以前から何度か記事にしていますが…ツマーの愛機は「エスピオミニ」というコンパクトフィルムカメラです。若い頃からずっと愛用しているカメラなんですが…一度ハワイの海辺で落下させて濡れてから少し調子が悪くなっていました。
その後オークションで二台ほどエスピオミニを落札して…三台を順番に使ってきましたが途中でフィルムが巻き戻される事があったりどれも調子が悪かったんです。
で、安心して使える完璧に動くエスピオミニが欲しくなったらしく…少し前に中古カメラ屋さんで売っていた綺麗な個体を購入しました。当時の定価より少し高いくらいでしたが…しっかり動く安心感を買った感じです。
当時の箱や説明書も付属していました。
エスピオミニはパノラマ撮影も出来るカメラなんですが、撮影途中にパノラマとノーマル撮影を切り替える事が出来ます。
スイッチをPにセットするとパノラマ撮影モードです。途中で切り替えが可能なので…写真屋さんが現像するときに困らないように「パノラマシール」が付属しています。
パノラマが混ざっているときに使うシールと、全部パノラマで撮った時に貼るシールの2種類です。黄色い紙に「旭光学工業株式会社」って書いてあるのが時代を感じますね。
それではエスピオミニの外観をチェックしていきましょう。まずレンズプロテクターに「75YEARS PENTAX」と書かれていますが、エスピオミニは1994年にペンタックス75周年記念モデルとして発売されたコンパクトフィルムカメラになります。
レンズは「ペンタックス 32mm F3.5 3群3枚 画角68度」です。ツマーはこの焦点距離がとにかく気に入っています。
ちなみにペンタックスはエスピオミニとほぼ同じ画角で使える「DA 21mmF3.2AL Limited」という一眼レフ用のレンズを発売していて、ツマーはPENTAX K-70でこのレンズを愛用しています。
またエスピオミニはレンズがいいだけじゃなく…コンパクトフィルムカメラにしては珍しいバルブ機能を搭載しているのもポイントです。
のちほど写真を載せますがエスピオミニにはシルバーとブラックの2種類があります。シルバーの方は…塗装がめちゃくちゃ剥がれやすいしプラスチック外装で安っぽいんです。
しかし…中をチェックするとフィルムレールは金属製になっています。見た目は安っぽいけど中身はしっかり作られたカメラなんですよ。もっと評価されてもいいカメラだと思うんですけどね。
シルバーに比べると中古の数が少なく外装も綺麗な個体が多いのが今回ツマーが買ったブラックのエスピオミニです。これもかなり綺麗なカメラでした。
またエスピオミニで壊れやすい箇所は…電池蓋です。ここも安っぽいんです。頻繁に開け閉めする事はありませんが…丁寧に扱うのがオススメ。ちなみに使用する乾電池はCR123Aです。
エスピオミニ:メイドインジャパンとメイドインフィリピンの違い
ここからはぐっとマニアックな話になりますが…わが家にある4台のエスピオミニですが底面に貼ってあるシールが全て違うんです。
まずはブラックのエスピオミニから。こちらの機種だけメイドインジャパンです。シルバーは全てメイドインフィリピンになります。で、よく見ると底面に貼られているシールが全て違うんですよ。
シールの貼ってある向きが違っているだけじゃなく文字列が違っていたり…黒色のシールがあったり微妙に全部違うんです。だから何だよって話なんですが…同じシールが1つもない事が驚きでした(笑)
それでは最後にツマーが最近エスピオミニで撮った写真を載せて終わりますね。
ペンタックス エスピオミニ(ESPIO MINI):作例写真
フィルムはSUPERIA X-TRA 400です。スナップでも室内のテーブルフォトでも雰囲気のある写真が撮れていると思いました。あまり明るいレンズではありませんが背景も適度にボケていい感じに写ります。
ちなみに同じエスピオミニなんですが…今回買ったブラックのエスピオミニの方が何となくシャッターの動きがいい気がします。
ブラックのエスピオミニはヤフオクやメルカリで買うより高い価格でしたが…ツマーは満足していますしフィルムがある限りずっと使うんじゃないかな。買ってよかったと思いますよ。それじゃ!また!