少し前に「写真のL判ってLサイズって書いてあるのに、一番小さいサイズですよね?なんでLサイズって言うんですか?」と聞かれました。L判は、昔のサイズに比べると大きいという事は知っていましたが、よく分からなかったので、詳しく調べてみました。
L判プリントのLサイズって何?
L判のLはLargeの頭文字
L判:89mmx127mm
サイズ表記でLと書いてあれば大きなサイズだと思いますよね。しかし写真をプリントするときのL判は名刺サイズよりは大きいけど写真屋さんだと小さなサイズです。DSCサイズというものもありますが今回はL判がどうしてLargeサイズなのか?少し書いてみたいと思います。
昔の写真サイズ表記(印画紙サイズ)
名刺:65mmx90mm
30切:76x112(全紙を30枚に切ったもの)
手札:83x108
白黒時代の写真サイズはこんな感じでした。もちろんこれより大きなものもありますが、昔はこの「手札」というサイズが主流だったそうです。その後カラーが主流になってくるとE判というサイズが登場します。
E判(economy):82.5x117mm(フチあり)
エコノミーサイズという名前になります。その後同じサイズでフチ無しのV判というサイズが登場します。
V判(victory):82.5x117mm(フチ無し)
「エコノミー判」の後に「ビクトリー判」が登場して、その後に登場したのが「L判」になります。E判やV判より一回り大きいサイズですから「Largeサイズ」で「L判」と名前になったそうです。小さいけどLサイズというネーミングはその前に小さなサイズの写真が主流だった時代があるからなんですね。
KG判のKGって何の略?
また、ポストカードと似たようなサイズで「KG判」というサイズがあります。このKGは何の略なんでしょうか?
KG判(king):102x152mm
こちらはキングサイズの略で「KG判」という名前になっています。そこまで大きくないのにキングサイズ?と思いますが、L判より少し大きいのでこんなネーミングになったんでしょうね。
デジカメで写真をプリントするようになってからはL判が安くてオススメですが、昔は様々なサイズがあったという豆知識でした!それじゃ!また!