PENTAX 17を購入して、最初のフィルムを撮り終わりました。初めての撮影だったので設定は「AUTO」をメインで使いました。しかし、実際に現像した写真を確認すると、思ったより背景がボケていないし、そもそもゾーンフォーカスをマクロに設定したにも関わらずピントが合っていない…そんな写真が多かったんです。
PENTAX 17には「スタートガイド」が付属しています。撮影前に使い方を確認するために読みました。次の画像がスタートガイドに記載されている「フルオート撮影」の説明です。
このページには「ゾーンフォーカス」に関する説明がありません。ですから、オートでもゾーンフォーカスを使い、距離を測りながら撮影していましたが…公式サイトからダウンロードしないと読めない『使用説明書』を確認したら、自分の使い方が間違っていたことに気づきました。
フルオートで撮影する場合「ピントは、ゾーンフォーカスの設定にかかわらず固定」と書かれていました。さらに、AUTOは、ゾーンのマクロとテーブルフォトに対応していないので、被写体から1メートル以上離れて撮影してくださいとも書かれています。
また、AUTOは、被写界深度を深くしたパンフォーカス向けのモードになるので、背景をボカした撮影を狙いたい場合は、他のモードを使う必要がありました。だから、AUTOで撮ったマクロの写真が全てピンボケだったんですね。
次の写真は、フラッシュありのPモードで、ゾーンフォーカスは「テーブルフォト(0.5m)」に設定して撮りました。
AUTO以外のモードであれば、しっかりとゾーンフォーカスの設定が反映されるので、こちらは狙った場所にピントが合っていました。
もし、自分と同じようにPENTAX 17を使ってみたけど、ゾーンフォーカスが効かない。マクロでピントが合わないと思った方がいたら「AUTO」になっていた可能性があるので、まずはRICOHの公式サイトから「使用説明書」をダウンロードして、使い方をチェックするのがおすすめです。