ついにというか…今さらというか発売からしばらく経過したAppleのノイズキャンセルイヤホン「AirPods Pro」を購入しました。発売時は品切れが続くほどの人気でしたが、現在はどのお店でも普通に在庫があるようです。自分はApple Storeで購入しましたが注文した翌日に届きました。
ご存知の方も多いかと思いますがAirPods Proはノイズキャンセル機能を搭載したApple純正の完全ワイヤレスイヤホンです。通称「耳うどん」と呼ばれている無印AirPodsと比較するとデザインも一新されスタイリッシュになった印象です。
そしてノイキャン性能が抜群なのも知っていましたが…実際に使ってみないと分からないものですね。正直「想像以上」でした。装着した瞬間に環境音が自然にスッと消えるんです。これは格安のノイキャンイヤホンでは味わえないレベルの高さだと思います!
AirPods Pro レビュー
まずはAirPods Proを使ってみたファーストインプレッションを簡単にまとめておきます。
- ノイキャン性能抜群!
- Apple製品との接続が簡単
- 複数機器との切り替えも簡単
- 軽い付け心地で疲れにくい
- 音質はまぁまぁ…
- 価格も高いよね…
メリット、デメリット入り混じった感想なんですが…トータルで考えるとiPhoneユーザーであれば大満足のノイキャンイヤホンだと思います。という事で開封して本体のデザインや付属品などを紹介していきます。
AirPods Pro:同梱品など
イヤホン、充電ケース、USB-C – Lightningケーブル、交換用イヤーチップです。
USB-C – Lightningケーブルが付属していますが、充電アダプタなどは付属していないので自分で用意する必要があります。ちなみに有線で接続して充電するだけじゃなく、Qi対応の充電パッドを使った「ワイヤレス充電」にも対応しています。ワイヤレスで充電出来るのは予想以上に便利です。
交換用のイヤーチップも付属しています。本体にデフォルト状態で装着されているのが「Mサイズ」で、その他にSサイズ、Lサイズが付属しています。ちなみに今までApple純正のイヤーチップを注文する場合はサポートに連絡するなど手間がかかりましたが、本日より公式オンラインストアでの注文が可能になりました。
S、M、Lの3サイズで、価格は900円(税抜)で2セット入って販売されています。これは嬉しい。
サイズのあったイヤーチップを選んで音質向上
本体デザインはこんな感じです。イヤーチップが付いたカナル型になっているので以前のAirPodsと比較すると密閉感が増した付け心地になりました。自分は以前の開放型だと耳から落ちやすく不安だったので敬遠していましたがカナル型なら安心です。
ただ…同じカナル型のワイヤレスイヤホンでも本体サイズが大きく重いものだと歩いている時など落としそうで不安になりますが、AirPods Proは非常に軽いイヤホンなので不安感も少ないと思いました。実際に軽いジョギングを試してみましたが不安感なく使用出来ました。
イヤーチップの交換ですが、少し力を入れて取り外す必要があり初回は不安でしたがすぐに慣れました。そしてイヤーチップの装着状態ですがiOS側にテスト機能が搭載されているので、最初にチェックするのがおすすめです。
自分の場合は、MでもLでも「密閉されています」と表示されましたが…実際に音楽を聴くと明らかな差がありました。Mサイズだと低音の聞こえも悪く、中音域、高音域の抜けが悪くシャリシャリした印象でしたが、ジャストサイズのLに変更したら音質がグッと向上しました。
AirPods Proの操作性について
AirPods Proはタッチパネル搭載ではなく、感圧センサーを使う事で「再生・停止」などの操作を行います。本体に少しだけくぼんだ部分がありますが…ここをつまんで操作します。押し込むと「カチッ」と電子フィードバックがあるので予想以上にわかりやすいです。
実際に使ってみるとタッチパネルより使いやすいと感じる場面も多かったです。例えば歩きながら装着感が気になった場合に本体を触って奥に押し込んだりしても誤操作する事がないので安心でした。
ノイズキャンセル機能と外部音取り込みモードの切り替えも、感圧センサーを長押しで切り替え可能です。自分はノイキャン機能と外部音取り込みを切り替える事が多いので地味に便利だと思いました。
ノイキャン性能、外部音取り込みモードについて
様々なイヤホンやヘッドフォンを使いレビューを書いてきましたが、それぞれ個性があります。その個性が際立っていると「◯◯が最高なイヤホン」と評価されますが…AirPods Proは「ノイキャン性能が抜群のワイヤレスイヤホン」と口コミが多く、どのレビューでもノイキャン性能を褒めています。
自分はBOSEのQC35というノイズキャンセルヘッドフォンを愛用していて、ノイキャン性能にも満足しているのでAirPods Proのノイキャンにあまり期待してなかったのですが…実際に使ってみると驚きました。
とにかく自然なんです。無音状態でもホワイトノイズは気にならず、車の走行音やエアコンの音、換気扇の音などなど…様々な環境音だけしっかりとシャットアウトしてくれます。
そして…電車内のアナウンスを聞きたい時や、誰かと会話する時は「外部音取り込みモード」に切り替えるんですが、これがまた優秀でした。
外部音取り込みモードにした状態であれば、音楽を聴きながら家族と会話する事も可能です。普通のカナル型のイヤホンであれば密閉感があるので、誰かと会話しようと思ったら自然に声が大きくなりますが、AirPods Proの外部音取り込みモードを使うと自分の声も拾ってくれるので、自分の声が大きくなる事もなく自然に会話する事が出来ました。
簡単に複数の機器で切り替え可能!
またMac、iPad、iPhone、これらの機器でAirPods Proの切り替えが非常に簡単なのも魅力です。今まで使っていたワイヤレスイヤホンの多くは、複数の機器を切り替えて使うのが苦手でした。
しかしAirPods Proは再生をストップした状態でBluetooth設定から「AirPods Pro」を選択するだけであっという間に再生機器が切り替わります。他のイヤホンだと一旦Bluetooth機能をオフにして、もう片方のイヤホンに切り替える、といった手間がかかるものも多いので…これだけでもかなり時短になります。
また、Macで音楽を聞いている最中にiPhoneで着信があり通話したんですが、何も設定してないのに自動的にAirPods Proでの通話に切り替わったのは本当に感動しました。
最初のペアリングもフタを開いてiPhoneに近づけるだけで簡単なのもApple純正品ならではだと思います。
AirPods Proの電池残量をチェックするならウィジットがおすすめ!
AirPods Proを使っていてバッテリー残量が気になった時…AirPods Proがケースに入った状態でiPhoneに近づけフタを開くと画面上にバッテリー状態が表示されます。
これでもいいのですが…1番簡単だと思ったのはiPhoneの画面を左にスワイプすると現れるウィジットを使う事です。ウィジットの中に「バッテリー」という機能があるのでオンにすると…
こんな感じでケースの電池残量、左右別々の残量などが細かく表示されます。ちなみにバッテリー残量ですがAirPods Proを使っている状態によって表示が変わります。耳に装着した状態でウィジットを表示するとこんな感じになります。
使用時は左右セットでの残量が表示されます。AirPods Proはとにかくバッテリー残量がとても分かりにくいので…ウィジットに「バッテリー」追加はAirPodsユーザー必須だと思いました。
AirPods Proの音質〜まとめ
最後の最後になりましたが…AirPods Proの音質は中の上くらいだと思います。他社の3万円以上するワイヤレスイヤホンと比較すると最高とは言い難い音質です。特に中音域と高音域が抜けが悪いし音の広がりもあまり感じないんですよね。
とはいえ…自分がAirPods Proを買った理由はデザインでもなく、音質でもなく「iPhoneユーザーの多くが使っているイヤホン」というのがポイントでした。このあたりはYouTubeにアップしたレビュー動画でも話しているのでお時間のある方はチェックしてくださいませ。(※自分がAirPods Proを購入した最大の理由は 07:49 あたりから話しています)
全体的に満足度の高いAirPods Proですが…もう少し安ければ最高だと思いました。3万円のイヤホンって気合を入れないと買えない人が多いと思うので。でも至高のノイキャン性能とApple製品との素早い連携は3万円出す価値はあると思います。以上、AirPods Proを使ってみたファーストインプレッションでした!それじゃ!また!