深圳にある光学メーカー銘匠光学のレンズブランド「TTArtisan(ティーティーアーティザン)」から発売された「TTArtisan 50mm f/1.2 C」を購入しました。開放F値1.2の大口径レンズで、価格は驚きの13,950円です。MFのレンズになりますが、高級感のある仕上がりで写りも良く大満足です。ちなみにZマウント版は5月13日に発売された新製品になります。
TTArtisan 50mm f/1.2 C:Nikon Z50
パッケージを開封すると、レンズ本体、説明書、保証書が入っていました。レンズキャップはメタルのネジ込み式です。
以前レビューを書いた「TTArtisan 35mm f/1.4 C」のレンズキャップは中心部分にTTArtisanのロゴが入っていましたが、こちらはロゴにプラスしてレンズ名まで書かれています。個人的にはロゴなしの真っ黒がよかったかな。
レンズ構成は5群7枚、絞り羽根は10枚です。
絞るとこんなこんな感じの形になるので、ボケも星のような形になります。
中央部の解像度と絞りによるボケの変化については、公式サイトの画像が分かりやすかったのでこちらをチェックしてください。
画像引用:https://www.amazon.co.jp/gp/product/B093GFL1SL/
レンズの操作性もなかなかいい感じでした。絞りリングは適度なクリック感があり、フォーカスリングも滑らかです。
マウント部分も金属製で安心感があります。それではNikon Z50に装着した雰囲気をご覧ください。
Nikon Z50のコンパクトなボディに似合うデザインです!しかし…Z50が軽すぎるのでレンズを装着するとフロントヘビーになってレンズ側に傾いてしまいます。この写真は底面にアルカスイス互換のプレートを装着しているので安定しています。
実際に撮影するとピントリングも回しやすく、使いやすい組み合わせでした!ということで…試し撮りをしてきた写真を何枚か貼っていきます。
TTArtisan 50mm f/1.2 C:作例写真(Zマウント)
まずは開放1.2を使って室内で試し撮り。ちょっと変わった色味になっていますが、これはZ50のピクチャーコントロールを使いました。それにしても開放1.2はインパクト抜群ですね!APS-Cセンサーのカメラでも思いっきり背景がボケます。
フルサイズ換算76mm相当のレンズになるのでポートレート撮影などで使ってもいい感じの画角です。今回はポートレートの作例がないので…原付スクーターで代用です(笑)
開放で撮影すると背景の玉ボケがキレイですね。できれば開放ばかりで撮影したい気持ちになりますが…自分が使っているNikon Z50はシャッタースピードが1/4000秒までしか対応していないので晴天の屋外だと難しかったです。
安いレンズとは思えないほどの写りです!Nikon Z50は純正のAPS-Cレンズが2本しかないので…こういった安いレンズがあると楽しさが倍増します。
開放付近ばかり使いたくなるレンズですが、少しだけ絞ってあげるとここまでシャープな写りをします。純正のキットレンズとは違った写りが楽しめるので、Nikon Z50ユーザーは要チェックですよ。
まとめ
F1.2という大口径が魅力のレンズですが、実際の撮影では少しだけ絞ってF2〜2.8くらいで使うのがベストだと思いました。今回の撮影は試し撮りだったので、梅雨が終わったらポートレートや夜の街なども写して楽しみたいと思います。それじゃ!また!