PENTAX K-70にはデジタルフィルターという面白い機能が搭載されています。スマートフォンのアプリを使わなくてもトイカメラで撮ったような写真に仕上げたり、写真の中にある赤色の部分だけを残して他をモノクロに仕上げたり、様々なフィルター効果をカメラだけで楽しむことが出来ます。
PENTAX K-70:デジタルフィルター
K-70は防塵・防滴構造ボディで寒い場所でも使用可能だったり、アウドドアで撮影する時に活躍する一眼レフとしても人気がありますが、小型設計のボディはお散歩カメラとして使うのに最適だと思っています。
絞りやシャッタースピードを設定してガッツリ撮影するのも楽しいんですが…カメラ内に搭載されている面白い機能があるなら使わないと損!という事で今回は簡単にデジタルフィルターについて書いていきます。
まずこのデジタルフィルターは「撮影時に使えるフィルター」と「再生時に使えるフィルター」の二種類があります。撮影時に使えるフィルターは全部で9種類。
色抽出、色の置換え、トイカメラ、レトロ、ハイコントラスト、シェーディング、ネガポジ反転、ソリッドモノカラー、ハードモノクローム
まずは撮影時に使えるフィルターで遊んでみるのがオススメです。個人的に気に入っているのはトイカメラや色抽出といったエフェクトです。
PENTAX K-70:トイカメラ
よく晴れた日の屋外で使うとポップで可愛い写真が撮れるのでお気に入りです。公園や遊園地などで使うのがオススメ。
PENTAX K-70:色抽出
この写真は「色抽出」というデジタルフィルターを使って赤色だけを残して他をモノクロにしてみました。この写真をカメラ内で再生して、さらに「色の置換え」というデジタルフィルターを使ったのが次の写真です。
PENTAX K-70:色の置換え
そうなんです、実はこのカメラのデジタルフィルターは…特殊効果を重ねる事が可能なんです。1枚につき最大20回の重ねがけが可能になっているので、次々とエフェクトを重ねて面白い写真をカメラ内だけで作り出すことが出来るんです。
PENTAX K-70:再生時に使えるフィルターの使い方
撮影した写真にデジタルフィルターを使いたい場合は、画像を再生し本体のWBと書かれたボタンを押します。
次の画面で「デジタルフィルター」を選択し…
撮影した画像で使いたいエフェクトを選択します。エフェクトの強度や様々な設定はINFOボタンを押して詳細設定から行うことが可能です。再生時だけ使えるエフェクトもあるので…合計すると全部で21種類のフィルターがあります。凄い数です。
再生時に使えるフィルター
ベースメイク、ドラマチックアート、デッサン、水彩画、パステル、ポスタリゼーション、ミニチュア、ソフト、クロス、フィッシュアイ、スリム、モノトーン
カメラだけでコレだけ多くのエフェクトが楽しめるんです。これは「使わないと損!」って思いますよね(笑)最後に数枚PENTAX K-70のデジタルフィルターを使った写真を載せておきます。
PENTAX K-70:レトロ
PENTAX K-70:ハイコントラスト
PENTAX K-70:水彩画
PENTAX K-70:ネガポジ反転
お散歩しながら「この被写体はトイカメラエフェクトが似合いそうだな」とか「こっちは後でドラマチックアート加工にしよう」などなど考えながら撮影するのも楽しいと思います。K-70をお使いの方で一度もデジタルフィルターを使ったことがないという方がいたら是非お試しを!それじゃ!また!