わが家の冷蔵庫には、期限切れの古いフィルムが大量にあります。自分で買ったものもあれば、友達から頂いたフィルムもあります。その中から「NEOPAN(ネオパン) 1600 Super PRESTO」というフィルムをPENTAX 17に入れて撮影してみました。
95年に期限が切れたフィルムなので、30年以上前に製造されたものになります。カラーネガフィルムの場合、ここまで古いものを使うと、退色したり、ノイズが酷かったりしますが、今回使った「ネオパン1600」は、モノクロフィルムです。ですから、色の劣化を気にする必要はありません。
期限切れフィルムを使う場合、感度の低下もあるので、10年ごとに1段明るく撮ると言われてます。今回はISO1600で30年前のフィルムなので、3段下げて撮影するとISO200になります。
しかし、どれくらいの雰囲気で写るのか分からなかったので、SNSで質問したら「400と200で撮り比べるといいかも」とアドバイスをいただいたので、半分はISO400で、残りはISO200に設定して撮りました。(thanks:@tayutau_tami)
PENTAX 17:期限切れNEOPAN 1600 作例写真
ネオパン1600は高感度フィルムですが、粒子感が滑らかで雰囲気のある描写が人気でした。上の2枚はISO400に設定して撮影したものですが、やっぱり当時のイメージよりノイズが多い仕上がりだと思います。これはハーフカメラだからでしょうか?
とはいえ、カラーネガフィルムと違って、モノクロだとノイズがそこまで気にならないものですね。
次の写真はISO200で撮影したものになります。ISO1600のフィルムなので3段下げて撮影したことになりますね。
ノイズはどちらの設定でも同じくらい出ているような気がするので、シャッタースピードが早くないPENTAX 17(1/350秒~4秒)で使うならISO200でいいかも。でも、次回はISO100でテストしてみたいですね。
そして、PENTAX 17のファーストロールでは、AUTOの設定を理解していなくてマクロ写真は全てピンボケの失敗写真になりましたが、今回のマクロ撮影は成功しました。
ピントがビシッと合うと、しっかりと背景もボケるし、予想以上の写りで驚きました!
テーブルフォトの距離は、まだ完璧につかめてないけど、慣れたらいい感じの写真が撮れそうでワクワクしています。
ここからは、SNS投稿用に2枚1組に加工した写真をアップします。今回は、普通に1枚ずつスキャンしてもらいましたが、ハーフカメラなので組み写真にしたくて試してみました。
今回、フィルムの現像をお願いしたのは「なら写真くらぶ」です。モノクロの現像だったので、トータル15日くらい時間がかかりましたが、露出オーバーだったコマがあったということで、別のスキャナーでのスキャン作業してくれたそうです。何度も利用していますが、価格も安いし細かい部分までチェックしてくれて親切なお店でオススメです。
まとめ
今回は30年以上前のフィルムを使って撮影した感想をブログにまとめてみました。フィルムは生ものなので、新鮮なフィルムを使うのがオススメですが…新品で買うと高いし、冷蔵庫の中のフィルムを使わないと、永遠にフィルムだらけの冷蔵庫になるので、どんどん消費していきたいです。それじゃ!また!