先日新しくカメラを購入した女子に「カメラを掃除するためにブロアーとか買った方がいいのでしょうか?」と質問されました。1つ持っていれば何かと便利なのでオススメしました。カメラの外側をシュシュッと掃除するのは簡単ですからね。
しかし…一眼レフのレンズを外し、内部をブロアーで掃除しようと思うと…何だか壊れそうで怖い、傷つけそうで怖いと思う方も多いんですよね。
ジェットダスター「風塵 / FUJIN」
今回紹介する「FUJIN(風塵)」はキヤノン専用になりますが、簡単にカメラの内部を掃除することが出来るアイテムです。慣れてくればPENTAX K-xの撮像素子をクリーニングキットで掃除してみました。という記事に書いたような道具を使って掃除も出来ますが、初心者だと内部に傷が付きそうで怖いと思うのは当然です。
Fujinというジェットダスターを試してみようと思いましたが、、、内部に汚れがあるキヤノンのカメラを持った人なんて、、、身近にいないだろうと思っていたら、、、いました(笑)
EOS 5D Mark IIIユーザーのKEISUKE IKEDAさんです!最近汚れが気になっていると話していたので、お借りしてファインダーを覗くと、、、バッチリ汚れが見えました。
レンズを外してセンサー部分をチェックしても汚れが確認できました。これがどこに付着しているのかよく分からなく、裏側にゴミがあるようにも見えました。最初に書いておきますがこのFUJINは『ブロアーでも取れないゴミは取れません』このFUJINで取れるのは「ブロアーでも取れる小さなゴミやチリ」です。
ブロアーでも取れないゴミはFUJIN(風塵)で取れるのか!?
今回のレビューは…すごく厳しかった(笑)5DM3の内部にあるゴミですがブロアーを使っても全く取れない汚れでした。それではFUJINの外観などからチェックしていきましょう!
パッケージをチェックしてもらうと分かりますが、FUJINは内部の空気をファンで吸い込み排気するシステムです。ブロアーでゴミを取り除いたとしても、またカメラ内にホコリが残ってしまう。そんな事がない仕組みです。
開封するとFUJIN本体と専用ポーチ、説明書、住友3M製の特殊帯電フィルターが3枚。
キャップを外すとこんな感じです。まずはフィルターを取り付けます。
外側フィンを回転させて取り外し、フィルターをセットします。
外側フィンをもう一度セットします。この時しっかりロックされているか確認しましょう。途中で外れると壊れる事もあるそうです。
電池ボックスのフタを外し単四乾電池を4本入れます。
リアキャップを外した状態です。マウント部分がプラスチックだと思ったら硬質のナイロン製だという事です。削れる心配も少ないとの事。
5DM3に取り付けてみました。このルックスは「EF50mm F1.2L USM」に似てるますね(笑)
電源を入れればファンが回転スタートします。
この状態で1分程度放置すればホコリや塵が取れるという事ですが…全く取れません!ブロアーで取れない汚れだったので!ダメでした!次にもう少し効果的な使い方があったので試してみました。
FUJINを動かしながら連写する事で内部が動き、ゴミが浮いて取れやすくなります。連写だけだと取れなかったので5DM3のセンサークリーニング機能を使いました。
クリーニング機能を使い、その後連写。これを5回程繰り返しました。このときレンズ部分を下に向けてファンを回し続けます。これでどうだ!
汚れが取れていました!!ブロアーで取れない汚れは取れないと公式が発表しているのに…取れちゃいました(笑)普通にファンを回すだけでも細かなチリは取り除けますが、今回の様に汚れが目立つ場合は「クリーニング機能アンド連写」を複数回試す事で汚れが取れる場合もあります。
1ヶ月に一度くらいこのFUJINを使って掃除すれば細かなホコリも除去されて快適に使えそうだと思いました。ガッチリこびりついた汚れは、、、このFUJINだと取れないので、新しいカメラと一緒にFUJINを買って定期的に使うことで長く綺麗な状態で保つことが出来そうですね。それじゃ!また!
※新型も発売になりました。