2021年に中古でNikon Z50のレンズキット(当時9万円!今考えると本当に安い)を買ってから、ほぼ毎日愛用してきました。傷も増え、バッテリードアがゆるくなるなど、すっかり年季が入った相棒になりました。
そんな中、待望の「Z50II」がついに発表!迷わず予約して発売日に手に入れました。重量は前モデルより約100g増えましたが、デザインも使いやすさも大幅に進化して、初日から大満足の使用感です。
Nikon Z50Ⅱ 開封してデザインをチェック
ニコン Z50IIはボディ単体で、公式オンラインショップのニコンダイレクトから購入しました。特典として「ND オリジナルカレンダー2025」も届きました。手ぬぐいにカレンダーがプリントされていて、可愛いデザインでした。
いつもはマップカメラで購入しますが、今回はニコンダイレクトを利用しました。3年安心サポート(スタンダード)が無料で付いてきたり、プレゼントキャンペーンがあったりと、公式サイトもなかなか魅力的ですね。
前モデルのZ50と比較すると、付属のアクセサリーが少なくなっていました。バッテリーチャージャーやアクセサリーシューカバーが付いてないので、これから買う方は注意してください。
Z50IIは、エントリーモデルながら、しっかりとした質感と上位モデルをコンパクトにしたようなニコンらしいデザインに仕上がっています。
背面にある操作ボタン類も、フルサイズ機と似た配置になりました。これなら、ニコンのフルサイズ機を持っていてサブ機としてニコン Z50IIを購入する方は安心ですね。
クリエイティブな撮影に便利な「ピクチャーコントロール」ボタンが追加されました。自分はRAW撮影はしない「JPEG撮りっぱなし派」なので、これは嬉しい進化です。
本当に地味な話ですが、Z50IIの距離基準マーク(センサー位置の場所が分かるマーク)は、小さな刻印になっています。ほとんどのミラーレスカメラの距離基準マークは白いマークで目立ちますが、Z50IIやZ6IIIはパッとみた感じは黒で目立ちません。これだけで全体なデザインがすっきりして見えるんです。
端子類はこんな感じ。もちろん「USB-C」対応です。これでやっとmicro USB端子から卒業できます!ただし、マイク端子の位置は自撮りで動画を撮るときに、少しだけバリアングル液晶にかぶる位置なので、もう少し上にして、カバーも別にしてほしかったですね。
Z50はチルト液晶でしたが、Z50IIはバリアングルモニターです。静止画撮影メインだとチルトが好きな方も多いと思いますが、ここは時代の流れだし、動画撮影機能もグッと進化しているので、これは正常進化だと思います。
ただし、バリアングル液晶は完全に正面を向きません。少し斜めになっているので、最初は違和感を感じるかもです。これは自分が使っているα7IVでも同じなので、普通のバリアングルだと仕方ないんですかね?
NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRを装着してみました。このレンズはサイズ感も使い勝手もZ50IIにピッタリです。レンズ自体が軽いので、100g重くなったZ50IIですが、この組み合わせだったら、ほとんど気にならないレベルです。
Z50とZ50IIを比較
ここまで、何度も比較している前モデルの「Nikon Z50」ですが、最新モデルの「Nikon Z50Ⅱ」と並べてチェックしてみましょう。もう、パッと見てZ50IIの方がカッコいいです。
上部から比較すると、ファインダー部分の飛び出し具合、グリップの形状がかなり違うのが分かると思います。これまで爪が当たっていたZ50と違い、Z50IIのグリップは深く、握りやすくシャッターボタンの位置も押しやすいです。
前モデルのZ50は、接眼目当て(DK-30)が着脱可能でした。自分は外れたり落としたことはありませんが、Z50IIの接眼目当ては本体一体型になっています。(ネジを緩めたら取り外せそう?)これにより、少しだけ液晶モニター側の出っ張りが少なくなっています。
これも地味な違いですが、ストラップ取り付け部の位置が微妙に変わりました。Z50は少し斜めに付いていて無理やりパーツを取り付けた雰囲気でしたが、Z50IIは真横に付いているので見た目もスッキリ、使い勝手も良くなりました。
あと、誰も気にしてないような違いだと三角環のプラスチックパーツが、Z50は「Nikon」と書かれたパーツでしたが、Z50IIは刻印がなくなり、その代わり吊り金具が干渉しないように溝があるタイプに変更されていました。
前モデルとの最大の違いは、背面の操作ボタン類だと思います。Z50は拡大やDISPボタンがタッチパネル内にありました。これが微妙に使いにくく、拡大は違うボタンにカスタムして対応していましたが、Z50IIは通常の位置(?)になりました。
ただし、Z50の操作に慣れていると「iボタン」の位置が全く違う場所になったので、最初は何度も押し間違えました。
Nikon Z50Ⅱ:作例写真
まだ、初日に少しだけ写真を撮っただけで、作例写真は少なめですが、新しく搭載された「イメージングレシピ」を使って、近所を撮影しました。自分はRAW現像しないので、カメラだけで雰囲気のある写真が撮れるのが便利だと思いました。
- Nikon Z50II
- NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
- K&F Concept ブラックミスト1/4フィルター
Nikon Imaging Cloudから有名なクリエイターが作成したピクチャーコントロールをダウンロードして、自分のカメラに取り込むことが可能なので、パソコンやスマホで色味を加工しなくても、パッと撮ってこんな雰囲気の写真が撮れます。これはマジで楽しいです。
しかも、カメラにレシピをインストールするのにSDカードなどは必要なく、スマホやパソコン側から操作するだけで簡単にインストールできます。
レシピを切り替えるだけで、夕方のような雰囲気や爽やかな色味を簡単に作れるのが楽しかったです。これまでニコン機で使えた『ピクチャーコントロール』とはまた違った、おしゃれなイメージが楽しめます。
バリアングルを採用したことで、縦構図の写真を撮りやすくなったのもポイントです。
今回の撮影は、新しく買った「K&F Concept ブラックミスト1/4フィルター」を使いましたが、ブラックミストの効果は1/4なので、そこまで強くないです。一部の写真はふんわりした写りになっていますが、どちらかというとブラックミストフィルターよりイメージングレシピの効果が強いと思います。
とにかく、今回の組み合わせなら難しいことを考えず、レシピを少し変えるだけで雰囲気のあるスナップ撮影が楽しめることが分かったので、これからZ50IIを使っていくのが楽しみです!
さらに、画像処理エンジンがフルサイズ上位モデルと同じ「EXPEED 7」になったことで、全体の動作が驚くほどスムーズに。起動もオートフォーカスも、Z50と比べて格段に速くなりました。作例はありませんが、美肌効果が追加されたおかげで、ポートレート撮影も一段と楽しくなりそうです。
Z50ユーザーにとって、Z50IIの進化はまさに劇的です。これで実売13万円くらいなら安いと思っちゃいます!
まとめ
わが家には「Nikon Z30」もあるので、一時的にですが、ニコンのDXフォーマット機(APS-Cサイズ)が3台になりました(笑)Z30はツマーが愛用してるので、しばらくしたらZ50を売却して、DXフォーマット機2台体制で写真撮影を楽しんでいこうと思います。それじゃ!また!(※動画撮影はSONYだけど)