ケンコー・トキナーから発売された「ノスタルトーン・ブルー」というフィルターを購入しました。ノスタルトーン・ブルーは人気フォトグラファーAkine Cocoさんが監修した製品で、アニメのワンシーンのようにノスタルジックな表現を可能にするフィルターになります。
価格はフィルター径によって変わりますが、自分が買った67mmはコジマ楽天市場店で5,780円(税込)でした。(Amazonの方が安い!)
ノスタルトーン・ブルー(NOSTALTONE BLUE):レビュー
今回レビューするのは「ノスタルトーン・ブルー(NOSTALTONE BLUE)」という商品ですが、もうひとつ「ノスタルトーン・オレンジ(NOSTALTONE ORANGE)」というフィルターもあります。単純にオレンジとブルーの違いではなく、微妙に光の拡散効果やニュアンスが違うので、気になった方は特設サイトから効果を確認してから買うのがおすすめ。
シャドウを明るくすると同時にハイライトを抑え、やわらかいトーンでノスタルジックな描写にします。隠し味的にブルーの色味が含まれます。
パッケージには、こんな文章が書いてありました。思いっきりブルーに染まるわけではなく、隠し味的にブルーの色味が含まれるのが特徴です。とはいえ、実際にフィルターを確認すると、うっすら青緑っぽく反射しているのが分かりました。
フィルターは薄枠で「NOSTALTONE」と書かれたフォントは、しっかりとデザインされています。こういった細かい部分までこだわっているのは好印象です。それでは、実際にノスタルトーン・ブルーを使って撮った写真をアップしていきます。
ノスタルトーン・ブルー:作例写真
今回使ったカメラは「SONY α7IV(ILCE-7M4)」レンズは「SIGMA 28-70mm F2.8 DG DN | Contemporary」になります。作例写真は全てJPEGの撮って出し。α7IVのクリエイティブルックをあれこれ変えて撮ったものになります。
実際に使ってみた感想としては『うっすら青いブラックミストフィルター』というイメージでした。ただ、説明文にあったように思いっきり色カブリするわけではなく、カメラの設定次第ではあまり効果を感じない時もあります。でも、それが楽しいです。
爽やかでふんわりした写真が好きな方だったら、ノスタルトーン・ブルーの作り出す世界観にハマるはず。
難しいことを考えず、パパッと撮るだけで、やさしくふんわりした写真が撮れます。
光の拡散効果があるので、金属などが反射している部分が少しふんわりします。また、このフィルターはコントラストを抑える効果もあるので、少し彩度高めの設定にするとちょうどいい感じに仕上がります。
α7IVのクリエイティブルックであれば、VV、VV2、SH、このあたりを使うとそれっぽく仕上がりました。ただし、SHを使う場合は露出をグッと下げないとホワホワになりすぎちゃいます。
ノスタルトーンの特徴の一つは、太陽の光がガラス表面に反射するとドラマチックな光のリングやゴーストが現れることです。しかし、今回の試し撮りは正午近い時間帯だったので、太陽の位置が高すぎて、上手にゴーストやリングを出すことができませんでした。
ちなみに光のリングに関しては「ノスタルトーン・ブルー」より「ノスタルトーン・オレンジ」の方が出やすいということなので…オレンジも買って試してみようか迷ってます。
α7IVのSHを使うと、普通でもふんわりした写真が撮れますが、ノスタルトーン・ブルーを組み合わせると絶妙な色味になるんです。
ただし、こんな雰囲気の写真ばかりだと飽きる気もしますよね?(笑)大丈夫です。このフィルターは光の反射が少ない場所でカメラをノーマルに近い設定にすると普通の写真も撮れます。
同じカメラ、同じレンズ、同じフィルターなのに、設定を少し変えるだけでバラエティーに富んだ写真が楽しめます。これがノスタルトーン・ブルーの魅力かも。
いつも使っているα7IVですが、ノスタルトーン・ブルーを装着するだけで、新しいカメラを買ったような新鮮な気持ちで撮影することができました。めちゃくちゃ楽しかったです!
まとめ
ノスタルトーンフィルターは、一般的なフィルターと比較すると価格が高めです。ですから、欲しいけど迷っちゃう。そんな人もいると思うんですよ。分かります。自分も迷いましたから(笑)
でも、実際に使ってみたら「買ってよかった!」そう思えるフィルターでした。特にブラックミスト系のフィルターが好きな人だったら、絶対ハマると思うのでチェックしてくださいませ。それじゃ!また!