トラックボールを使い続けて5年になりました。最初はマウスの方が便利だし使いやすいと思っていましたが、トラックボールは親指でボールを動かしてカーソルを操作するので、手首や腕が疲れにくく、長時間パソコン仕事をする方だったらその効果を実感するはず。
で、自分がメインで使っているのは「MX ERGO」になります。ロジクールから2017年に発売されたトラックボールで、現在のAmazon価格は12,800円と気軽に買えないお値段です。
これからトラックボールを買おうとしている方だったら、半額以下で買える「ERGO M575」とどっちを買ったらいいのか迷うと思うので、メリット・デメリットを含め2機種を比較してみようと思います。
ロジクールのトラックボール「MX ERGO」と「ERGO M575」を比較
今回の記事では、実際に「MX ERGO」と「ERGO M575」を比較して、使い心地や機能の違いなどをチェックしていきます。まず、上の画像ですが、どちらも純正のボールではなく『ぺリックス PERIPRO-303』という他社製の交換用ボールを装着しています。純正のボールより滑りが良く、なおかつ自分の好きなカラーリングにカスタムできるのでおすすめです。
製品名 | MX ERGO |
M575 |
サイズ | 61.7 x 112.8 x 38.4mm | 100 x 134 x 48mm |
重さ | 約263g | 約145g |
総ボタン数 | 8 | 5 |
カスタム可能なボタン数 | 6 | 3 |
接続台数 | 2台 | 1台 |
電源 | バッテリー(最大4ヶ月) | 乾電池(最大24ヶ月) |
どちらもロジクール製のトラックボールになるので、似たようなデザインです。本体を手のひらで包み込むように持って、親指でボールを動かし人差し指や中指で各種ボタンを操作します。
通常のマウスとは違う操作感なので、慣れるかどうか「価格の安いM575」で試すのもありだと思います。個人的には「MX ERGO」がオススメなんですが、発売が2017年と少し古くなってきたので、そろそろ後継機が発売されそうな気もします。ですから、タイミング的に迷うところですが、自分なら「MX ERGO」を買っちゃうかな。
カスタム可能なボタンの数
「MX ERGO」が便利なポイントは、カスタム可能なボタンの多さです。「M575」は、左右のボタンと「進む」「戻る」ボタンがあるだけのシンプルな構成ですが、「MX ERGO」にはカスタム可能なボタンが6個もあるんです。
専用アプリを使って、自分好みの設定に細かくカスタムできるので、これに慣れると他のマウスが使えなくなるレベルです。(※ボタンカスタムはアプリケーションごとに変える事も可能)
これに対して「M575」でカスタム可能なボタンの数は3個です。
さらにポイント&スクロールの設定も「ポインタの速度」しか設定できないので、スクロールのスピード、スクロールの方向なども設定可能な「MX ERGO」と比較すると少し使いにくいんですよね。
MX ERGOは角度調整が便利
「M575」も傾斜が付いていて持ちやすいデザインですが、「MX ERGO」はプレートを使って「0°」「20°」の2段階での角度で調整が可能です。
これは人によりますが、自分はMX ERGOの20°の傾斜が好きです。長時間の作業だったらMX ERGOの方が持ちやすく手首が疲れずオススメ。
電池寿命について
次に電池寿命ですが、「M575」は乾電池駆動で最大24ヶ月動きます。(※USBレシーバーによる無線接続で24ヶ月、Bluetooth接続で20ヶ月)これは素晴らしいです。ほとんど電池を気にせず約2年使えるんですから。しかし、「MX ERGO」は充電式で約4ヶ月になります。しかも…
「MX ERGO」の充電端子は「Micro-USB」なんです。2017年に発売されたデバイスなので仕方ない部分なんですが、後継機はType-C端子にしてもらいたいです。
ERGO M575はこんな人にオススメ
ここまでは「MX ERGO」を激推ししてきましたが、「M575」がダメというわけではありません。機能はシンプルですがトラックボールの使いやすさは味わえますし、接続するパソコンが1台で、なおかつ持ち運ぶという方だったら約145gと軽い「M575」がオススメ。
何より約5,000円(M575ブラック・Amazon価格)と価格が安いので、トラックボール初心者だったらこちらでも満足できると思います。ただし、最終的に「MX ERGO」を欲しくなる可能性はあります(笑)
MX ERGOはこんな人にオススメ
自分はMX ERGOを使い続けて、これが2台目になります。高級なトラックボールになりますが、疲れにくいし、細かくカスタムして効率よく仕事をこなしたい方にオススメ。
デメリットとしては、長期間使うと外装がテカって汚く見えること、充電端子がMicro-USBなこと。これくらいでしょうか?
とにかく個人的には最強のポインティングデバイスだと思ってます。
まとめ
トラックボールは特殊で使いにくい。そんなイメージを持っている方も多いと思います。でも、実際に使ってみるとマウスより疲れないし、デスクの上は省スペースなるし、膝の上でも操作できるので電車の中やカフェなどでも便利に使えます。
最終的に「どっちがオススメ?」と聞かれたら、高いけど高機能な「MX ERGO」がやっぱりオススメです。気になった方はサイズ感などを含め、家電量販店などで実機をチェックするといいかも。すっと手に馴染んだら買いですよ(笑)それじゃ!また!