スマホやタブレットを使いこなして、文章の入力は音声入力を主に使う子供たちも増えていますが、プログラミングの学習やゲームのチャットなどでキーボードが必要になることもあり、そうなると通常サイズのキーボードを使うことも考えられます。
しかし、ローマ字の入力に慣れていないお子さまが普通のキーボードを使うと、キーボードのサイズは大きいし、キートップにアルファベットだけじゃなく、かな入力用の文字なども表示されていて戸惑ってしまいますよね。
今回、購入した「KEY PALETTO(キーパレット)」は、お子さまが正しいキー入力を楽しく覚えられるように配色やサイズをデザインした、学びの時間が楽しくなるキーボードです。
エレコム KEY PALETTO(キーパレット)レビュー
キーパレットは、大阪電気通信大学監修のもとエレコムが作った「正しいキー入力が楽しく覚えられる、パソコン学習用キーボード」です。子どもの手の大きさに合わせたサイズで、正しい指の位置を覚えやすいカラフルな配色になっているのもポイントです。
パソコンやタブレットでの学習には、親が使っているパソコンが「Windows」であったり「Mac」であったりと、さまざまな環境が考えられます。キーパレットの特徴は、有線接続モデル、Bluetoothモデル、USBドングルを使った2.4GHz無線接続モデルが用意されていることです。
特に、Bluetoothモデルには「Windows・ChromeOS用」と「iPadOS・iOS用」の2種類があり、キー配列はMac仕様になっているため、Macとも接続して使っても違和感がありません。今回購入したのは「iPadOS/iOS用」のモデルで、iPadで使うコンパクトで可愛いキーボードを探している方にもオススメです。
キーパレットは、ローマ字入力に必要な文字だけを取り入れたシンプルで直感的なデザインが魅力です。特に、Shiftキーとの組み合わせで打ち込む文字が四角で囲まれているのは、非常に分かりやすいポイント。このような工夫が、タイピングの学習をさらにスムーズにしてくれますよね。
カラフルな配色は、正しい指の位置を覚えやすいようになっています。また、アルファベットは読めても英単語になっていると読めないお子さまのために「よみがなシール」も付属しています。
この「iPadOS/iOS用」のキーパレットには、F1やF2などのファンクションキーがなく、代わりに明るさの調整、Siri(音声入力アシスタント)、音楽の再生やストップなどの機能を持つアイコンキーが搭載されています。もしアイコンだけでは分からない場合、付属のシールを貼って覚えるのもありだと思います。
キーピッチは17mmと、一般的な19mmよりも狭めです。ストロークは2.5mmとなっており、打鍵感は非常に軽いです。速いタイピングではミスが増えることがありますが、お子さまが軽い力でゆっくり入力するなら問題ないと思います。また、キーの中央が少し凹んでいるので指がフィットしてタイピングしやすいデザインになっています。
右上部には電源スイッチがあり、左側にはページアップ、ページダウン、スクリーンショットのキーもあります。初回起動時はすぐにペアリングモードになって、iPadと接続できました。
個人的にキーパレットが気に入ったのは「Caps Lock機能無効化スイッチ」です。
本体底面にCapsLockとControlキーを入れ替えるスイッチがあるんです。このスイッチを使えば、間違えてCapsLockを押して大文字ばかりになって焦ることもなくなりますし、キーボード操作に慣れている方であれば、小指の位置にControlキーがあると便利です。
また、ペアリング方法も大きく「escキー」と「enterキー」を同時に3秒長押しだと書いてあるので、違うデバイスに接続するときも分かりやすかったです。
単三電池1本で約2年も使えるそうなので、バッテリー切れの心配もなく長く使えます。また、左右にチルトスタンドがあるので、キーボードに角度をつけることも可能です。
さらに「ローマ字入力サポートカード」が付属していて、カードを立てて使えるようになっています。
裏面もあって、3種類のキーを使う文字も分かりやすいカードになっています。
見た目が可愛いだけじゃなく、初めてキーボードを使うお子さまのことを考えて作られたデザインになっていて、正直驚きました。
まとめ
11インチのiPad Proと接続してみました。これまでiPadとセットで持ち運ぶキーボードは、バッファローの「BSKBB500BK」を使っていました。めちゃくちゃ軽くて薄くてお気に入りでしたが…キー配列がWindowsやAndroid端末に最適化されたものだったので、iPadで使うと少しだけ違和感があったんですよ。
このキーボードとキーボードを比較するとサイズは大きくなりますが、iPadでの入力は完璧になりますし、なによりデザインが可愛いです。
重量は332gと比較的軽く、しばらくiPadとセットで使ってみようと思います。キーパレットは、子どものタイピング練習用キーボードとして優秀ですが、自分のようなマニアックな大人にもウケる可能性があります。
Amazonでの現在の価格は、Bluetoothモデルが4,526円でした。有線タイプは少し安かったりするので、ご家庭の機材に合わせて選んでくださいませ。それじゃ!また!