上下左右にレンズの傾きを変えることで、ピントの合う範囲を変更できる「ティルトレンズ」をご存知でしょうか?極端にピントの合う範囲を狭めることで風景をミニチュア風に見せることも可能なレンズになりますが、用途が限られるため購入するユーザーは少なめな印象です。
今回紹介する「GIZMON Miniature Tilt Lens」は、フルサイズセンサーに対応したF1.6の焦点距離50mmのティルトレンズ(ソニーEマウント用)になり、価格は驚きの14,000円(税込)です!めちゃくちゃ安いので、気軽にティルト撮影が気軽に楽しめるのが特徴です。
ということで、発売元のギズモショップさんからレビュー用にGIZMON Miniature Tilt Lensを送ってもらったので、実際に使ってみた感想や作例をアップしていこうと思います。
GIZMON Miniature Tilt Lens(ミニチュア ティルトレンズ):レビュー
GIZMON Miniature Tilt Lensのパッケージはこんな感じです。それでは開封して中身を確認していきましょう。
中にはレンズと説明書が入っていました。ミニチュア風写真を撮る方法、手前から奥までピントが合った写真を撮る方法、この二種類の撮影方法が書かれていました。
レンズキャップはねじ込み式になっています。
フィルター径は43mm、絞りはF1.6-22、レンズ構成は5群6枚。
上から、絞りリング、フォーカスリング、ティルトリングの順番です。ティルトリングを緩めると上下左右にレンズの傾きを変えることができます。
それでは実際にソニーのフルサイズミラーレスカメラ「α7C」に装着してみましょう。
コンパクトなレンズになるのでα7Cくらいのカメラで使うといい感じのデザインです。
上下左右15度まで鏡筒を傾けることが可能になっています。この傾きを調整しながら撮ることで面白い写真が撮れます。
GIZMON Miniature Tilt Lens:作例写真
GIZMON Miniature Tilt Lensは、ミニチュア・ジオラマ風写真の撮影に特化したレンズになっていますが、風景写真に限らず、独特のボケ味を活かした撮影が楽しいレンズだと思いました。
ティルトリングを緩めて、レンズをグルグル動かしながら、ピントの合う範囲を調整していくのは、これまで使ったどのレンズとも違う楽しさでした!
ただ、逆にミニチュア風写真を撮ろうと思うと、撮影場所や被写体をしっかり考えないとそれっぽい写真が撮れないのが難しいと思いました。
また、こちらのGIZMON Miniature Tilt Lensは動画撮影で使うのも楽しいレンズになっています。自分も少しだけ試してみましたが…今回の試し撮りではそれっぽい映像が撮れなかったのでギズモショップさん公式の動画を貼っておきます。
動画撮影では、タイムラプスを使うと面白い仕上がりになりそうですね!また、夜の撮影の方がそれっぽい雰囲気になりそうなので、今度試してみようと思います。
まとめ
GIZMON Miniature Tilt Lensは、12月3日からAmazonで発売がスタートしましたが、すごい人気であっという間に売り切れてしまいました。現在は、ギズモショップ公式サイトで予約販売の受付がスタートしているので、気になった方は早めに予約するのがおすすめです。
とにかく、このレンズでしか味わえない雰囲気の写真が撮れるので、これからしばらくはこのレンズで遊ぶ日々が続きそうです。それじゃ!また!