しばらく前にRainbow Moon Stoneのlomomariaさんから期限切れのフィルム「Lomography Cine400」を頂きました。映画撮影に用いられるシネフィルムを写真撮影用のカメラで使用できるように、35mmカラーネガフィルムに作り変えたという珍しいフィルムです。
映画撮影用フィルムされる感光乳剤を塗布しているという事で…「日常をまるで映画のワンシーンのように写し出す」と話題になったフィルムです。
期限切れのフィルムと書きましたが、発売は2014年なので予想より最近のフィルムでした。元がどんな色のフィルムだったのか分かりませんが…実際にカメラに入れてみると凄い色をしていました!
強烈な色をしたフィルムです(笑)紫というかピンクというか…とにかくこんな色のフィルムを見た事がないのでビックリでした!普通のTungstenとは別物なんでしょうか!?現像は通常のフィルムと同じC-41になっていました。
Lomography Cine400 Tungsten 35mm Film:作例写真
こちらが期限切れの「Lomography Cine400 Tungsten 35mm Film」で撮影した写真です。期限切れフィルムらしく粒子が粗くコントラストが低下。全体的に褪色しまくりです。上下には黄色いモヤが出現しています。
トイカメラであればカメラ側の光漏れを疑いますが…今回使ったのはメンテナンスをした35mm一眼レフミノルタ SRT101になります。
これは完全な予想ですが…フィルムが劣化して塗布された感光乳剤が剥がれてしまったのでは?と思いました。パトローネの穴っぽい雰囲気で等間隔で色味が変わっているようにも見えますし…とにかく不思議な写りです。
ただし…上下のモヤモヤはフィルムの後半になるとほとんど無くなります。狙って撮れるものではありませんが…偶然が生み出すこの雰囲気すごく好きです!
期限切れフィルムでポートレートを撮ると…失敗した時のショックが大きいのであまり撮らないんですが今回はいい感じに撮れました!
スマホアプリでフィルターをかけた写真とはやっぱり雰囲気が違いますよね。
先ほどフィルム後半はモヤモヤがないと書きましたが…後半は後半で絵画みたいな写りに変化していました。
フィルム1本で様々な写りを楽しめて…変な写りが好きな自分としては大満足でした(笑)ただし…二度と再現出来ないのが残念です。まぁ…それがフィルムカメラの楽しさだと思うんですけどね。それじゃ!また!