドは可愛いから欲しくなるんですよね。困ったものです。それじゃ!また!